こんにちは、音音です。
ここ最近「暑い」しか言ってないような気がする。でも暑い。今年、45℃近くなるかもしれんとかほんま? うそやんな?
で。暑いと特に育てにくい植物がこいつです。
ラベンダー。ほらもう見た目にみすぼらしいでしょ。去年の夏からずっとこんな感じですよ。
本当は5株あったのですが、枯れて枯れて最後の1株です。原因は去年の夏、伸びっぱなしにして剪定しなかったから。ワサワサしげる枝を見て、元気だな〜♪と呑気に喜んでおりました。暑くなって、枯れ始めてから、剪定しなければいけないことを知った。もう遅い。
ラベンダーは、北海道や中央高地のラベンダー畑が有名になるくらいなので、涼しくて乾燥した気候が大好きなのです。バカ暑くて湿度の高い京都の夏は、彼らには気の毒な環境なわけです。
それを乗り越えるためには、我が家のローズゼラニウムよろしく、半分ハゲになるまでスッカスカに剪定してやらなきゃいけないんですよね。
もっとも、ローズゼラニウムと違って、ラベンダーは比較的成長が遅い。ローズゼラニウムみたいに、ハゲにしても数週で元通り……なんてわけにはいかないので、ほぼハゲにしてしまうと枯れちゃうみたいなんですけど。とにかく、散髪はしなきゃいけなかったわけだ。
蒸れたラベンダーは、下から枯れ上がってきます。写真もそのとおり、下半分がカサカサになって、上だけ何とか元気な葉っぱが生き残っている感じです。カットしたてのプードルみたいだな……
しかし、こんな弱った状態では彼もしんどいであろう。どうにかして、体を更新してほしい。枝の上の方だけでも元気なうちに、挿し木に挑戦してみるか。
ああ〜〜〜〜だから挿し木は苦手なんだってば〜〜〜! 上手くいく気がせん! とりあえず保険として、今回は水挿しと土にする挿し木、2種類やってみて、その経過と土配合まで書いていこうと思います!
まずは、挿し穂を取ります。ラベンダーの元気な枝を上から10cm程度……ってネットの集合知が言ってる。元気な枝なんか無いんだが? とりあえず葉が緑のところを、清潔なハサミで切る。
こんなもんか。
親株は捨てていくつもりで、とりあえず葉が緑色の枝全部から挿し穂を取りました。下から半分くらいは、葉っぱを取っておきます。
半分は水挿しに。挿し穂の先を、水につけます。浅めの容器に半分くらい水を張り、葉が浸からないように出来るだけ立てておきます。
もう半分はこちら。100均の「挿し木・種まきの土」をポット4つ分用意。鉢底ネット、鉢底石も敷いています。
ここで登場、ルートン! 挿し木用の発根促進剤です。
そのままズブッと挿すと、ルートンの粉が落ちてしまいます。挿すところに穴を開けて、
ルートンの中身は粉です。小皿に適当な量出して、湿った穂の一番下1cmくらいまで粉を塗します。片付ける時に、粉が湿気ったり水が入ったりしないよう、細心の注意。
そっと挿し、土をかぶせます。
完成だ!
水やりをして、このまま日が当たらない、気温も上がらず出来るだけ風の通るところで、根っこが出るまで管理します。我が家でいえば、玄関の靴箱の上です。3週間後……
ひっこ抜いて根っこが出てるか確かめたい衝動を我慢しながらここまで来ました。まだ葉が青々としている……どころか、ちょっと伸びてますよ。ダメだったら枯れてるはず。もしかして……発根しちゃった?💕💕
そうとなれば早急に植え付けだ!
これ、実はアクアリウム用の大磯砂なのであります。ラベンダーはハーブなので、アルカリ性で水捌けのいい土壌が好きかなと思いまして。
アルカリに寄せる+水捌けをよくする素材としてくん炭を入れるんだけど、それだけだとかなーーーり弱いアルカリにしかならんのよね。
だから、以前書いた水槽のph測る記事↓
togimarufriends.hatenablog.com
でかなりよく分かったことで、大磯砂を低床に敷いた水槽の水は、けっこうアルカリに偏るんです。砂なので、水捌けも相当良くしてくれるでしょう。この効果にあやかって、余ってる大磯砂を土に混ぜたら、酸度調整も水捌け改良も、同時にできちゃうんじゃないかってね! 思うわけです。
配合はこんな感じ。腐葉土3:赤玉3:大磯砂2:くん炭2。
酸度調整ができるかはともかく、大磯のかわりに川砂を使えば、同じように水捌け改善できるかと思います。
さて、土は用意できたので、植え付けれる苗があるか確かめよう。結果発表ォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
うーん、根っこなし。
ないんじゃないかなあ。
ちょ…………っと出てる?
両方とも微妙。
うーーーーんンンンン????
これはたぶん出て………る???
水挿し部もダメでした。しかし、
まあいいや。今回、土でする挿し木でうまくいかなかったやつは、しばらく水挿しで再挑戦しましょう。
で、明らかに根っこが出てたやつは2株。さっき配合した土に植え替えましょう。水をやってみましたが、ものッッすごくすぐに水がはけます。天才的ぃ!
さて、2ヶ月後。
写真がねえ!!
生き残ったのは結局一株。でも、よく伸びています。常に冷房つけっぱなしの生き物部屋で、室内飼いにしてよかった。かなり元気に伸びてきてます。
水挿し組は全員ダメでした。根っこは出てきてたんですが、気温の高さもあってか、根っこが伸びるスピードよりカビが生えるスピードの方が速かった。捨てた。
とりあえず、これで挿し木成功と言っても過言ではないんじゃない?
あと、驚いたのが、
親株がなんか元気になってきてること。立派に花まで咲かせちゃいました。昼から日陰になる位置に置き、雨が降りすぎる時はビニールハウスに入れてやってたのが良かったか。わからん。かなり強めに剪定したのが良かったか。わからん。
少なくとも、オリジナル配合した土は悪くなかったようですね。よかったよかった。
今回はここまでにします。
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では、次回もぜひよろしくお願いします。