こんにちは、音音です。
前回はクリスマスローズを業者のように植え替えていましたが、春の作業はそれだけじゃ全く終わりません。次から次へと。毎日毎日。みんなかわいくて元気だからやってられるんだよお。
と、思っている間に、春が秒で過ぎ去って夏の暑さ。どうなってるん? 花粉に悩まされてもいい。春よ行かないで。音音には耐寒性があっても耐暑性はないのである。
あ〜〜〜らぁ……葉っぱがボロボロ。これはエピデンドラム、我が家唯一のラン科です。
職場に飾ってあった花束に入っていたエピデンドラムが、茎から「気根」という根っこを出したので、そこをちぎり取って持って帰ってきたのです。他の植物の上に根を張って育つ着生性のランは、そうやって空気中にピロピロ根っこを出すことがあるようですね。それを小さな芽として切り取って挿し芽し、うまく育てば、パッションカラーの小さな花がたくさんボール状に咲きます。
しかし、あったかくなったこのタイミングで、なぜ突然元気がなくなるのか……。冬の間も暖かい部屋でもりもり成長してたのに。日の当たるところへ出したから葉焼けかな? とも思うのですが、こいつを植えている水ごけ、そういえば半年くらい替えてない。傷んでるのかもしれん。
よし、替えるか。
引っこ抜いた。おお〜、根っこがピロピロ出ていますね。元気元気。よく成長してる! でも、水苔は特に傷んでる様子がない。悪くなった水苔は腐臭がするのですが、そんなこともなく……。まあいいや。古いのには間違いないし。
水苔除去してみました。立派な根だね。やはり、根が弱ってるようには見えない。
着生ランの栽培といえば、水苔に素焼き鉢。素焼き鉢は非常に通気性が良くて、普通の鉢植えに使うと土がすぐ乾くので、水の管理が大変です。それでとんと出番のない素焼き鉢ですが、こういう時に使うんだね、素焼き鉢って。
敷いていた鉢底石と、残った古い水苔のカスをキレイに洗い流し、
一晩かけて水で戻した水苔を、ボールにして根っこにあてがいます。その上からさらに水苔で周りを包んで玉にします。
この作業、以前コウモリランの苔玉を作る時、いい歳でガチ泣きしながら↓
togimarufriends.hatenablog.com
何度もやったので、もう手慣れたもんです。いや〜上手くなりましたねえ〜。醜態晒しただけあるわ。
それを、そのまま、素焼き鉢へスポッ!
隙間を残った水苔で埋めて、はい完成〜〜!! 葉焼けじゃなければこれで元気になるはず。よくならなければ葉焼け確定です。その場合は置き場所を庭から室内に移します。しばらくは様子見。
冬を乗り越えたルンギアクロッシー・マッシュルームプランツ。原産地パプアニューギニアでは雑草、というだけあって、冬の間も土の湿り気さえ切らさなければ、室内で冬越しできました。どうやら5℃くらいまでの寒さなら何とか大丈夫みたい。それよりも乾燥の方が嫌いらしい。
してこのルンギアクロッシー、レア植物すぎてネットにはほとんど情報がありません。なんの近縁種か調べてみたところ、出てきた種で聞いたことがあったものはなんとマングローブ。いや知るかよ。
つまり、雑草のタフさに甘えながら、何とかかんとか手探りで栽培しているところです。暖かくなったので雨の当たる戸外へ出したはいいものの、この後どうすればいいのかわかりません。ニューギニア出身ということは、高温多湿にはすこぶる強いと思うのですが……
そもそもこれが元気な状態なのかどうかもわかりません。でも、茎が伸びた先端の葉は、冬の間に色が薄くなってしまいました。
こんな感じ。葉は非常に硬いのですが、何かに食べられたのか、枯れて組織が弱ったのか、ちょくちょく穴が空いています。一方で、株の下の方から小さく脇芽が出てきているので
思いきって剪定してしまいましょう。小さくなりましたね。カワイイサイズの葉っぱがチョンチョンと出ているのが分かるでしょうか。これを伸ばして大きく育て直します。そんなに上手くいくかなあ……
冬の間、枯れて根だけになっていたキキョウが、ようやく芽吹いた。君、起きるの遅いんだね。
こちらはニチニチソウ。こちらも南国出身で冬にはすこぶる弱いはずなのですが、今年は暖冬なので、冬の間も日当たりのいい窓辺でたくさん花を咲かし、家中のいろんなところにタネを撒いてくれました。勘弁してくれ。大部分は掃除機に吸われたと思うが。
しかしやはり、冬の間に伸びたことと、買ってきた時から弱り気味だったので、少し枝が登頂しています。そのかわり、脇芽がたくさん出ていますので
小さな脇芽の上でカットカット!
こんなに小さくなりました。暑くなったらぐんぐんとこの芽から伸びるはずです。
わ、なんだこれ!? 突然庭にかわいいスミレが。何スミレだ。どこの馬の骨だ。スミレだっつってんだろ。ちょうど洗濯物干し竿の真下。そんなところにいたら踏んじゃうよ!
鉢上げするか。掘り起こそう。コンクリートの際に生えているので、土が掘れない!
結局、手で根っこをブチブチ引きちぎってしまう。
出ました。こんな小さな根っこ! を、あんな浅い土に張って、一生懸命生きていたのか。
ここにもおるな、スミレ。ここなんか、掘ったら地表1cmでコンクリートにぶち当たるんだけど。もう土なんか無いに等しい。それはただのコンクリートなんよ。
ベランダの コンクリートの隙間から そっと世界をのぞくスミレ。字足らず。いやはやたくましい。
目につくスミレを全部掘り起こしたら、3株ありました。ちょうど欲しかったんだよね、スミレ。いっぱい株を大きくして、花摘んで砂糖漬けにして、イギリスの貴婦人みたいにそれを紅茶に入れて飲むんだ。
スミレの土って何? あんなとこに生えてんだから雑草仕様でいいっすか? スタンダードに赤玉7:腐葉土3。元肥のマグァンプ。
たまたま昨日ホムセンに行ったら、弱ったマリーゴールドが売っていたので買ってきたんですよね。スミレのついでに植え付けよう。我が家のマリーゴールドの種は、蒔いたけど今年も発芽しませんでした。諦めます。
根っこは立派なんですよねえ。だから根詰まりを起こして、ポットの中で水を吸えずに弱ってしまってたわけか。広いとこに植えてあげようね。
水捌け重視でいきましょう。赤玉6:腐葉土3:川砂1。この間、ほぼ砂質の「サボテン・多肉の土」が大量に余っていることを思い出したので、川砂の代わりにそれ使いました。
植えました。
マリーゴールドは乾燥が好きなのですが、元気になると根っこも枝も非常によく伸びて、酷暑の夏にすごいスピードで乾燥しすぎてめちゃくちゃ萎れる、というのを去年学習しました。最近高温乾燥が続いていますし、土の配合を水捌け重視にしたので、表面に薄く腐葉土を敷いて乾燥しすぎ対策とします。
ブラ鉢だからそれすると蒸れすぎちゃうかなあ……まあいいや。梅雨前には腐葉土だけ撤去するか。
植わりました。花が悲しいことになっとる。はよ元気になれよ。
で、本題のスミレの鉢の完成図、写真撮るの忘れてるやん笑 お前はいつもそうだ。誰もお前を愛さない。
この間植えたスズラン、植えたそばから葉っぱも出す前に蕾をつけてしまったせいで、ほとんどの蕾が咲く前に枯れてしまった。結局一個しか咲かず。焦りすぎですよ。このド早漏さんめ。
えっ、またスミレ発見! 今度は本当にコンクリートの裂け目から生えてる!
ビニールハウスの裏にも!
うわあああ!! さっき植えつけたところなのに!! 終わりが見えない庭との戦い……
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。