のんのんのおうち大自然

カメと植物と生きものたち

ハーブの育てやすさを5段階評価してみた Lv1〜2

 

こんにちは、音音です。

 

さて、雪が降ったりなんだりで庭仕事を後回しにしていたら、ブログのネタが尽きてしまいました。ション……

というわけで、ええい仕方がない!! 今年夏頃から考えていた切り札を出すことにします!!

ズバリ、「音音家で育てたハーブの育てやすさレビュー」!!!

これから春にかけて、園芸店に少しずつハーブが出回ってくると思います。そこで、ですよ。家に緑がほしいから、何か植物育てたいな〜とか。どうせ育てるなら有用な植物がいいな〜とか。でも手間はかけたくないな〜とか。ハーブ育ててみたいけど難しそうだな〜とか。スペースがな〜〜とか。今まで造花しか育てたことねえんだよな〜〜〜とかとかとか!

そういうこと思ってる方を沼に突き落とそうと、私は虎視眈々狙っているわけです。いいですよ〜〜植物は。メンタルにいい。メンタル弱い方や仕事がストレスフルな方ほど、ぜひ植物を一鉢やっていただきたい。もちろん、植物いじりが好きな方も、今春ぜひ新しいハーブをお迎えする時の参考にしていただけたら嬉しいです。

などと偉そうなことを言いつつ、いかんせん私は植物育て始めてたったの3年目。それまでお花のおの字もない女だったので、この記事は「植物知識ゼロからスタートしたニワカ野郎でもどうにかなったリスト」であり、「ヘタクソがゆえに上手く育てられなかったリスト」でもあります。シクシク……初心者目線なのが逆にいいんじゃないかな、なんてね……

 

というわけで、今回は我が家で一年以上育てた(音音が冬越しと夏越しを両方経験した)ハーブを対象に、育てやすさを以下の評価基準によって、5段階に振り分けます。

★ベランダや室内でも育てられる大きさか

★害虫がつきやすいか、つく場合は対策しやすいか

★市販の配合土で育てられるか(土の配合に工夫がいるか)

★特別な夏越し、冬越し対策がいるか

★不調がわかりやすいか、不調時に回復できるか

★その他、種類による特殊な配慮がいるか(水やり頻度の調節、定期的な剪定など)

ようは、庭のないおうちでどれくらい気軽に育て始められるか、を評価している感覚です。

評価基準の気候につきまして、地域は京都市、ド暖地です。夏は非常に暑くて湿度が高い。40℃近い気温が連続します。梅雨は1ヶ月以上晴れない、毎年台風で川が氾濫、秋も年によっては延々降ります。冬は年に1〜2回雪が降りますが、どんなに積もってもせいぜい20cm以下。最低気温が連続して1ヶ月以上0℃を切ることはない……かな?

近年は地球温暖化のせいもあってか、露骨に体感気温が上がってきていますね。日本の国土はどんどん暖地化しているようです。そういう意味でも、これからどんどん参考にしてもらえる記事になったらいいな……などと。夢想。

では、始めまーす。

 

✨Lv.1✨

●ブッシュバジル

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バジルはもとより暑さに強く、多少萎れてもなかなか枯れない、日光・水・肥料がありゃ市販の野菜の土でぐんぐん育つ手のかからない子。ですが、結構デカくなることと、害虫がつきやすいのがお気軽でないポイントなのです。

しかし!! ブッシュバジルはその両方をクリアしています。MAXまで大きくなっても5号鉢サイズまでで、室内に取り込むのも容易ですし、100均防虫ネットで害虫対策するのも簡単です。基本鑑賞用ですが、もちろん食べられます。パセリを散らすように、ちょっとした料理の彩りにもってこい。

南アジア原産なので、日当たりのいい場所さえ確保できれば、夏の間はよく育ちます。しかし寒さにすこぶる弱いので、暖地でも冬は越せません。そこで!! 秋に花を咲かせてくれますから、タネを取っておきます。冬はタネの姿で越して、来年また春先にタネを蒔けば毎年育てられるというわけ。逆に実質冬越しのことは考えなくていいという。超初心者向けにイチオシです。

 

●レモンバジル
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レモンバジルは、先に言ったバジルの特質「日当たり、水、肥料があれば非常に育てやすいが、デカくなるし虫がつきやすい」の、「虫がつきやすい」を強めのレモン香でクリアしたサラブレッドです。己のレモン香が虫除けになり、特段虫除け対策をしていなくても、他のバジルに比べて格段に虫がつきにくい体をしています(もちろん全くつかないわけではありませんが)。

ただ結構デカくなるので、大きめの鉢が要りますし、室内で育てるのは難しいかもしれません。しかし、虫が寄りつきにくいので外飼いでもそこそこ安心。夏は大好き、冬はブッシュバジル同様タネで冬越し。

モリモリ育てば、ハーブティー、サラダ、エスニック料理、ポプリ等々かなり幅広く使えます。こちらもおすすめ。

 

オレガノ

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こちらはLv.2に近い1。土は市販のハーブ用配合土で十分。バジルの一族が、脳死で毎日水やってりゃ大丈夫……という楽さなのに対して、こいつはカサカサになるまで水やり放置でOKという、手抜きくらいがちょうどいいタイプ。特に肥料もいりません。質素清貧。

強い直射日光はそこまで好きじゃないので、むしろ室内で日当たりのいいところ、くらいが好き。ただし。調子がよければ、40℃近い灼熱の炎天下だろうが、雪降る冬の戸外だろうが、平気で耐えます。寒さで葉が落ちても、春になればケロッと生えてきます。

ついでにつく虫も比較的少なく、我が家で観測した害虫はドウガネブイブイとヨトウムシのみ。といっても、やはり調子が良ければ彼らが食べるスピードよりも育つスピードのほうが速いので、大した心配はいりません。

というわけで非常に育てやすいのですが、「限りなくLv.2に近い」と言った理由は、育つスピードがえげつないので結構な頻度で収穫しないといけないこと。それと、しっかり根付けば強いが、調子を崩すと回復しないこと。ですから、買ってくる時にできるだけ元気なやつを選べば問題ないかと思います。

バカほど収穫できたオレガノの葉は、シチューなどの煮込み料理、香草焼き、ハンバーグなどの料理に使うもよし。乾かしてハーブティーにするもよし。飲むと胃や喉の調子がなんとなく悪い時にスッキリします。

 

 

✨Lv.2✨

トスカーナバジル

●パープルバジル

スイートバジル

ジェノベーゼバジル

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以上のバジル一族は、先ほど述べたバジル一族の特徴の通りです。「日当たり、水、肥料があれば非常に育てやすいが、デカくなるし虫がつきやすい」のうち、「デカくなる」を克服したのがブッシュバジル、「虫がつきやすい」を克服したのがレモンバジルでしたが、その他のは特に克服したポイントもないので、普通にデカく虫がつきやすい。大きめプランターで広めに育てなければならないので、害虫対策がちょっと大変かな。

強いて付け加えるならば、この中でもトスカーナバジルは葉が巨大なわりに背は低く、防虫対策もしやすいですが、巨大葉が土に擦ると傷みやすいのでこまめな収穫が必要かと思います。夏は得意、冬は越せないのでタネで、が基本。こぼれ種でどんどん増えますし、多少枯れたり萎れたりしても大丈夫なのが魅力。

一般的なバジルであるスイートバジル、香りが強くてイタリア料理向きのジェノベーゼバジル、サラダの彩りにいいパープルバジル、レタスの代わりに使えるほど葉がデカいトスカーナバジル。好みのバジル、よりどりみどり。

 

●シソ

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こちらも、上記バジル一族とほぼ同じ。ただしバジルたちと違うポイントがふたつ。バジルよりは少しコンパクトに育てられます。ただ、強い日光に当てすぎると葉が硬くなって食味が落ちます。ちょっと陰になるかな? くらいの場所で育てるのがポイントですが、虫がつきやすいのは同じ。日当たりもスペースもそんなにない、というおうちにおすすめの、Lv.1寄り2です。

 

●タンジー

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雑草並みの強さで有名なキク科の健康優良児、タンジーくん。萎れて枯れて葉っぱが残り一枚になっても、雨に当てときゃ無敵の回復力で回復します。

夏の暑さ、直射日光、雪にも冬の寒さにも負けず。そういうものに私はなりたい。こちらも日当たりと水があればぐんぐん育ちます。肥料もあまり欲しがりません。土も、市販の培養土で十分。野菜の土や、ハーブの土がいいと思います。

あれ? じゃあLv.1でいいのでは? と思うのですが、実はこいつ結構デカい。下はロゼット状に広がり、上は1mくらいまで伸びて花を咲かせます。最終的に、一株につき8号長鉢程度のサイズになるでしょうか。

それに加え、タンジーくんは虫除けハーブとして有名なわりに、全然虫を避けてくれません。大きい虫は寄りませんが、グンバイムシという細かいカメムシの仲間の大好物。これが小さくて、結構防除が大変なんですよね。汁を吸うだけで、特にこいつのせいで枯れるようなダメージを負うことはほぼありませんから、我が家ではもう放置してますが……見た目が汚くなるのが困りものです。ほとんどこいつのせいでLv.2になったと言っても過言ではない。

ちなみに、タンジーくんは食べられませんが、樟脳によく似た「竜脳」という成分が含まれていますので、昔の人は乾かして洋服の防虫に使っていたとか。虫除けハーブといっても、摘んで乾かさないと意味ないようです。

夏頃に咲く花を切って収穫し、干してドライフラワーにすると大変かわいいです。スワッグなどのインテリアにももってこいなので、ハンドメイド好きさんに特別オススメ。

 

ワイルドストロベリー

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いわゆる野いちご。元々雑草なだけあって、果物として出回っているイチゴよりかなり図太いです。

普通のイチゴはものすごく病気にかかりやすいのですが、こちらは病気の心配したことありません。何よりこの子のお手軽ポイントは、コンパクトなこと。虫がつかないこと。虫苦手な方にもオススメできます。

暑さ寒さには弱くない一方で、真夏の直射日光と真冬の木枯らしに耐えるタフさはありません。夏は半日陰、冬は風の当たらない暖かめのところへ少し移動してあげる必要があります。ただ鉢植えなら、大きくなっても一株6号鉢程度で飼えますから、移動するのは大変じゃありません。

もう一つ注意点は、土。水捌けが良くないと一瞬でダメになります。もし市販の土を使うのであれば、山野草の土やサンセベリアの土など、かなり水捌け重視のものを選ぶと良いでしょう。水捌け全振りの土で、水と肥料をたくさんやりながら育てると、かなり茂ってくれます。

難しさの体感としては、かなりLv3よりの2です。少し慣れたかな? と思った方にオススメ。

ちなみに、ワイルドストロベリーの実は、少し黒っぽいくらいまで熟さないと食べてはいけません。少しでも若いと、めっちゃ口内炎できます。そのかわり、葉っぱを干してストロベリーティーにするのが一般的なようですね。やったことないけど。

 

で、まだ2までしか書いてないのにもう5000字いきそうだよぉ! コミュ障にしかできない脅威の文字数。さすがに全部書いたら卒業論文になっちまうので、Lv.3以降は次の記事にしようと思います。

 

今回はここまでにします。

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次回もぜひ、よろしくお願いします。

 

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