こんにちは、音音です。
さて去年の冬前に、行きつけのホムセンでハーブ特集をしていたので、珍しいハーブをいっぱい買い込んだんですよね↓
togimarufriends.hatenablog.com
その中でも育て方が特殊で、もっとも日本の気候で育てるのが難しそうだな……と思っていたのが、ハイブリッド・フレンチタラゴン。フランス料理では「エストラゴン」と呼ばれ、ハーブティーよりも料理で重宝されるハーブですが……なんせ出身地が、北ヨーロッパからシベリア。高温多湿である日本の暖地とは真逆の気候です。
しかし、「ハイブリッド」とついてるタラゴンは、心配するほど弱くないのだとか。どれくらい高温多湿に耐えられるだろう、と期待していたところ……
春になった途端、大爆発。晴れてる日は毎日水をくれないとすぐ萎れちゃうぞ! と、この態度です。まあ、この時期に日中27℃とかあるからな。狂ってるとしか思えんもんな。お前もそうだろ?
しかし、春にその暑さでめちゃくちゃ元気なので、こいつは思ったより育てやすいな……と思っていた矢先、
あれ、枝先だけめちゃくちゃ萎れとる。何でや。水はあげてるやろがい。直射日光もそんなに当たってないでしょ。
ゲェェェエエ〜〜〜!!! アリがたかってる!!! 甘い汁の出る植物でもあるまいに、アリがたかっているということは……つ、つまり……
やっぱりな。よーーーく見ると、葉と茎の隙間にアブラムシが見えますね。あんま映ってないけどね。キク科ヨモギ属だもんなあ、アブラムシはつきやすそうですよね、なんとなく。
しかし株自体は非常に元気で生育旺盛、脇芽をたくさん出しています。せっかくなので脇芽を伸ばす目的での剪定も兼ねて、アブラムシのついたところは、脇芽の上で切り落としてしまいました。
しかし、元気な葉っぱも何かに食われとるな。アブラムシではない、何か大きな虫の食い跡ですね。
とりあえず困るので、薬を撒きましょう。ベニカシリーズから、成分ほぼお酢で大変扱いやすいものが出ていたので買ってきました↓
ま、いつも使ってる「ベニカマイルド」を切らしたうえ「やさお酢」が売ってなかったから買ってきただけなんですが……
この手の薬剤は、一度虫がついてからではあまり効果が期待できないけれど、予防にはそこそこの効果を発揮します。これで毎日〜2日に一回ずつ撒き続けましょうかね。
ところで切り落とした枝先なのですが。萎れているところは捨てたんだけど、少し長めに切ったので、元気な葉っぱも結構とれました。
とれたはいいんだけど、エストラゴンってどうやって使うの? よく知らない。ついでに味もよく知らん。とりあえず、使うまで保存しておきたいんですが……
手元に持っているハーブの図鑑によると、保存する時はオイルか酒に漬け込んで保存し、そのままドレッシングなどにしていただくらしい。なるほど〜。ではシェフ、お願いします。
まずはよく水で洗います。アブラムシついてたらイヤだから。洗うときに手でポンポン軽く叩くと、どんなハーブもよく香りが出るそうです。
葉をちぎって、
今回はオリーブオイルを使います。
葉がヒタヒタになる程度までつけ、ラップをかけて冷蔵庫で保存します。出番が来るまでしばしお休み。
2日後……
早速出番がやってきました。ニンニクを大1かけ、包丁の側面で軽くつぶして、保存したエストラゴンオイルに投入します。
すでに美味そうな見た目だけど、タラゴンの葉ってこのままでいいの……? 結構でかいけど。
まあいいや。さらに、ニンニクをフォークで潰します。
今回ドレッシングを使うのは、チーズと鯛のカルパッチョ。もちろん鯛は生き物たちのごはんの残りであります。ワインビネガーをキャップ1杯、
塩を少々。
蜂蜜ひと回し(のつもりが、音音が写真を上手く撮れなくてリテイクしたせいで、蜂蜜が予定の倍量入った)。
エストラゴンドレッシングを上からかける。
まぁぜまぁぜ……
うむ、刺激が足りない。ブラックペッパーを致死量入れます。
よく混ぜて、
完成〜〜〜〜!!! 本日のつけ合わせは、海老天、豆腐と納豆の寄せ揚げ、味噌汁、白米。では、 実 食 !!
ほえ〜〜〜なんか変わった味。ほんのり甘くてクセがある。東南アジアのお菓子に入ってそうな。このクセ、私が今まで食べたことあるものの中で一番近いのは……そうですね……ベトナムで飲んだハス茶かなあ。彼氏曰く「料理よりお菓子に合う味」とのこと。わかる〜〜……
まあ確かにクセは強いですが、少量だったのもあり、エスニックな風味でなかなか美味しかったです。フランス料理でよく出てくるらしいけど、一体どんな料理に使うのかね?
ちなみに、薬草としての効能には、ホルモンバランスを整えたり、体を温めたり、生殖器系の不調に効くということ。妊婦には禁忌です。ハーブティーにして、生理重めの時とかに飲んだらいいのかもしれぬ。
加えて、変わった味でいえば「豆腐と納豆の寄せ揚げ」も初めて食べました。が、これ大豆狂いにはたまらん美味さだった。毎日食いてえよ。
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。