のんのんのおうち大自然

カメと植物と生きものたち

初めてコケリウムを作ります

 

こんにちは、音音です。

 

さてこの間、死に物狂いでコウモリランを苔玉に植え付けていました↓

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その過程で、試行錯誤しながらやったもんだから、使わなかったコケがめちゃくちゃ余ってしまったんですよね。捨てるのはいくら何でも可哀想だし……さて、苔玉のほかに苔をかわいく育てる方法といえば?

苔盆栽。苔テラリウム。生き物水槽のレイアウト。いろいろあるようですが、今流行りの苔テラリウム……いわゆる「コケリウム」を作ってみようと思います。

というわけでデン!!!!

 

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これが彼氏が仕事で作ってきたコケリウムです。ガワは三角フラスコ、中で植物の重しにしているのは沸騰石。研究室で、科学者が端材を集めて適当に作ったような……なんというオシャレインテリアでしょう。

中に植わっているのは、チャセンシダやコツボゴケ。チャセンシダの葉っぱが、水滴を受けてキラキラ光っています。とてもキレイです。

写真ではフラスコの口が開いてますが、普段はここに木のボールを置いてフタにしています。ミニチュアとか作る用の、100均で売ってる木のボールです。

いいな〜、こんなコケリウム作ってみたいよお。

 

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はい。まず用意しましたのがこちら。コウモリランを苔玉に植えようとチャレンジすること二回目、↓

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苔玉を作ってみてから、「一本一本が小さいので苔玉にするとバラバラに分解するため、苔玉には不向き」ということが分かったヤマゴケです。いやほんと調べてからやれよな。

ちなみにヤマゴケというのも俗称で、正確には「シラガゴケ」とか「ホソバオキナゴケ」とかいう種類のことらしい。

で、そのとき使えなかったヤマゴケは、コケリウムでかわいく育っていただくのだ。

 

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こちらは、彼氏が冒頭のコケリウムを作ったときに買ってきて、余ったセット。奥の方のモソモソは全部コツボゴケですが、コケだけでなく、チャセンシダやトキワシノブなどの小さなシダ類、ウォーターコインのような水草もあります。シダや、陸で生きられる水草も、コケリウムにはもってこいのようです。


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こちらは、行きつけのペットショップのアクアコーナーでセールしていたコウヤノマンネングサ。色はあまりよくないけど元気です。


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今回、ガワとして使うのはこの瓶です。もちろん100均。蓋がかわいい。三角フラスコはおしゃれなのですが、瓶の口が細いので、初心者には作りにくいようです。なので、広口で深め大きめの瓶をチョイスしました。

これは普通のアルミ蓋ですが、本当はコルクの栓が一番通気性と密閉性のバランスがいいようです。なのでこの蓋は瓶に乗せる程度にして、密閉しないように管理しようと思います。


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オオオオオオオオオオオワアァァァァァァァァ!?!?!? なにやっとんじゃお前エエエエエエエエエエエエエエ!!!!!! そのプリプリの尻をしまえ!!!!!!!!


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失礼しました。彼氏の尻は素行が悪いんです。とりあえず土を作ります。

瓶の底に敷くだけなので、ごく少量でOKです。赤玉土8:川砂1:くん炭1。栄養分がなくて水はけのよい土なら何でもいいようなので、川砂やくん炭ではなく、鹿沼土などでもよいらしい。


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混ぜました。なんかこの光景、砂場のおままごとみたいですね。オラ! 今日の飯はこれだよ! さっさと食いな!


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瓶に入れていきます。


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1.5~2㎝くらいの深さかな。


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こんな風に、飾り石を置いてもよい。これは、カメの水槽に敷いてる低床の石の余りです。サイズにして、駐車場の石くらい。


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さあ、主役を植えていくよ。まずはコウヤノマンネングサ。


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ピンセットで茎の下を挿していきます。コウヤノマンネングサはコケの仲間なので、根っこがありません。ですから、本当なら湿った土の上に置いておくだけでも構わないのですが、なんていうか、それだと美観を損ねるので一応……木っぽく植えておきましょう。


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と言っても、根っこがないとやはり立たせるのが難しい。石で押さえてなんとか立たせます。ていうか、最初に霧吹きで土を湿らせてやればよかったんだ。


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次はチャセンシダでも入れようかな。


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思ったより大きいな……


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コウヤノマンネングサが引っかかってくっちゃくちゃ。


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なんとか入りましたが、コウヤノマンネングサが倒れちゃった。台風が去ったあとみたいになってる。


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隙間に山ゴケを敷き詰めていきます。かたまりでポンポンと置いていくような感じ。


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全部置けたら、霧吹きで中をたっぷり湿らせて


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側面のガラスについた水滴を、小さくちぎったティッシュで拭き取ります。この過程でまたコウヤノマンネングサを倒す。


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できました!


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うむ。上から見ると、ちょっと詰めすぎた感はあるけれども。成長して伸びてきたら、また中を整理してやらないといけないね。


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キレイに撮り直してみた。南の島っぽくしたかったんだけど、う〜〜〜ん………なんか………荒れ果てた無人島って感じだな……。まあ、初めてだからこんなもんじゃろう。


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私が作ってる間に、彼氏はだいぶ三角フラスコの中身を整理していたようだ。


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ついでにもう一個コケリウム作ってるじゃん。こちらは丸くてかわいいですね。

コケリウム、材料さえ揃えば想像以上に簡単にできました。これを、10℃を下回らない程度の暖かくて明るい日陰に置いておき、カサカサになってきたら霧吹きでたっぷり水をやり、同時に二酸化炭素の添加ということで、息をフーッと吹き込んであげます。そんな感じの管理でしばらく育ててみて、その結果どう成長してどう手入れしていけばいいのかは、また別記事にしようかな。

 

今回はここまでにします。  

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リトープスの帝王切開に挑戦します……

 

こんにちは、音音です。

 

さて、我が家の植物は100種を超えてまいりましたが、いくつか特別に扱いが難しい種類がありまして。一番はセリ科の植物たち。二番がこいつ↓

 

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リトープスです。アフリカのサバンナに生える、ナデシコハマミズナ科多肉植物。別名メセン。同じ科の仲間に、マツバギクアイスプラントコノフィツムがいます。

しかしこの写真、本来の姿とはだいぶかけ離れています。本当は、地面スレスレのところにちょこんと、石ころのような姿で生えているものです。石に擬態している。が、これはかなり徒長して、ビロビロに伸びています。

リトープスは面白いことに、この先端の二つに割れている部分が葉っぱです。元気だと、一年に一度この葉っぱがケツの割れ目から二つに\パカっ/と割れて、中から新しい葉っぱが出てきます。つまり、脱皮したような格好になるわけです。

しかし、このリトープスは葉っぱの部分が徒長しているせいで、体の中で新しい葉ができているのに、今ある葉の割れ目までそれが伸びてこれません。母ちゃんの股まで辿り着けねえのです。歯並びの悪い方ならきっと経験あると思いますが、永久歯が生えてきてるのに乳歯が抜けなくて渋滞している、そんなイメージに近い。

このままでは枯れてしまいます。困りました。リトープスは5株目、この子は一年半ほど生きているので、ようやく上手く行ったところなのです。植え替えるのも↓

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かなり怖かったし、なんならこの時は2株あったはずなのに、1株枯れちゃって今の状態なので……なんとかできるだけ長生きさせたいんです。

どうするか。治療法はひとつ。


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帝王切開です。今ある葉っぱをケツの割れ目のとこから切って、新しい葉を外に出します。というわけで、火で炙って消毒したハサミを用意しました。


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この角度から見るとなおのことよく分かりますね。真ん中のところが膨らんでいます。ここに新しい葉っぱができているので、比喩でなく妊娠しているような格好です。それではオペを開始します……


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ケツの割れ目に沿ってハサミを入れます。ど、、どこまで切ったらいいんだ?


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新しい葉まで半分くらいの位置まで切り、あとは手で左右に引っ張って裂いちゃう。めっちゃ青臭いし汁いっぱい出てくる。不安。でもこんなに中身がギッチリ詰まってるということは、元気な証拠だね。元気のないリトープスは、しわしわに萎んでいって、消えてなくなるからね。


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み、見えました! 赤ちゃんが!


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つりんつりんで可愛いです! 元気な男の子……女の子……しらんけど……


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もう一個の葉も剥きます。今更気づいたけど、これハサミじゃなくてカッターで切った方がきれいに切れたんじゃね?


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やべ……引っ張ったらちぎれちゃった……


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オペ終了。切ったりちぎれたりしたところからバイキン入ったりしなければいいが。このまま、しばらく水をやらずに放置します。切った古い葉が乾いてカサカサになったら、剥いて取ってあげようかな。それまでは経過観察です。


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2週間後。多肉植物、強い。水を体の中に溜めておくのが上手すぎて、古い葉っぱがなかなか乾きません。

でも、真ん中の新しい葉っぱは元気です。あれから全く変わらずツルツルのまま。成功と言ってもいいのか?

 

2ヶ月後。

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予後は順調です。古い葉がようやく少し乾いてシワシワになってきました。

 

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萎びてきたところを剥いてみた。きれいな緑だね。多分うまくいったね。でも、萎びててもちぎると中からジュワッと汁が出てくるので、多肉ってすごい。そりゃ水やりがいらないわけだ。

 

今回はここまでにします。

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畑の土、かんせ〜〜い!!

 

こんにちは、音音です。

 

さ〜〜て3月も半ばを過ぎました。あったかくなった! 春がきた! と思ったら次の日には0℃を切る……という、程度知らなさすぎの三寒四温のせいで、春の農作業は大幅に遅れております。

といえば、まるでちゃんとやる予定があったみたいですが、正直「まあ寒いし来週でいいや」の繰り返し。ぐうたらしている間に、以前作った↓

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ビニールハウス中の畑の土が、しっかり時間をかけて熟成(?)してきました。この時は苦土石灰とバーク堆肥を撒いて、土の酸度調整と、微生物さんの餌やりを行ったわけです。それからだいぶ経って、微生物さんが増え、石灰が馴染んできたんじゃない? というところで、今回は土づくり最後の工程。

肥料を撒いて混ぜ込みます。これが、石灰を撒いた直後に肥料を撒いてしまうと、石灰のアルカリと肥料分の酸が反応して、なんか有害物質が発生して不毛の地になってしまうらしいのだ。

というわけで俺は待った。1ヶ月も。ゴリラパワーくんを召喚、うち捨てられたスコップ一本を装備して出陣!

 

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(BGM:究極の聖戦/串田アキラ

 

まずは、畑を軽く耕します。


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ついでにサラダバーネットを植え替えなければいけないので、鉢から引っこ抜いて古い土も混ぜ込んじゃお。


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クリスマスローズも、大きいプランターに植わっていた子の元気がないので植え替えます。土をあけて、鉢底石だけもったいないから拾います。クリスマスローズはすごい毒草で、根が特に有毒なのですが、土捨てて大丈夫か? まあ、ええやろ。すでに他にも多分、毒性の強い植物いっぱい混ざっとるわ。毎年畑から生えてくるケシの仲間とかな。



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肥料はこちらを用意しました。骨粉入り油かすと、リン酸肥料。

骨粉入り油かすは、袋の表示を見ると、窒素:リン酸:カリウムが、5:4:1で含まれているようです。窒素は葉っぱに効く、リン酸は花と実に効く、カリウムは根っこと……ちょっとよくわかんない。窒素がたくさん入っているので、葉っぱをモリモリ出してほしい小さな苗の生育にはさそうですし、葉っぱを食べたいバジルやシソにはもってこいです。

でも、今年はここにトマトやトウガラシも植えたいので、リン酸もたくさんあったらいいなあ。骨粉入り油かす、決してリン酸が少ないわけではないのですが、なんだか良さそうなリン酸肥料があったので、追加で買ってきちゃった。

ビニールハウスの広さはちょうど2坪。骨粉入り油かすは、ちょうど2坪で一袋。リン酸肥料は、これでは2坪の広さ分にちょっと足りないくらいなので、きもちリン酸を増やしたいな……みたいな感じになってよろしい。そういうことにしよう。なんていい加減なんだ。


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まずは油かすを撒きます! オヒョ〜〜〜いい香り!! 香ばしい!! お腹空いちゃう!! つ・ち・食い・ね〜〜〜〜


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深いとこまでしっかり混ぜ込みます。


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土と混ざると、あの香ばしい金魚のエサみたいな香りが、これぞ「畑の土」って感じの香りになります。雨の日の土の匂い、あんなかんじ。


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次にリン酸肥料を撒いて、


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(どうせ撒くなら油かすと一緒に撒けば混ぜ込む作業一回で済んだな)


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混ぜ込みます。すまん彼氏、私が「やっぱ今まかないほうがいいんじゃね?」とか言い出してチンタラしていたばっかりに、二度手間になっちゃったよ。


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端っこまで混ぜ込んで、


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よし!


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かんせい!! フッカフカの畑の土ができました。う〜〜〜ん、いい香り。こりゃ植物も喜ぶぞ、きっと。彼氏、今回もありがとうございました。

 

そういえば、リン酸肥料は追加したのに、元々リン酸より少なかったカリウム分は追加しなかったな。大丈夫かな。カリウム強化するには草木灰を入れるといいみたいなんだけど。一応あるんだけど。草木灰

………ま、いっか☆〜(ゝ。∂)また今度考えよ。


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いい天気だね〜〜〜!!!


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さて、いい天気なので、序盤に植え替え予定で引っこ抜いたサラダバーネットとクリスマスローズを植え付けるか。

まずサラダバーネット。彼はワレモコウ科。その辺に生える雑草の強靭さを持っているので、土質にはそんなにこだわりがないらしい。シンプルに、赤玉土腐葉土=7:3の割合で土を配合し、元肥としてマグァンプを入れます。


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細かい根っこを少しブチブチちぎって短くしたあと、5号の駄温鉢に植え付けて、


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完成。

次はクリスマスローズと、ついでに新しく買ったスズランの苗を植えつ


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ウワアアアアアアア


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失礼しました。


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赤玉6:腐葉土3:川砂1。鹿沼土やくん炭を入れてもよい。水捌けがよくて酸性よりならなんでもいいみたい。川砂のかわりに、今回は使い古した花ごころ「山野草の土」を、干してゴミを取ったものをリサイクルしています。


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スズランと、クリスマスローズの土配合は同じでOKのようです。この横長プランターに、


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スズランの芽を二株。根っこ立派ですね。今更気づいたけど手袋した方がいいね。毒草だからね。


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植わりました。


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ついでのように、クリスマスローズもかわいく植わったよ。

 

さて、畑の準備もここまできたら、あとは畝をつくって植え付けるばかりかな。次には種まきが待っています。一番楽しい作業は目前だ。

 

今回はここまでにします。  

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ウマい大根は生でいただくのだ!

 

こんにちは、音音です。

 

さて、私は今職場で春の七草を育てているのですが↓

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すずしろ……という体で育てていたハツカダイコンを以前間引きしたのですが、引いた方を捨てるのがもったいなかったので、家で育てることにしました。

苗の植え付けから約1ヶ月半。

 

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いやあ〜〜〜〜!!! 大きくなりましたねえ!!!


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かわいくて真っ赤なダイコンの頭がのぞいています。前日までは最高気温10℃だったのですが、週末にはもう20℃近くまで暖かくなる予報。そうなると、アブラムシはじめ害虫が大量発生します。

アブラナ科であるダイコンは、アブラムシの大好物。庭で羽化されたらおしまいです。というわけで、暖かくなる前に収穫して食べちゃいましょう!


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うんとこしょ!! どっこいしょ!!


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オヒョ〜〜〜〜〜!!! かっかわいい!! 思ったより立派!! やった〜〜〜!!!


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大根引き 大根で道を 教えけり……


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ちょっとちっちゃくてカワイイわね。最初のが一番デカかったかもね。


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全部抜けました。うん、どれも立派立派!! 一本まだ太ってないのがありますが、葉っぱはきっと美味しいでしょう、

 

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よく洗って土を落とします。


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う〜〜〜んプリップリ!!! これが私の成果か。天才なんじゃないの。ていうか、直径30cm弱の鉢があれば、十分育てられるんですね、このサイズの大根。


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さてさてさてさて……まずは味見してみようじゃないの。やはり素材の味を味わうなら刺身でしょう。ダイコンの刺身。もうツヤツヤで愛しい。


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塩をつけていただきます。


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甘え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! なんだこれは!!! ほんのり甘みがあって、でもパリパリの大根!!!


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葉っぱの方はいかがでしょうか。大根を食すにあたって、葉っぱは脇役なわけですが。


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塩をつけていだきます!

 

こちらも美味い!!! すごい、なんか謎の旨味とコクがある。カツオ菜ってあるじゃないですか。食べたことないので「葉に鰹のような旨味がある」ってそんなことあんの? だって葉っぱだよ??? と思ってたんですが、葉っぱに旨味があるってこういうことか。すごい、今わかった。ダイコンでこれがあり得るなら、カツオの名を冠するカツオ菜はいかほどのものなんでしょうね……


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正月に雑煮を作った時、切り落とした金時人参のヘタを水につけておいたら、葉っぱが生えてきていました。ダイコンを全部抜いた後のプランターが空いたので、そこに埋めておきますね。


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もうあったかくなるので敷き藁は取って


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ダイコンが全て栄養を吸ってしまっただろうから、有機肥料を撒きます。本当は油カスや堆肥がいいんでしょうけど、今手元にないので、有機肥料を配合したハーブ用固形肥料でも撒いときますか。大きく育てよ。そして、あわよくばにんじんの葉を収穫して、天ぷらにするのだ。

 

さて、私が金時人参を埋めている間に


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うちで飼っているフランス料理人によって、オンリー生大根サラダが出来上がっているじゃないか!

あの量のダイコンを、葉っぱも根も横向きに大きめのザク切りに。ボウルの中にオリーブオイル4回し、塩ひとつまみ、バルサミコ酢小さじ1を入れてガーーッと混ぜ、そこへダイコンを投入して和える。


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そう、シンプルなのが一番ウマイのさ!


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食卓、完成。ダイコンはメインディッシュ。麻婆豆腐、椎茸だしのつけ汁うどん。


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いただきます!!!


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うめえ!!! うめえ!!! 全部うめえ!!! 麺うめえ!!! 豆腐うめえ!!! ダイコン!!! うめえ!!!! 煉獄さんみたいになっちゃうよ!!!

ダイコン単体でこんなに美味しいと思ったことないわ。すごい。もう一回作りますね。もう年がら年中ずっとどっかのプランターで作っとこっかなコレ。

 

そしてこの後、二人揃って腹を下した。

 

原因は、多分コレ。

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食卓に置いてあるこの花、


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クリスマスローズ。別名ヘレボルス。キンポウゲ目キンポウゲ科。全草有毒。ヘレブリンとかプロトアネモニンとかいろんな毒成分をもち、特に根っこは猛毒。古代ギリシアで、史上初の化学兵器として使われたのがこいつの毒だったとか。

というのも、神託で有名なデルフォイの神殿を管理する周辺都市同盟(隣保同盟)と、キラの街で戦争が起きた時、隣保同盟がキラの水路にこいつの根っこを入れたところ、水路の水を飲んだ住人が全員下痢ピィになってキラが陥落した、とか、詳しくないからよう分からんけど、なんかそんな話があるくらい有名な毒草です。下痢ピィどころで済んだのか? いや済むわけないか……

で、毎年きれいに花を咲かせてくれるこの子を、切り花にして飾るんですよ。毎年。最近ちょっと花が終わってきて、雄蕊や花びらが散るようになってきてました。あぶないのでその都度片付けてたんです。もちろん家の生き物たちがあたらないよう、生き物の入らない部屋に飾り、生き物の世話が終わる前には触らないようにしていました。生き物への対策にはめちゃくちゃ気を使ってたのに、人間への対策が甘かった。

 

この写真を撮る直前、写真にキレイに写すため花瓶を動かしたんですよね。うっかり皿の上を通しちゃったんですよね。

バカだね〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………

二人とも、直後に一発腹を下しただけで終わったので、たぶんダイコンについてた菌で食中毒に……というわけではなさそう。「毒物食った時によくある反応……」と彼氏の分析。ウン千年前のキラ人の気持ちがちょっとわかったかもしれない。本当に下痢だった。軽いけど。雄蕊と花びらが気がつかないくらい少しの量だからこれで済んだんだろうな。

しかしそこまで分かっててなぜ食卓に飾ったのか。眺めて「かわいいねえ、かわいいねえ、なんでそんなにかわいいの?」などと言っている場合ではないのです。

よいこの皆さん、クリスマスローズを間違っても食卓に飾るのはやめましょう。ていうか毒草を食卓に飾るな。死にてえのか。

 

今回はここまでにします。

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コウモリランの苔玉、完成したと思ったらしてなかった

 

こんにちは、音音です。

 

さて、先日近所のスーパーからコウモリランを救出してきて、苔玉に植え付けて育てようと頑張っていました。記事3回分かけて試行錯誤し、ようやく最後はどうにか形になった! これでひとまず完成!↓

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というのはウソです。

 

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はい、あれからひと月ほど。

確かに最初から半分枯れかけのシノブゴケを植え付けてたから仕方ないのかもしれませんけどね、表面の苔がほぼ完全に枯れてしまいました。カサカサです。上のコウモリランも別に調子がいいわけではない。

 


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そもそも、ちゃんとボール形にしてまとめたはずなのに、なんか分裂してきてません? 雪だるまみたいになっとるやん。

苔玉の中に詰まってる赤玉土から、コウモリランの根っこが抜けてしまっているようです。

コウモリランの苔玉は、1〜2日に一回霧吹きで湿らせて、1週間に一度苔玉本体をバケツの水に沈めて水やりをする、という管理でいいはずなのです。が、この苔玉。暖房の効いたリビングに置いていたせいか、乾くのが尋常でなく早くて……。

窓から日光が入るリビングに置いて、枯れかけのシノブゴケを元気にしようと思ったのが逆に良くなかったかなぁ。下手したら水をやっても数時間でカサカサになり、慌ててジョウロでジャーっと水をかける。でもすぐ乾く……を繰り返していたんですね。

すると、表面はすぐ乾いてカサカサなのに、中はずっとビショビショ……という地獄が爆誕しました。シノブゴケは乾燥に弱い苔ですが、コウモリランはそこまで水を必要としない植物。ミラクルに組み合わさった結果、シノブゴケは乾燥で、コウモリランは過湿で調子を崩したようです。でも、カメたちがいるので暖房を切るわけにいかぬ。

シノブゴケは2、3本ギリギリ緑の茎があったので、前回紹介したチドメグサテラリウムに入れておきました。復活するかどうかはわからんが。

 

で、結局この苔玉

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泣く泣く解体します。ああ、結構頑張ったのによぉ〜〜……


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表面の枯れた苔を剥ぎ取り、中の赤玉土を全部出します。もったいない。

仕方がないので、ここからもう一回別の方法で苔玉を作ります。前回は「排水溝ネットに赤玉土を入れてコウモリランを植え付け、ネットの周りに苔を巻く」という方法でしたが、さらにその前に試そうとしていた「戻した乾燥水苔で玉を作り、その周りに生きた苔を巻く」というやり方でいこうと思います。つまりは、例の乾燥水苔爆弾をもう一度作るということです。

しかし今回は、前に水苔爆弾を作った私とは一味違うのだ。ちゃんと参考動画を見つけたのだ(彼氏が)。ありがとう彼氏。BIG LOVE…

 

youtu.be


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まず、戻して絞った水苔だけで玉を作ります。


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その上に、ほぐしたコウモリランの根をかぶせて、


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包んで、


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その周りにもう一層水苔を巻きます。


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ギュッと固めておにぎりみたいにし、糸でぐるぐるに縛ります。


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ボロボロ落ちる……


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形にならぬ。深夜2時。「私は何をやっても上手くいかないんだあ」などと弱音を吐きながら大泣き、情けない29歳。苔玉を作っては壊し、作っては壊す。人生……


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ええい!! やめだやめ!!

水苔を水で戻したあと、絞ったのがよくなかった。もう一回バケツに水張って水苔を沈め、びしょびしょの状態で玉を作り直します。


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この方が断然まとまりやすい!


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さっきと同じように、ほぐした根をかぶせて


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その外をさらに水苔で包む。


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包み残してハゲてるところがないかチェック。


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ジュートロープでぐるぐるに巻きます。最初作った水苔爆弾と同じ。


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本当は細い木綿糸でやった方がいいのですが、不器用なので糸を引っ張りすぎて、すぐワイヤーカッターよろしく玉が真っ二つになってしまいます。

 

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でもジュートロープは太くて柔らかいので、ゴリラにも扱いやすい。なんかカワイイ玉の形になりました。やった!


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さてここで登場、生きた苔。よく行くペットショップのアクアリウムコーナーに、苔玉にできそうなやつがチョウチンゴケしかなかったので、これにします。チョウチンゴケもシノブゴケ同様乾燥には弱いのですが、赤玉で作った時よりも水苔は排水性が悪く、常に濡れているので、まあ悪くないでしょう……ということで。

 

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開けてみたらなんか苔がドロドロに汚れている。まず洗います。ちょっと腐ってるとこもあるな。もしかして行きつけの某ショップ、苔の管理下手くそなのでは……?


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軽く水を切ってほぐし広げます。


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ペタペタ表面に貼っていきます。水苔がしっかり濡れてるので貼りやすい。貼ったらおにぎりのように固めて、


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ここは細い木綿糸でぐるぐる縛ります。


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最後にもう一度水に浸けて、水苔とチョウチンゴケをたっぷり湿らせます。やっぱりお尻の方、苔足りませんでしたね……。赤玉土で玉を作った時は、「お尻までしっかり苔で包まないと中から水が抜けてしまう」というのが乾燥の原因の一つだったようです。前もお尻まで包めるだけの苔がなかったんだ。

まあでも、水苔は赤玉よりはるかに水もちがいいですから……。今回こそは、チョウチンゴケがそのうちお尻の方まで勝手に伸びてくるくらい、元気に育つと信じている。裏を返せば、水苔の方が通気性が悪いとも言えるんですが。まあ、上手くいかなかったらまた作り直すよ…………

ていうか、水苔は1年くらいで腐ってくるので、1年後には表面の生きた苔ごと解体して、また新しい水苔でこの作業を繰り返さないといけないんですよね。今回のやり方では水苔を二層に分けて玉を作っているので、生きた苔を剥がすのも玉を解体するのも容易だと思われます。でもまたこの作業すんの……? 年イチで……。苔玉作り上手くなっちゃうじゃん……。

 

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完成!!

今回が一番それっぽくできた。怪我の功名。四度目の正直。ついでに、暖房の効いたリビングに置くのはやめて、ダイニングテーブルの上に飾ることにしました。エアコンがないのでまあまあ寒いし、窓が遠いので日もあんま入らないけど、そこは我慢してもろて……。葉水を毎日、苔に霧吹きを二日に一回、バケツの水に沈めて水苔を湿らせる作業を週一回、で管理していこうと思います。最初からちゃんと霧吹きで管理できれば良かったのだ。

エアコンを切って生活できる季節になったら、明るいリビングに移動させようと思います。これでまともに苔玉が育てられるよお〜〜!!

 

ついでに、1カップしか手に入らなくてコウモリランの苔玉に使えなかったハイゴケがあったので、ミニミニサイズの苔玉を作ってみた。


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茶色い……。

私「顕微鏡で見た新型コロナウイルス

彼氏「フンコロガシが転がしてるフン」

まあね!! いいんですよ!! まだちょっとは緑のとこあるから!! ここから復活して可愛い苔玉になる予定なの!!

はい!! では全ての作業が完了したので片付けま


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ア" ア" ア" ア" ア" ア" ア" ア" 


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今回はここまでにします。  

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3種類の環境で育てたチドメグサ、結果は?

 

こんにちは、音音です。

 

さて今回は、以前の記事で植え付けたチドメグサです。

我が家のチドメグサは去年、鉢植えを腰水につけて管理していたら、土がアオミドロと謎の雑草に侵食されて、本人が絶滅しかけるという事態に。救出したはいいものの、結局どんな環境で育てれば一番元気になるのかわからないまま……

それまでもいろいろ試してみていたのですが、どれもすぐに茎が徒長してしまい、根元の方から枯れてくる……というのを繰り返していたんですよね。

そこで、以前の記事で↓

togimarufriends.hatenablog.com

3種類の環境を用意し、どれが一番チドメグサに適しているのか実験してみることにしました。用意した環境は次の通り。

①テラリウム

②イモリ水槽の陸地

③植木鉢

あれから1ヶ月半。ついに、顕著な違いがわかるようになってきたので、今までの経過を含めて記録。

 

植え付けから2週間後の、テラリウム。

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うわ〜〜〜………ムッキムキに元気です。特に石の縁周辺、雲みたいな形の葉っぱがたくさん出ています。斑の入り方もキレイ。

テラリウムは数日に一回、お隣の虫かごに住んでるオカモノアラガイのおでん二世ちゃんと一緒に、数日に一回たっぷり霧吹きで水をあげるようにしています。エアコンで暖房ガンガンかけてる真下に置いていますから、真冬でもそこそこあったかいです。そして乾燥しないように、穴あきのプラ蓋を閉めてます。

ですから、温度と湿度が一定に保たれた環境になっているわけですね。果たしてその要因がいいのか、それとも土などの他の要因がよかったのかはわかりません。

しかし、一緒に植えたユキノシタウィローモスが成長しなくて、チドメグサだけ爆発したあたり、湿度と温度か、土の配合か、光の入り具合か、何かしらがチドメグサによく合ったのでしょう。ウィローモスにいたっては、基本水中で暮らすコケなので、みるみる間に枯れてしまいました。ユキノシタはいったい何が気に入らないんだろう。

まあね、そういうことは他の条件のやつを見ればわかるんですよ。


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こちらはイモリ水槽の陸地に植えたチドメグサ

どれだよ……わかんねえよ……真ん中に斑入りのちっさい葉っぱがありますね、あれか? 周りに生い茂ってるユキノシタがでかいのでチドメグサが小さく見えますが、実際のサイズはテラリウムのとあまり変わりません。

温度条件は、同じ部屋に置いているのでテラリウムとあまり変わらないはず。土はアクアリウム用のソイルなので、特別チドメグサに適した土というわけではない。水槽の半分が水場なので、湿度と土の湿り気はテラリウムより高いと思います。

ただし周りに植わっているユキノシタが、ジャングルのごとくボボボーボボボーボボに伸びており、そのせいで生える隙間がそもそもあまりないような気はしています。イモリの💩由来のオーガニックな肥料でソイルが大変に肥えていて、ジメジメした場所が好きな植物でさえあれば、無限に繁ってしまうんです。そもそもチドメグサでなくても、新参者のちっちゃい植物がこのジャングルでうまくやっていけるのか……


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こちらは鉢植え。元気ではあるのですが、やはりテラリウムやイモリ水槽と比べると葉が小さいですね。数もまばらです。

 

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日当たりはいいが暖房は入っていない廊下で育てているので、昼の室温は20℃くらいまで上がり、夜は10℃程度まで下がります。真冬なので湿度も比較的低いと思います。そして散らかっていますね。カメの日光浴セットがほったらかしだね。生育に悪いかもしれないね。

土には荒木田土を配合することで、チドメグサが自生している肥沃で湿り気のある土を何となく再現しているつもり。田んぼの土ってめちゃくちゃ粘土質なのね。水をやるとべっちゃべちゃにななるのに、湿度の低さもあって乾きやすく、乾くとガチガチに固まります。


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水をやったところ。毎回あわあわになるんだけど、中で特殊な微生物でも湧いてんのか?

 

植え付けてから約1ヶ月半、現在。

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これはテラリウム。ここまでくると顕著です。

ウィローモスが枯れてしまったので、コウモリランの苔玉を作った時に使えなかった↓

togimarufriends.hatenablog.com

ヤマゴケを入れてみましたが、ヤマゴケとチドメグサはめちゃくちゃ元気ですね。ヤマゴケじゃない謎の芽まで出ているね。ユキノシタだけは変わらず。

 

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こちらはイモリ水槽。葉数は増えていませんが、一枚一枚が大きくなりました。こちらでユキノシタがこれだけ茂ってるということは、やはりテラリウムの方だとユキノシタにとっては養分が少ないのかしら。

 

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これは鉢植え。

一回うっかり水を切らしてしまったせいもあってか、あんまり目立った成長はしてません。その時は、次の日あったかくて大雨だったので、外で濡らしておいたら復活しました。

どのみち本来、関東以北では冬に枯れてしまう植物なので、冬場の成長はこれで限界なのかもしれません。むしろ、冬場でこれだけ成長するのだから、土をはじめ温度湿度以外の条件は気に入っているのでしょう。

テラリウムにも荒木田土を入れているのを考えると、土の決め手は荒木田土、ようは田んぼの土が良かったのではないかと思います。肥沃な土は好きなようだが、テラリウムとイモリ水槽を比べると、肥料の豊富さよりは土質が気にいるかどうかの方が重要に見えます。

テラリウム条件で顕著なとおり、どんどん成長するには安定して高めの温度と湿度がいるようです。そういうわけで、本当にどの環境が一番好きなのかは、春から夏にかけて育ててみてからしか分かりません。

土質、温度と湿度、肥料の有無による生育の違いは今回でもある程度わかりましたが、あとは日当たりの良し悪しについても検証したいところ。暖かくなってからが見ものだな。

 

今回はここまでにします。  

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春の七草全部育てる計画②中間報告

 

こんにちは、音音です。

 

さて以前、「七草粥を全部自分の育てた七草で食べたい!」という志のもと、春の七草を集めて育てるか! ついでに子供が見るから会社に展示するか! と、七草を集め始めたわけですが。

togimarufriends.hatenablog.com

 

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今回、ついに七草が全て揃いました!!

いえーーーーーーい🎊🎊🎊🎊🎊

と、言いたいところなのですが!!!!

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「うわ! 庭にホトケノザ生えてるやん!」と思って取ってきて、大事に育てていたコオニタビラコ。実はこれ全然コオニタビラコじゃなかったんですよ。オニタビラコという、非常によく似た植物でした。

春の七草にあるホトケノザ、正式名称コオニタビラコとは、キク目キク科までは同じです。その下のグループである属で分かれて、「ヤブタビラコ属」コオニタビラコと、「オニタビラコ属」オニタビラコになるわけです。

この辺りで見分けにくい植物として、オニタビラココオニタビラコヤブタビラコがあります。ヤブタビラココオニタビラコは同じ属ですが、茎の色や繊毛の有無で区別できます。

しかし、コオニタビラコオニタビラコは、葉っぱの見た目がほぼ一緒。若干オニタビラコの方が葉っぱデカいかな? その程度なんです。

見分けようと思うと、花が咲くまで待たなければいけません。花が咲くと見分けるのは簡単で、花茎が立つのがオニタビラコ。地を這うように咲くのがコオニタビラコ

ご覧ください、上の写真の子はビンビンに花茎が立っています。こいつはオニタビラコです。ニセモノです。彼氏が試しに食べてみたところ、アクが強くて非常に美味しくない、ということでした。

その辺に生えてる野草を見分けるのがいかに難しいか、よくわかりました。


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で、こちらが本物のコオニタビラコです。諦めてメルカリで買いました。


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植えつけていきますよ。ポットから抜いて、土をほぐしました。立派な根っこだね。


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チドメグサの時に作った、赤玉土4:腐葉土2:荒木田土2:バーミキュライト2の土が余っていたので、それに植えました。もともと七草というのは、田んぼの隅に生えてるような雑草を集めたもの。田んぼの土が配合してある土はきっと喜ぶでしょう。


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水をやります。田んぼの土が相当粘土質なので、全然水が捌けませんね。それがいいんだけど。2株あったので、一株は会社で、一株は家で育てます。


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さて、ラスト。堂々の登場、セリ目セリ科セリ。

こいつは、タネが売っておらず、苗しか手に入らない状況だったので、タネから育てた他の植物がそれなりのサイズになるまで買わずにおいたものです。スズナスズシロも大きくなり、ようやくこいつを買う時がやってきました。

して、私はセリ科を育てるのが大の苦手。うまくいく時もあるのですが、それこそ本当にたまたまで、ある日突然枯れてしまいます。毎回原因不明。この子はセリ科の中のセリ科、セリそのもの。ちゃんと育てられるのか?

この苗は、ビオトープ用の水生植物として、アクアリウム用品のジャンルで売っていたもの。どうやら、水ヒッタヒタの腰水管理で育てるものらしい。


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ですので、素焼き鉢を用意しました。


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う、うーん……小さい気がする……


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配合はこうじゃ。赤玉土2:荒木田土2:腐葉土1。元肥のマグァンプ。触った土の質感は、本当に「その辺の田んぼの表土」といった感じです。


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結局、素焼き鉢をやめて6号プラ鉢にしました。素焼き鉢、なんか小さかったし。私は、水をビシャビシャにして育てるなら、多孔質で通気性全振りの素焼き鉢がいいかと思っていたのですが、食虫植物好きの彼氏曰く「素焼きを腰水につけておくと、多孔質にバクテリアが棲みつきすぎて富栄養化し、おそろしく藻が生えて大変なことになる」とのこと。

たしかに……。思い出されるチドメグサの惨状。あれは、素焼きよりは目のつまっているテラコッタ鉢でしたが、それでも土が全てアオミドロに覆われて、植わっているチドメグサ本人は瀕死の状態に。↓

togimarufriends.hatenablog.com

彼氏「プラ鉢に植えて腰水管理してるハエトリソウがうまく行っているから、プラ鉢にした方がいい」とのこと。納得。水に浸けて管理するなら排水性のいい素焼き鉢、という私の見解は修正する必要がありそうです。


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セリをポットから抜きました。めちゃめちゃ根っこ回ってるやん! ここからが緊張。どこまで根っこを崩していいんだろう?


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パセリはじめ、セリ科は根っこをいじられるのが大嫌いなイメージ。だからといって、ビニールポットに回りきった根っこを、抜いてそのまま植え付けると、結局新しい土に根付いてくれません。


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だから、ブチブチ千切らない程度に、表面を少しだけほぐして、根鉢の形じゃなくなった程度にします。


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そっと植えつけます。


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植わりました。これを会社に持って行って、洗面器の水で鉢半分くらいの位置まで浸して管理します。


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ナズナゴギョウナズナは順調に大きくなっていますが、ゴギョウの方はなかなか芽が出なかったからか、まだ点のように小さい。でも、確実に本葉を出して育っています。

もう少ししたら、ナズナの方を間引いてあげないとね。


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ハコベラ。うちの庭に自生していたやつを鉢に上げて、もう2年ほど経っています。もう何度も枯れてはタネから復活し、枯れては復活し、を繰り返しています。さすが雑草、多少暑さや寒さにやられた程度ではめげません。まるでフェニックス。

しかしいくらなんでも土の栄養がなくなってきたのか、色がすこぶる悪いので、一度持って帰って新しい土に替えてあげないとね。

ていうか、オニタビラコ同様こいつも庭に生えてたやつをハコベだと思って持ってきただけだから、本当にハコベなのか何とかして確かめたいんですが……


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冒頭で植えたコオニタビラコ。小ぢんまりしていて元気です。


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ハツカダイコン、立派になりました! この姿、子供達に大人気。多分もう食べられますが、これはこのままトウが立つまで放っておいて、花を咲かせてタネを取ろうと思います。

しかしアブラナ科なので、これから暖かくなるにつれて、おそろしく色んな虫に食われると思う。どうしよう……

 

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こちらは、間引いたあと家で育てたハツカダイコンたち。思ったより順調なので、こちらは虫がつく前に収穫して食べようと思います。どうやって食べようかな。食べる話はまた別記事にします。


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こちらはカブ、すずなです。随分間引いてこの数。ようやく右上の一株、根本が球になってきました。

葉っぱに隠れて見えませんが、他にも数株ふくらんできています。この時点でふくらんでこない株は、間引いて葉っぱだけで美味しくいただこうと思います。パスタによく合うんですよね。

 

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せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。これで本当に、全草コンプリート!

問題は、この七草をすべて来年の1月食べられる状態にするよう維持すること。これを見た小学生の中には、「ここの七草のタネもらって来年これで七草がゆ食べる」と、私と同じことを言い出す子も。見どころあるネきみ~~……。

1年以下の寿命の植物が多いので、タネを取って芽吹かせて、花がついたらタネをとって……を繰り返すか。カブとダイコンはタネが取れたらそのまま保存して、秋にもう一度蒔く、でもいいかな。

セリは二年草なので、タネをつけるのは来年でしょうか。そもそもこのまま元気に育てること自体が難しいんだろうなあ……。セリ科の育て方は意味不明なのですが、どうやら生育場所や環境の変化が大嫌いだということは分かってきました。

なので、展示する数時間だけ屋根の下に入れ、そのほかの時間は、展示場所から数メートルの場所にある半日陰の定位置から動かさずに管理しています。これでとりあえず、植え替えダメージも、突然の最低気温-2℃の夜も乗り切って、調子よく持ちこたえています。

がんばるぞ、来年の七草のために。

 

今回はここまでにします。

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