こんにちは、音音です。
さて、夏も終わりかけてきたので、そろそろ今夏のまとめに入っていきたいと思います。
我が家の植物たちにとって一番の敵……それは、害虫!!! とにかく害虫だけは許したらいかん。同率一番は暑さ。その次は病気。夏はマジでそんな感じ。
暑さと害虫で死んでいく植物たち。去年は、ゴールデンウィークあたりから始まるドウガネブイブイ→メイガ→バッタの順でやられました。
毎年破滅するのはイヤすぎる。今年は去年と同じ轍を踏まないために、水槽の生き物たちへの影響に気を遣いながらマジで色々やって、どうにかブイブイとメイガ被害ほぼゼロ、バッタ被害は大幅減に成功しました!!!!
では、今年いちばんこの成果に貢献した、植物育成ニワカにもできた対策をまとめます! 来年の私のためにもな!!
①防虫ネット
やっぱり物理障壁がいちばん強い。小さな植物たちは、手作り防虫ネットに入れて、バッタ含め被害はほぼゼロでした。
togimarufriends.hatenablog.com
その上、防虫ネットが程よく日差しを和らげてくれたおかげで、直射日光ガンガンのところに置いといても中の植物は元気元気。そう、気に入った虫よけ設備がなけりゃ作ればいい!!
セリアで売っている、巾着タイプの防虫ネットもかなーり便利です。60cmプランターサイズまでなら、鉢の隅に支柱を立てて上からかぶせ、口を絞めてやるだけで、ほぼ完璧に虫を防いでくれるテントの完成です。もう我が家ではストックしてます。
問題は、それでもどうにかならないほどデカくなるやつら。大量バジルの虫除けは、ビニールハウスを巨大虫除けネットにする方針でいきました。
が、やはりデカいネットになるほど、隙間から侵入してくる虫が防ぎきれない。もちろん、何もしなかった場合に比べれば相当マシですが、それでもだいぶ喰われました。
これが物理障壁の限界かなあ……。
②オニヤンマくん
今話題のオニヤンマくん。その辺の薬局で、2000円そこいらで売ってる、リアルな模型のオニヤンマです。
我が家でも挑戦しました。こんな感じです。リアルに見えるよう、バジルの支柱にくくりつけてみました。
すると、どうでしょう。オニヤンマの真下にある植物には、バッタ始めデカい虫は一切つかなくなりました!
やっぱ、デカい虫はさらにデカい虫が怖いらしい。デカい虫に効果がある対策法は、防虫ネットの物理障壁以外に、これが相当効果的でお手軽です。
ただ、問題は効果範囲が狭いこと。バッタの野郎は目が悪くて遠くのヤンマくんは見えないのか、それとも図太くて遠くのヤンマくんをナメ腐っているのか、せいぜい半径30〜50cmくらいが効果の限界かな……と思います。
おそらくこいつの最も効果的な使い方は、防虫ネットのとセットで使うことだ。防虫ネットはデカくなるほど、隙間から入ってくる虫を防げない……とさっき言いました。しかし、中にオニヤンマくんがいれば、害虫が自主的に立ち去ってくれるわけです。まあ、我が家のビニールハウスサイズをカバーしたかったら、5匹くらい飾らないといけないだろうけど……。オニヤンマの群れ。
小さめサイズの防虫ネットなら、ネットの上に置くことで、防虫ネットにデカい虫たちの忌避効果を上乗せすることができるかもしれません。やったことないけどな。
③やさお酢
市販で売っている防虫・病気予防スプレー。これが、ほぼ100%お酢なので、ペットたちへの配慮だったり、食べるものに使う場合の配慮だったり、そういう障壁を一手にクリアしてくれます。
でも、そういうマイルドなのってあんまり効かないんでしょ〜? まあ、それはそう。大きい虫への殺虫効果はないです。副作用として、酢の臭いが好きじゃないやつは近づいて来ないかも、程度。
しかし、案外バカにできない効果として、お酢をかけると殺菌効果もろもろで植物が元気になること。元気な植物ほど、明らかに虫が食わなくなります。なんでだろ?
植えつけ時から葉っぱがビチャビチャになるまで数回やさお酢を散布したパプリカは、最初こそ多少虫に食われたものの、数回やったらほとんど食われなくなりました。
それと、比較的どうでもいい副作用として、蟻酸と同じ臭いがするからアリがたかりにくくなる。彼らがこの臭いを嫌うわけではないですが、行列フェロモンを撹乱されてみんな困るわけだ。
さてやさお酢に問題点があるとすれば……この酸っぱいニオイが好きなヤツがいること。腐植を好む甲虫類やヨトウムシは、寄ってくる可能性がある。
あと、アブラムシやハダニに効果があるそうですが、ヤツらが溺れ死ぬまで撒かないといけないので、純粋にめんどくさい。大量発生した後にはあまり効かない。
だから、どっちかというと病気予防含め、植物自身の自己防衛能力を高めるような効果を期待した方がいい感じです。そういう意味では、十分使える逸材です。
④ベニカマイルド
これも市販の防虫・病気予防スプレー。やさお酢の成分がお酢なのに対し、こちらは界面活性剤、つまりほぼ中性洗剤みたいなもんです。
やさお酢と同じで、アブラムシやハダニに効果アリのようですが、溺れ死ぬまで撒くのが前提。やさお酢と違って無臭なので撒いても臭くならないが、個人的には、食べる予定のものに使うならお酢がいいかな……。
今年はタンジーについたグンバイムシ予防に使いました。これが細かいカメムシの仲間で、幼虫が植物の汁を吸い、全草がブツブツになるまでフンを残します。最低です。
ベニカマイルドを撒いたところ、数日は虫のつくスピードが遅くなりました。それに安心してしばらく放置したら、すぐに元に戻りましたが……。
ともあれ、やさお酢とベニカマイルドを比べた場合、主効果が同じくらいの効き目ならば、副作用としてお酢効果のあるやさお酢に軍配が上がるかな〜〜と思います。
臭いが気になるならこちらを選ぶメリットもあろうけど、他にやさお酢よりいいところはあまり思い浮かばない。そして、やはりデカい虫に効果はない。
⑤55℃のお湯スプレー
こっっれがびっくりするぐらいアブラムシに効く。大量発生してからでも効く。写真は撒いた後ですが、ほぼ茹だって死んでます。
やり方は簡単。55℃のお湯を霧吹きに入れて、アブラムシめがけて撒きまくる。以上。おわり。
理屈はこうです。55℃のお湯を霧吹きすると、植物の体に届く頃には50℃くらいまで温度が下がっている。50℃というのが、アブラムシが茹だって死に、植物はあったまることで葉裏の気孔が開いてデトックスできる、ちょうどいい温度なのだ。
できるなら、50℃のお湯を用意して、アブラムシがたかってる部分をそのまま浸けちゃってもいい。その方が確実。でも、スプレーだって十分効きます。
我が家では、タラノキの新芽がアブラムシにびっっしりたかられた時お世話になりました。マジで、植物の表皮が見えないほどついてたアブラムシが、何回かやったら全滅しました。
有難いのは、水だから周りへの影響を一切気にしなくていいこと。アブラムシつきすぎて「もう手遅れなんじゃね?」と思ったら挑戦してみることをお勧めします。これ、いつか一本記事書きたいなあ。
⑥雑草を抜くこと
これをみんなやりたくないから薬撒くんだよな。知ってる。でも、なんだかんだこれが一番効果的な気がする。
なぜなら、雑草を抜けば、発生する虫の数を根本的に減らせるからです。アブラムシやハダニレベルのサイズから、バッタやブイブイ、関係ないけど蚊にいたるまで、無差別全体攻撃できるのはこれしかない。今日も抜いた(彼氏が)。
去年は草引きを半分諦めたせいで、恐ろしい数のバッタやメイガに悩まされることになりました。反省して今年は結構頑張って草を抜いたところ、明らかに害虫の数が減ったのです。
まあね〜〜〜でも我が家はどれだけ頑張って草引きしたって、庭で繋がった隣の家に住んでるばあさんが雑草ボーボーにしてるからそこまで意味ないんだ……シクシク……ばあさんの庭から聞こえてくるブイブイ乱交パーティーの音……ばあさんの庭にできたアシナガバチの巣……ばあさんの庭から発生する大量の蚊……
ともあれやはり無視できない効果があるのは事実。抜いた雑草を腐葉土として再利用する方法もあるようなので、来年は絶対挑戦してみるぞ!
では、結論。
デカい虫には防虫ネットとオニヤンマくん。小さい虫には55℃のお湯スプレー。どちらにもフワッと効果があって、病気予防にも効くのはやさお酢。そもそも雑草を抜いておけば、虫に困る確率はかなり減る。
ことアブラムシに関しては、アルミホイルマルチなどなど、まだお手軽な防除方法があるようです。来年以降にまた試してみつつ、このまとめも更新していけたらいいな。
では、今回はここまでにします。
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次回もぜひよろしくお願いします。