こんにちは、音音です。
さて、我が家にはカメが3匹いるのですが、困ったことに全員エサの趣味がバラッバラ。毎回の食事には結構苦労しているのであります。
なぜか何よりも人工餌が好きな、トウブドロガメのおこげ。人工餌は食べるけど、気分とモノによって好き嫌いが激しいミシシッピアカミミガメうじきち。人工餌はほとんど食べないどころか、肉や魚介も食べないとなったら一切食べない偏食王、トウブドロガメざぶまる。
しかしやはり、人工餌はどうにかこうにかして食べてもらわないと↓
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この記事で獣医さんに言われた通り、年取ってから弊害が出てくるようなのです。考えてみれば、災害なんかがあって保存の効かない食べ物が手に入らなくなった場合や、どうしても人に預けなきゃいけなくなった場合にも困るし。
おこげはほとんど好き嫌いしないから問題ないとしても、とにかく他2匹、特にざぶまるにはどうにかして人工餌を口に入れてもらいたい。
ということで、いろいろ試行錯誤して↓
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人工餌の練り餌を作ってみたり、食べそうな↓
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人工餌をレビューしてみたりしてるわけです。今のところ、一番食べてくれた人工餌はキョーリンの「ひかりクレスト タートル」。
うじきち、おこげは非常によく食べます。人工餌をほとんど口にしないざぶまるですら、一瞬食いつきました。しかし、やっぱりまるはすぐに食べなくなっちゃったので、今はこれと鶏ささみで作った練り餌をあげています。
人工餌好きのおこげがこれと同じくらい食いつくのは、カメ飼いさん界隈では有名な食いつき抜群エサ、キョーリンの「カメプロス プレミアム」。
味はひかりクレストタートルとあまり変わりませんが、こちらの方がお魚臭強め。それでも、他のカメプロスシリーズよりはかなりお上品なかほりです。まるもこれの味は好きなようで、そのままあげても食べないけれど、練り餌を作ればよく食べます。
そのほか、まるがまれに食いついてくれる数少ない人工餌がこちら。
コメット「ニオイガメの主食」。沈下性で、深めの水で飼ってるカメも見つけやすいのが魅力的。ものすごくあっさりした味で、他の餌にあるような魚臭さがほとんどありません。人間的にはこの餌が一番おいしいのですが、なぜかこの餌、何とかまるが食べてくれたのに、人工餌好きのこげは食べませんでした。魚臭くないとエサだって認識できないのかな……。
それで言えば、最近与えてないけどこちらも比較的食べてくれたな。
キョーリン「カメプロス 沈下性」。カメプロスよりさらにお魚臭強めですが、レプトミンスーパーより生臭くはない。大スティックがあることを初めて知った。次のレビューはこれかな。
で、です。やはり、特にまるにはできるだけ、人工餌をたくさん食べてもらいたい。いろいろ試した結果、今カメたちにメインで与えている人工餌は「カメプロスプレミアム」と「ひかりクレストタートル」ですが、今回も新しい人工餌を試してみようと思います。
と言うわけでデン!!!
「セラ レプタイルプロ肉食性用nature」!
パッケージにいるのは可愛いアカミミちゃんかな? 肉食爬虫類専用、肉食の水棲ガメやトカゲ向けのフードです。内容量は1000mL、310g。結構でかくてずっしりしてる。
アカミミガメをはじめとしたメジャーな水棲ガメさんには雑食が多いですが、若い頃はお肉が好き、年取ってくると植物質のものもよく食べるようになってくる、というのがよくあるパターンのようで。考えてみれば人間だってそうだな。若い頃は肉いっぱい食えるけど、年食うとあっさりしたものがよくなってくるもんな。
特にうちにいるトウブドロガメは肉食性向が強いらしく、実際のところも牛肉は大好物です。うじきちも、アカミミガメとはいえまだ10歳そこいら。我が家に来て再成長を始めたので、お肉は好んで食べてくれます。だから、肉食性爬虫類向けのエサはきっと喜んでくれるはず。
成分はこんな感じ。タンパク質35.4%以上、脂質5.5%以上、繊維6.9%以下、水分6.0%以下、灰分8.6%以下、カルシウム1.6〜2.4%、リン0.8%以上。
原材料については、一番多いのがフィッシュミール、2番目からはずらりとデンプン類。
比較、カメブロスプレミアム。タンパク質はこちらの方が多いようですが、脂質はセラの方が多いですね。繊維はこちらの方がはるかに少ないようです。とにかく高タンパクなのがカメプロスプレミアムなのですが、セラの方が肉食向けなのに繊維分が多いのはなんでなんだろ。
比較対象その2、ひかりクレストタートル。タンパク質はカメプロスプレミアムと同じくらいだが、脂質はさらに少ない。そして、なぜか繊維分が多い。でも、セラほどは多くない。セラはこの二つと比べれば灰分と水分が少ないようですが、灰分ってどういう成分なんだろな……。
原材料は、カメプロスプレミアムよりこちらの方がセラに近いね。
原産国はドイツ。人工餌のレプトミンやビタミン剤のレプチゾル、カルキ抜きのレプトセイフでお馴染みのテトラ社本社と同じですね。
早速開けてみましょう。
な、なんかゴロゴロしている。でかい。結構ニオイが濃い。けど、見た目めっちゃ美味しそう……。
やっぱりゴロゴロしている。ドーナツ状になっていますが、これ外側と内側で違う種類の人工餌みたいです。外側は脂質とタンパク質、内側はビタミンとミネラルをメインに含んだ二層構造とのこと。なんて贅沢なんだ。しかしそれもそのはず、310gでお値段税込3100円。たっか!!! 計算したら、ひかりクレストタートルの5倍、カメプロスプレミアムの2倍する。
そんなに贅沢な餌、一体どんな味がするのでしょうか? 恒例の 実 食 !
あ、めっちゃ美味い……! すごくあっさりしている。ひかりクレストタートルほどクセがないわけではないけど、カメプロスプレミアムほど生臭くもない。デカいのでバリバリと噛みごたえがあり、焼いた小麦粉感の後から川魚のほろ苦味がふんわり主張してくる。
さて、これは果たしてカメにとっては美味しいのだろうか? ドイツの科学力、頑張ってもらおう。
さあ、まずおこげから。
おっ!! 食べてくれました!!
安定の食いつき。しかし、こげのお口には大きかったらしく、口からはみ出た半分くらいをバリバリ噛み砕き、ちぎって捨てました。よく見ると写真左上にプカプカ浮いてますね、食べ残し……。
しかし気に入ってはいるようで、ちゃんとエサを追いかけてますね。エサを食べたいところだけ食べて捨てるのは他のエサでも同じです。
見た感じこのエサのいいところは、形がデカい円盤状であること。カメプロスプレミアムやひかりクレストタートルのようにスティック状だと、水槽の壁面まで流れ着いた時に表面張力でなかなか上手につまめなくなるみたいなんですよ。この形だと、水槽の角にくっついてもつまんで食べやすいようです。
さて次、偏食王まるちゃんは食べてくれるのでしょうか……
あの、エサ入れましたよ。写真には写ってないけど。
え……いらないの? 見てるよね? エサ……
………………………え!?!? あの〜〜〜〜?? まさかの食いつく素振りゼロ!?!?
ドイツの科学力、偏食王の前に敗北。見向きもされませんでした。ああ、3100円の高級エサ。ああ……
気を取り直して、最後はうじきち。
……ですが、うじきちがセラを食べてる写真はありません。なぜなら、うじきちは人工餌を食べている時に人間(特に彼氏)の姿が目に入ると、求愛を始めてエサを食べなくなるからなのです。気づかれないように写真を撮ることは、今回ままなりませんでした。
しかし!!! 大事な情報をゲット。ひかりクレストタートルとセラを同時に同じくらいずつ入れたところ、
ひかりクレストタートルは全部食べたのにセラは残ってたらしい。ちなみにセラ単体であげた時は、あげ始めてから3日くらいでようやくちょっと食いついたとか。
というわけで、今回のまとめ。
我が家のカメたちが常用している人工餌、ひかりクレストタートルとカメプロスプレミアムと比較すると、
セラ < カメプロスプレミアム < ひかりクレストタートル
という感じでした。当然ですが、高級だから食いつきがいいわけではない。いくらうちのカメたちが肉好きでも、肉食向きの人工餌でも、食いつかないときは食いつかない。どうすんだよ、この量の高級エサ!!! 人生うまくいかねえな〜〜!!
今のところ、食いつき最高人工餌ロードを突っ走っているひかりクレストタートル。
安心と信頼のキョーリン、さすがキョーリン! これを読んでくださっているカメ飼いさんへ、我が家のおすすめは今のところダントツでひかりクレストタートルです。
今回はここまでにします。
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次回もぜひよろしくお願いします。