こんにちは、音音です。
さて先日、彼氏が近所の魚園から餓死しそうなガリガリのアカハライモリ2匹を連れて帰ってきました。
togimarufriends.hatenablog.com
「はっち」と「ぽっち」というお名前をつけられた2匹。しかし二週間ほど後、「ぽっち」は水槽から脱走し、虹の橋を渡ってしまいました。
togimarufriends.hatenablog.com
ある程度急拵えの水槽だったとはいえ、脱走対策の難しさを痛感しました。遺されたはっちは、その時から先住イモリのねぼ・ひどらちゃん水槽に入れて、しばらく一緒に暮らしてもらうことに。
同居開始直後から、ねぼ・ひどらの二匹に熱烈な歓迎と求愛を受け、ハチャメチャに可愛がられていたはっち。それから数週間……
だいぶ太ってきたと思いませんか!?
元気になったねえ。毎日誰よりも必死にエサくれアピールをしています。人間の顔を見てはお腹を出してばかりいます。
あんまりたくさんイモリを水槽に入れると、エサやりの時けんかになったり、水質維持が難しくなったりするのでは……という懸念があって、二匹ずつ水槽を分けて飼ってきたのですが、
陸地に植えたシダやユキノシタ、ウォーターコインが想像以上に伸びすぎて、水槽の中は植物の根っこだらけ。おかげさまで、多少ウンチや食べカスが増えたくらいじゃ、水は汚くなりません。↑の写真、直前にかなり剪定してコレです。
そして、今のところはっちと先住イモリの仲は非常に良好。ねぼとひどらが温厚な子で本当に良かった。
しかし!!!!!
そうこうしていたある日!!!!
やりました。また。連れ帰ってきました。いつもの魚園から、彼氏がガリガリに痩せたアカハラを……!
はっちが来た時より痩せている。ぽっちが来たばかりの時と同じくらいだろうか、それよりさらに痩せているように見える。この写真でも来てから数日経ってるので、来たばかりの時は本当に痩せすぎて消えちゃいそうだったんですよ。
行きつけの魚園に入荷するイモリは、京都市京北あたりの川で捕まえてくるワイルドキャップ個体。今まで、痩せていたりケガをしていたりして売り場から引き取ってきたイモリたちは、他の子にイジメられたとか、エサを横取りされてばかりいたとか、はたまた人工餌に全く食いつかず食事を摂れてないだとかで、入荷してから痩せてしまった子ばかりでした。
しかし、今回のこの子は入荷した時からこの状態だったようなのです。自然界でも食べていけてなかったということなのか。いくら飢えに強いイモリとはいえ、この状態のままではさすがにもう長くないと思います。つまりはまあ、魚園の人に捕まろうと捕まるまいと、生態系から弾き出されようとしていた子なのでしょう。
件の魚園さんとは、ご主人さんが生き物大好きで話が合うためか、彼氏の行きつけにもなっています。ショップとしてできる限り生体をかわいがってくださっているところなのですが、やはりお店はお店ですから限界があります。
そこでもはや彼氏は「お店ではもうどうしてもやれない子」を引き取って可愛がってくれる人として認識されているっぽい。売り場で死んでしまうよりよっぽどいいし、両生類なんて死ぬ個体が出て当たり前、売れないなら捨ててしまえ、というショップだってたくさんある世の中ですから、そういう人と認識されるなら、それはそれでいいかもしれない。
これ、さっきの写真で伸びすぎてた植物を切るために、箱の中へ避難してもらったイモリたち。
大きいのが二匹、小さいのが二匹います。大きいの二匹が先住イモリたち、小さいの二匹のうちちょっと太いのがはっち。もう片方はもう線って感じで、明らかに他の子よりほっっっそい。
お名前は彼氏がすでに決めていました。「はっち」「ぽっち」という流れできたので、「すてい」ちゃんです。ハッチポッチステーションです。ついでに、「頼むから脱走しないで水槽の中にいてね」ということで「stay」の意味もあるとのこと。
ガリガリとはいえ、ひどらが来たばかりの時のようにケガや欠損をしているわけではないし、はっちが先住イモリとうまいことやってくれたので、すでに脱走対策万全な先住イモリ水槽で暮らしてもらおうと思います。4匹目の住人です。
入れた途端ねぼに可愛がられている。どうして君たちはそうも小さき者が好きなのか。
それにしてもねぼちゃんデッカいね。すていちゃん、横から見るとあばらや足の付け根の関節がめっちゃ浮いててヒモみたい。
イトミミズをしっかり食べてくれました! 普通は新しい水槽に入ったばかりだと、環境変化でなかなか食べないはず。でも、やってきた日からこんな調子で本当にありがたいね。
といっても、まだまだ警戒心が強くてエサの時間でもずっと隠れてることの方が多いんだけど。
手前、水換えホースに吸われたくてたまらないはっち。なんでだよ。よく見ると奥にすていちゃんがいます。
先住イモリたちが温厚なのはわかってるが、はっちが自分より小さい新人にどう接するかは少し心配。今のところ、自分のエサくれアピールに必死で特に興味はないみたいだけど。
さらに数日後。だいぶ人に慣れてきて、手前まで出てくるようになりました。今までは痩せてる体のために、消化のいいイトミミズをあげていましたが、そろそろ他のエサも解禁かな。
(イモリ水槽を撮影してると隣の水槽から視線を感じる……)
直近のイモリ水槽です。大きい方がひどら、小さい方がはっち。ひどら、小さき者たちが可愛すぎて発情中。仲良しすぎて見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうよ。
はっちもねぼとひどらに大概可愛がられていますが、どうやらひどらははっちを、ねぼはすていを特別目にかけているようで、そのペアで一緒にいるのをよく見ます。新人の担当がついたらしい。
奥のひどらを撮りたかったのに絶対割り込んでくるはっち。
すてい、すっかり人間を怖がらなくなりました! 浮いてたあばらもだいぶ見えなくなり、ふくよかになってきたね。
わちゃわちゃ。
はっち、毎日毎日エサが欲しすぎて、この間ねぼがもらったエサを横取りしようとしてました。するとねぼ、あっさり自分のエサをはっちに譲っちゃったんですよね。元々エサくれアピールの権化だったねぼちゃんが、他人にエサを譲るなんて!! もちろんその後たくさんもらいましたよ。
以前、まだ小さかったひどらが同じようにねぼのエサを横取りしようと、巨大なねぼに噛みついていったことがあります。その時は「めっ!」とばかりに、怪我しない程度の強さで軽く噛み返して叱ってたねぼ。だんだん、ひどらはねぼに噛みつかなくなりました。
今はっちは、ねぼならエサ譲ってくれると思って、毎回のようにねぼがエサをもらうとちょっかい出しに行きます。きっとそのうち叱られると思います。これが長老の風格。
ちなみに、やはりはっちはすていのエサも欲しがるので、そこは飼い主が頑張って横取りされないようエサをやり分けてるようです。
右から、ねぼ、はっち、すてい。
ねぼ、すていに向かっております。
💕ちゅっ💕
今日も偉大な、我が家の生き物最古参、最長老のねぼ。ねぼとひどらのおかげさまで、すていちゃんもいい感じに回復中。いつもありがとう。
今回はここまでにします。
もしよろしければ、下のバナーをどれかポチッとしてください。
では、次回もぜひよろしくお願いします。