こんにちは、音音です。
最近突然寒くなったので、植物の冬対策の記事ばっか書いてました。
久々に、生き物の方もいってみようと思います。
さて、我が家で今飼ってるのは
トウブドロガメ、アカハライモリ×2、ウーパールーパー、マドジョウ、コハクオナジマイマイ、モクズガニ
ほぼ水棲生物。
音音が飼ってるのはトウブドロガメだけで、基本植物担当です。
残りの生き物は、同棲している生き物好きの彼氏が飼ってます。
今回の記事は彼氏のイモリです。
11月…
我が家行きつけの魚園に、アカハライモリの入荷が。
そこで、彼氏どんが見つけてきたのは……
チビでボロボロのアカハライモリ。
尻尾、後ろ半分欠損
左後ろ足欠損+水カビ
尻尾の付け根には大きな傷2箇所
そしてやせっぽち。
おキンタマを見るに、多分オス。
大きな子にいじめられたのかな……?
イモリ団子になって大量に仕入れられるアカハライモリにこんな子は珍しくないのでしょうが、
水槽の奥の隅に隠れて小さくなってたのを、どうも放っておけなかったようです。
ケガはそのうち再生するかもしれないが、
足がちぎれた傷口に生えてる水カビ!
ほっとくとこれ多分やばいやーつ。
ということで、お迎えしたら早速治療開始です。
ここから先は、我が家の彼氏がネットで調べたり魚園の人やブリーダーさんに話を聞いたりしながら、独自で試行錯誤してやってる治療です。
「自分ならこうはしない!」と言う方も多いでしょうが、ご参考までに……。
まずはカビの進行を止めよう。
いわゆるメチレンブルーというやつ。
真菌に効くお魚用の薬ですが、
まあまあ劇薬で、毒性が強いです。
体を守るウロコがない両生類たちには、薬が強すぎるから使ってはいけない
とか、
10分だけ浸けるとか、規定より薄めて一週間浸けるとか、
前例が少なくて、手に入る情報もバラバラ。
真水で飼っていては治りそうもないが、
長く浸けていてはしんどいだろうし、
だからといって、ちょっとだけ浸けて効果がないようではイモリがかわいそう……なので
四苦八苦しながら色々試していたようですが、
結論、我が家では
規定量よりかなり薄めて数時間、ということになったようです。
お魚に使う時の規定量が60Lにつき50mLですが、
半分以下の薄さで0.03〜0.04%にします。
30cm水槽に水位20cmくらい(ちょうど5L)の溶液を用意し、
エアレーションのために酸素タブレットを入れて、ここで一晩過ごしてもらいます。
お写真がないけど、メチレンブルーに浸かりながらアカムシちょっと食べました。
生きる気力があるね。
しばらくは、消化にいいアカムシごはんです。
2日後。
飼育水を真水に戻して、しばらく様子見。
カビは悪化こそしませんが、目覚ましい治癒もしません。
ちょっとずーーつ良くなってきた……かな?
ぼーっと、ガラスの外を眺めてますが、
この向こうには、先住イモリの住む立派な45cm水槽があります。
羨ましいだろ。
隣の芝生は青いと言うが、隣の水槽は青いってか。
青かったのはお前の水槽だよ。
後で気がついたのですが
こいつ、こんなにボロだからか、目が見えてなかった。
一週間後。
ずいぶん元気になってきたんですよ、これが!!
動きは活発です。不自由な下半身で上手に泳ぎ回ります。
そしてなんと
元気すぎて、来て三日めに脱走………………
体が乾き切る前に、家具の下で発見されました。
もうダメかと思ったじゃん……
当の本人は、体が乾いたせいでカビがかなり良くなり、結果オーライみたいな顔をしてますが
ダメなものはダメです。信じられん。対策してたのに。
水換えの時は虫カゴに移して、
ついでにカメ用に買ったビタミン剤(レプチゾル)を溶かした水でビタミン浴をしてもらってます。
人間でもイモリでも、お肌の回復にはビタミン!
左後ろ足、よくご覧ください。
足の付け根位置から、大腿骨が生えてきてます。
白いチョボが見えますでしょ。
まだ水カビ完全にはなくなりませんが……
そして、この日は記念すべき……
治療用水槽卒業!!
隣の45cmイモリ水槽に引っ越して、
先住イモリと顔合わせです。
でん
これが、先住アカハラのねぼちゃん。
本当はシリケンイモリなんじゃないの? という重量感。
そしてきれいな婚姻色ですね。年中出てます。立派な男の子です。
こいつ、元々2匹で住んでいたんですが
初代パートナーが、3月に脱走の末死んでしまい、
次のパートナーも、9月ごろ脱走対策していたにも関わらず脱走して行方不明に。
一人ぼっちになるのは2回めのねぼちゃん。
新しいお友達が欲しいか、厳正な話し合いをしたところ
どうやら欲しそう(?)だったので、新しい子を拾ってこれてよかったです。
オスのイモリ同士は同じ水槽に入れるとケンカをするそうなのですが、
ねぼちゃんは同族に対して特段温厚なジェントルニュートなので
新しい子が来ても上手くやっていけると信じたい。
さあ、運命のお引越しです。
新入りちゃん、投入!!
!!?!?!!!!!?!?
え……ねぼ先輩、頭の上から新入りちゃんが降ってきたのに気づいてない?
その隙に、新入りちゃんはブクブクの隙間に逃げていった……
と思いきや
出てきた……
出会った!!
え…………?
距離を取られるねぼ………
くんくんくんくんくんくんくん
なに?
なんか言いたいことがあんの?
新入りちゃん、いい匂いした?
数日後………
なんだかんだ近くで過ごしてる〜!!
大成功だ!!
さすが、ジェントルニュートねぼ!
新入りちゃん、大きい子にいじめられたんだとしたら
ねぼ先輩ぐらいガタイのいいイモリはきっと怖いだろうに、
ねぼちゃんのジェントルぶりで、少し心を開いたように見えるぞ!
チュッ💕💕
ラブラブだあ〜〜〜〜〜
♂オス同士♂だけど♂
この後、この新入りちゃんの名前は
「ひどら」
に決定しました。
再生力で有名な生物ヒドラと、来て治療中に脱走するという、あまりの素行のひどさからつけられました。
ねぼちゃんは、ひどらちゃんとチュッチュしたり、おんぶしてあげたりと忙しそうです。
一緒に幸せな家庭をつくりましょうね💕💕
ダ💕ー💕リ💕ン💕
お前たちの水槽では巻き貝までイチャラブえっちする。
長くなりましたが、今日はこの辺にします。
またどらひちゃんの回復過程はぼちぼち記事に登場させようと思います。
では、次もぜひよろしくお願いします。