こんにちは、音音です。
3週間前まで氷点下切ってた気温が、突然夏日まで跳ね上がりました。芽は出る、花は咲く、それだけならまだしも、虫は出るし、雑草は突然ボーボーになるし、気温差でみんな調子を崩すしもうたまらん。
忙しすぎる。描きたい絵とか書きたい小説とかあったはずなのに、もうだめだ。この時期は諦めるしかありません。奇跡的に、音音の仕事は年度がわりが4月じゃないので、仕事が今わりと暇。それが救いです。おかげさまでなんとか回ってますが、この時期はもう植物たちに捧げるしかないわね。
しかし、やはり夏越しと冬越しの成果が見られるのもこの時期でして。
見てください、かわいいでしょ! 黒のクリスマスローズ。このブログを始める一年前、ホトトギスとムラサキオモトの次に我が家にやってきた古株のクリスマスローズです。ブログ始めて最初の頃に↓
togimarufriends.hatenablog.com
植え替え作業を記事にしたっけね。あの子達が、ようやく花を咲かせました。
黒のクリスマスローズが見たくて、メルカリで種を買い、蒔いて芽が出るまで半年。芽が出て花が咲くまでに、二年かかるという話を聞いていました。計算上は今春咲く予定だったけど、なかなか咲かないので諦めていたんですよね。二年待ったけど、もう一年か……。アズカバンから脱獄したシリウス・ブラックのセリフが蘇る。「もう十分待った! 十三年も!」いや、二年しか待ってないけど。そう思えば大した年月でもない。
と、諦めた頃に、気がついたら咲いていたんです。花の色が地味で、その上株数が多すぎて葉っぱがワサワサ茂ってるもんだから、気が付かなかったんですよ。よかったねシリウス。
こちらは、黒のタネを買った時におまけで「ピンク」とだけラベルを貼られてついてきた子です。ピンクかなあこれ?
クリスマスローズは、話によるとどうも親の形質を子がそのまま受け継ぐわけではないらしいんですよね。同じ色形の親同士を掛け合わせても、子が親と同じ色形の花を咲かせるかどうかは、咲いてみるまでわからない。だから、なかなか品種を固定するのが難しいのだとかなんとか。
この子もきっと、ピンクの子同士で受粉した種という意味で「ピンク」と書いて届いたのでしょうが、子はなんていうか……ピンクというより、エンジ色に近い。誰似かなあ、おばあちゃん似? おじいちゃん似?
ちなみに先ほどの黒い子は、「灰色系の黒と紫系の黒を受粉させた」と出品者さんが言っていたかな。見事に黒でしたが、かなり赤紫寄りの黒ですね。
うちでタネを取ったら、どんな花が咲くかな? 今咲いてる花にはエンジ色と、黒紫と、黄色があるけれど。
ともあれ。
花が咲いてくれたのはいいのですが、最近調子が悪いのか、水をやってもやっても葉っぱが萎れるようになってきたんですよね。おかしいなあ、クリスマスローズは湿気が嫌いなはずなのだが……暑さでバテたかな?
しかし、よく見ると、萎れているのは一鉢に2〜3株植わっている子だけ。一人一鉢もらっている子は依然として元気です。つまり!! 根が詰まっているのか。クリスマスローズは根っこの生育がとても旺盛な植物なので、春に根っこが成長して根詰まりを起こし、水が吸えなくなっている。
しょうがない、植え替えるか〜……去年植え替えたばっかなんだけどなあ。その数、なんと……10株……。これを、一人一鉢に植え直します。
うわ〜〜!! 今日は天気がいいから桜を見に行こうと思ってたけど〜〜!! 諦めるか〜〜!!!
新しい鉢を買ってきました。プラ6号深鉢、とりあえず5つ。最近、駄温鉢がお高くって……。まあ、このサイズになると、陶器の鉢は非常に重たくなるから、プラ鉢がいいのだ。
なんだね君は。カゲロウの仲間?
土を作るぞ〜〜〜〜!! 赤玉!! 全部入れちまえ!!
鹿沼土!! 腐葉土!! 5:3:2!!! 土は酸性で構わないが、とにかく水捌け重視なのがポイントです。花ごころの「クリスマスローズの土」には、くん炭なんかが入っていましたっけね。
元肥のマグァンプ!!
まぁぜまぁぜ?
できました。すでに足りる気がしません。
では、ご本人を引っこ抜きます。茎を折らないよう慎重に……かつダイナミックに……
ぬ、抜けねえ……
ねえ〜〜〜〜抜けようよお〜〜〜〜
ぬ、抜けた。彼氏の習得した秘技「無寸頸」により、鉢の外側にダメージを与えず、内側にのみ衝撃波を伝えることですっぽり抜けた。これを人間相手にすると……わかりますね。で、なんでそんなもん使えるの?
は、はい、ラピュタ……
ここからがまた大変である。こちらは3株ありますが、お互いの根っこがガッチリ絡まってバラせない。土を少しずつほぐして落としながら……
結局、ブチブチブチと力で引きちぎるしかない。まあ、どのみち伸びすぎた根っこを整理しなければならないので、いいのですが……。根っこが繊細な植物ではないのが幸い。ブチィ! バチンッ!! とすごい音がする。
気をつけなければならないのが、クリスマスローズは全草有毒、特に根っこは猛毒であること。この根っこが、世界初の化学兵器として古代ギリシアのキラを陥落させたのであります。
作業中の手袋は忘れずに。作業が終わったらすぐに着替えましょう。
こっちは別鉢。これもひどいなあ……笑
鉢底ネットが完全に根っこの一部みたいになってらあ……。
先が思いやられるので、近所の線路脇に生えてる木瓜の花でも眺めておく。きれいだね~、満開だねえ。
はい、現実逃避終了。なんとか10株、一人ずつに分けられました。根全体よりも一回り以上大きい鉢をそれぞれに選んであげて、セッティングOK。
各鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、さっき作った土をどんどん入れていく……。
結局、やはり残り2鉢くらいで土が足りなくなりました。今から土を買いに行ったら、マジで日が暮れる。ええい、かくなるうえは……
畑の土に鹿沼土を混ぜて使っちゃえ!
よしよしよーし! 全部植わったぞォ!!!!
水をやって完成!!
4日後。みんな元気ですね。やはり、根詰まりが原因で元気がなかったようだ。
で!! 今回学習したこと。クリスマスローズは複数株を一鉢に植えてはいけない!! 必ず一株ずつ植えろ!!
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。