こんにちは、音音です。
さて、前回は近所のホムセンでやってたハーブ特集で、新しい苗をわんさと購入してました。買ってきた苗紹介するだけでよく4000字も書いたな。
togimarufriends.hatenablog.com
今回はそれの続き。買ってきた苗たちを順番に植え付けていこうと思いまーす。
今回植え付ける苗は、オレンジバーム、ラベンダーミント、ペニーロイヤルミント、ステビア、ルンギアクロッシー・マッシュルームプランツ、ローズマリー、フレンチタラゴン、サラダバーネット、ツボクサの9種類です。
土の配合がわからないやつ、土の配合が特殊なやつもいますので悩ましいな。これだけいるから結構たくさん土が要るんだけど、同時に、寒くなってきたので枯れたり弱ったりした植物のプランターを片付けなければならない、という問題もあります。
今までは、土を使いまわさず庭に捨てて、新しい土を買ってくる……とやっていたわけですが、それをずっとやってると当然庭が盛り上がってくるんですよね。ヒュウヒュウ!!!スタンディングオベーション!!ステージは温めといたぜ!!!バイブスあげていこ!!!
というわけでデン!!!
夏の暑さで完全に枯れてしまったワイルドストロベリーのプランターです。入っているのは花ごころ「山野草の土」。結構デカくて深いので、土の量もすごい。
して、これが相当水捌け重視の土質で、かなり砂っぽいんですよね。ゼオライトも配合してあるので筋金入りです(ゼオライトというのは多孔質の砂で、水槽の汚れを吸着して水をキレイにする低床用の石や砂としてよく売っています。その多孔質が、土の水捌けもよくしてくれるらしい。)
これを捨ててしまうのは、庭が盛り上がるとか云々より前にもったいない! と言うわけで、これは再利用しようと思います。
枯れてしまったワイルドベリーの根を取り除きます。ワイルドベリーはまた種蒔いて、来年育てよっと。
新しいのに古いフルイちゃんに、ざーーーーっとひっくり返してしまいます。これでふるって、
はい、キレイな砂だけこし取れました。フルイの中に残ったゴミは捨てて、鉢底石は仕分けます。
本来はここで、薄く広げて数日天日干しで消毒……とかするんですけど、ま、いいや。何かに感染したらとりあえす殺菌剤をまけばどうにかなる。たぶん。
さてこちらは、ニンニクを植えつけた時に買ってきて余ったコーナンの「花と野菜の培養土」。この土、安いし質もよくて好きなのですが、難点は水捌けより保水性に振っているので水やりを続けてるとベッチャベチャになることと、入ってる肥料が多いこと。このままで育てられるハーブもいますが、たいていのハーブをこれで育てるのは、過湿と多肥のせいでそこそこ難しいです。水捌け改善と、肥料分の濃度を下げられるようにしてあげないと……
ここで、さっきふるった山野草の土を適当に混ぜます。砂質のものが入ると格段に水捌けは良くなりますし、野生の宿根草を育てるために作られた土なだけあって、山野草の土にはあまり肥料が入ってません。入ってたとしても、植わってたワイルドベリーが全部吸ってると思います。
ほんとなら川砂を買ってこればいいんですけどね。めんどくさいしね。水槽用の底砂が余っていたらそれを混ぜてもいいのですが、大磯砂のように、モノによっては混ぜると土がめっちゃアルカリに寄ったり酸性に寄ったりするので、気をつけないといけません。
ともあれ、水捌けと肥料の濃さに関する問題は解決をみました。
こちらは前から家にあったレモンバーム。元気ですね。この子は買ってきたオレンジパームと一緒に、大きなプランターへ植え替えます。
あたらしく植え付けるのはこのオレンジバーム。
根っこ立派ですね。アヤハディオ、苗の管理が良くて好きなのよね。
さっき作った土を、元々入ってたプランターに戻して、レモンバームと一緒に植えつけます。せっかく元肥を薄めたので、植え付け時の元肥は追加しません。
(作業の横で干されているうじきち)
植え付けが終わりました。仕上げの水やりと、完成図はまたあとで。今度はレモンバームを引っこ抜いた後のプランターが空きましたので、鉢底ネットをキレイに洗って、新しい底石を敷きます。
このプランターには、ペニーロイヤルミントを植え付けましょう。匍匐性で土を這うように伸びるから、土の表面が広めのプランターに一株だけで植えてやれば、成長したらこんもりして可愛いかな。花がたくさんついたらきっといい感じになりますよ。では、引っこ抜きます。
うわ〜〜〜!!!これがまさに「根鉢」。根っこがキレイに鉢の形をしている!!! 石膏の型取りみたい。
土を洗い落として、細い根っこはちぎりました。ちぎることで、植え付けた後から新たに細い根を伸ばして土にしっかり定着してくれます。根をいじられるのが極端に嫌いな子は、それをすると枯れてしまいますが、まあミントは強いし大丈夫だろ。
先ほど作った土に植え付けた。あんなに鉢の中が根っこだらけだったから、葉っぱに元気がない。また今度、痛んだ葉はハゲにしなきゃ。
はい次、ミント類はまとめて植えるよ。ラベンダーミント。
こちらも根鉢がぐるぐるなので、洗って細かい根を取り除きます。
先ほどの土に植え付けました。いいサイズの鉢がなくて、少し小さめになっちゃった。まあ、これからの季節彼らは成長期じゃないので、来年の春大きめの鉢に植え替えてあげるね。
とりあえず、土にこだわりがないやつらはさっき適当に作った土でうまく行くかな? ここで作業は一旦中断、涙の出社。
(パパに「日光浴してきなさい!」と放り出されたおまんじゅうたち)
さて、帰宅したら夜の作業です。
昼間に作ったいい加減な土に植えるのが不安なやつらを、いつものように単用土を混ぜて、植え付けていきますよ。
まずはこちら。
ステビアと、ルンギアクロッシー・マッシュルームプランツ。何回言っても覚えられない。
まずは抜いてみるか。
元気だねえ!!!
ルンギアは、ステビアほどではないけど根っこの生育旺盛です。この謎植物をよくここまで育てたわね。
土を洗い落としてみました。なっが!!!!
どうやら真ん中に大事な太い根っこが通ってるタイプではないようなので、容赦なく細かい根っこをブチブチブチちぎりました。
土の配合はシンプルに。赤玉土6:腐葉土4に、元肥としてマグァンプを少し。配合わかんなかったらとりあえす6:4か7:3でいいんですよ。
二人とも、テラコッタ鉢に植えました。生態がよくわからない植物は、とりあえず通気性と保湿性のバランスが最高のテラコッタ鉢が一番いいのです。
次はローズマリー"プロスタラータス"。
この子は匍匐性でツルのように伸びるので、背の高い鉢に植えて、垂れ下がるようにしちゃおうか。
抜いてみました。元気です。ローズマリーは比較的根をいじられるのが嫌いで、植え付けショックで死にやすいらしい。しかしまあ、傷んだ根っこあってもしゃーないからね。容赦なくちぎります。
ちぎっても立っっっっ派だねえ!! さあ、土を作るよ。
はい、早速底石をぶちまけました。お前はいつもそうだ。誰もお前を愛さない。
拾う。こういう作業に無駄な時間がかかる。
はい、今回の配合。赤玉5:腐葉土3:川砂2のところ、砂の代わりに昼間用意した山野草の土を使います。
アルカリ性土が好きなので、たっぷり目に苦土石灰を。と、思いましたがこれは入れすぎです。なんだこれ。
とりあえず植わりました。機嫌は良さそうです。
ツボクサ。セリ科ですが、この子も雑草扱いされるほど丈夫なので、容赦なくいきます。
根っこも立派だが、ランナーが邪魔。
配合は、さっきのローズマリーの配合に、苦土石灰を入れずマグァンプを入れるだけ。
植わりました。この子も、ランナーがよく伸びてツル状に増えるので、背が高い鉢を選びました。
次、サラダバーネット。外側の葉は枯れてきていますが、新しい葉っぱが次々出ているので、見た感じ元気です。
抜いてみました。根っこは思ったより小さいな。大丈夫か?
サラダバーネットはめちゃくちゃ強くて土質を選ばないということで、調べてもあまりオススメの土配合が出てきません。だから、ミントやステビアに使った残りの土を、適当に混ぜて使っちゃお。他の植物が元気に育つように作った土だから、悪い土ではないはずだよ。元肥としてマグァンプも少し混ぜてあげます。
最後。フレンチタラゴン。
こいつは、どうやら根っこが繊細で触られたくないタイプではないようですが、いかんせんシベリア出身なので湿気にとにかく弱いらしい。
根っこも少し小さい……
こいつの土の配合に、赤玉や腐葉土は使いません。水捌け極振りでいきます。川砂(今回は山野草の土)1:バーミキュライト1。元肥としてマグァンプ。
くん炭やパーライトを使っても良かったかもね。鹿沼土は水捌けがいいけれど、だいぶ酸性寄りなので、怖いからやめました。
水捌け重視で、テラコッタ鉢に植え付け完了。サボテンなどもそうですが、乾燥が好きな植物に水捌け極振りの土を使う場合、鉢まで水捌けのよいのを使うと、必要最低限の水分すらも出ていってしまうため、植物が水不足を起こします。だから、最も水捌けの良い素焼き鉢は避け、水捌けのよくないプラ鉢にするのが無難。
しかしプラ鉢の欠点は、外の気温によって鉢の中の温度がすごく影響を受けやすいこと。テラコッタ鉢や素焼き鉢は多孔質で、鉢に無数の見えない穴が空いています。そのため、そこに入った空気の層が、鉢の中と外の間にワンクッション入れてくれてる感じになり、外気温や日差しによる変化が中の土に影響しにくくなります。
一方プラ鉢に、多孔質構造はありません。ただのプラの壁です。だから中の土は、暑くなれば時に気温より高温になり、逆も然り。というわけ。暑いのが得意なやつならまだ問題ないのですが、暑いのが苦手なやつを夏場温度が高くなる鉢に植えるのは致命的です。特に、ここ数年の夏は死の季節ですからね。
というわけで、水捌け極振りの土に植えたタラゴンですが、鉢はプラではなくテラコッタ。やはりテラコッタは最強。
さあて。全員揃いました。頑張ったなぁ〜〜!!
仕上げに水をやって完成!!!
ごらんください、タラゴンの土の水捌けの良さ。
なんか酸っぱい臭いがすると思ったら、私が玄関にこぼした苦土石灰に彼氏がリンゴ酢ぶっかけてた。二酸化炭素発生しちゃう!
さっきの写真になかったレモンバームとオレンジバーム、ペニーロイヤルミント、ラベンダーミントも元気です、という報告。
さて、ようやく新入りハーブがひと段落しました。またこの子達の生育については、経過観察しながら別記事にアップしていきますね。
今回はこのまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。