のんのんのおうち大自然

カメと植物と生きものたち

チドメグサを3種類の環境で育て分けてみたら②

 

こんにちは、音音です。

 

さて前回は、チドメグサくんにちょうどいい生育環境を探すために、色んな育て方を試してみよう…….と言って、まずはチドメグサを救出するところからしないといけなかったんですよね。

togimarufriends.hatenablog.com

さあ、今回はいよいよ3種類の育て方を準備して、実際にチドメグサくんを育て始めてみようと思います。

今までは植木鉢に植えた状態で、日なたに置いたり、日陰に置いたり、乾かし気味にしたり腰水につけてみたりしてたわけですが。今回用意する栽培条件は、

・テラリウム

・イモリ水槽の陸地

・鉢植え

この3種類です。鉢植えは今まで通りですが、以前植えた時はまだ自分で土を配合する習慣がなかったもので、たしか山野草の土が何かに植えていたんですよね。だから、今回はしっかり土をこいつ好みに配合してみようと思います。土だけで一体どこまで変わるかな?

では、こしらえていきますよ。まずはテラリウムから作っていこうと思います。

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こちらは金魚鉢サイズの小型水槽。以前、フナのはかせちゃんを飼っていた水槽です。

ついでに、飛び出し防止のためにフタを買っていたのですが、いくら空気穴があるとはいえ、水面が狭いのでその上からフタをしたら酸欠になるのでは……という懸念から、当時は使わなかったんですよね。今になって、テラリウムの乾燥防止にちょうどいい……ということになりました。


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入れる土はこちら。「荒木田土」、ようは田んぼの土。


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それと、アクアテラリウム用のソイルの余ったやつを使いましょう。こちらは、イモリ水槽の陸地に使っている土「PLATINUM SOIL」です。


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作業してたら勝手に観客が……


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では配合していくよ。ソイルをあけて、


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う〜〜ん……なんか足りないので今や希少な大磯砂を湯水のようにを追加します……


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まぜまぜ。


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荒木田土を開けてみました。なんかめっちゃゴロゴロしてるな。


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さすがに、あまりに大きな塊は使えないので、適当に百均フルイにでもかけましょうか。


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😇床にこぼした😇そこ毛布敷くとこ😇いつもこう😇


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ソイルとだいたい1:1の割合で混ぜました。


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荒木田土のデッカい塊は、とっておいて後で鉢底石にでもしましょうかね。


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水槽に敷いていきます。


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第一関節くらいまでの厚さに敷けました。


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さて、ここで前回救出したチドメグサちゃんの登場です。


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チドメグサの他に、丸石(右上)、ウィローモス(左上)、イモリ水槽で剪定したユキノシタ(右下)も配置して、おしゃれにレイアウトします。


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土を軽く湿らせます。


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表面が湿ったら、チャーハン作る時の要領で混ぜて、


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もう一回湿らせます。全体がうっすら湿るまでこれを繰り返して、チャーハンの完成です。 砂ウメェ!! 砂ウメェ!!


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お好みの位置に石を置きます。


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石の上にウィローモスを広げて置くよ。この上から水を入れる場合は、ウィローモスが浮いて石と離れてしまわないよう、ぐるぐるに木綿糸で巻きつけて固定するのですが、そういえばテラリウムは水を入れないからその作業要らないのか。このまま置いとけば、うまくいきゃ石に活着してくれるんだ。楽だな……


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ピンセットで、残りの細かいものを配置していきます。


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できるだけ、節の部分から出ている根っこが土に触れるよう気をつけて置きます。


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石の足元に、ユキノシタを植え付けます。


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上からもう一度しっかり湿らせて……


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ふと見たらなんかすごいことしてる……


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な、なにやってんの? イモリサーカス?


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はい、仕上げにフタをして、


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暖かいところに置きました。うむ、なかなかキレイですな。巷では聞いたこともない、チドメグサテラリウムの完成です。


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さて、次は2パターン目。イモリ水槽の陸地に植え付けます。

で……………陸地はどれです? 植物の葉っぱしか見えないんですが……


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イモリ水槽の陸地は、100均のプラケースをシリコンでくっつけ、中にソイルをたっぷり入れ、水辺の植物を植えて作ってます。このやり方をすると、イモリの生活する栄養豊富な水を植物が根から吸うので、びっくりするほど植物が茂ります。そう、ご覧の通りにね……

どうにか植物をかき分け、ピンセットでソイルに捩じ込みます。根っこが下向きになるように。


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これ……………かな?


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いやはや、ほぼジャングルだね。左手前から奥の方にかけて、一番デカくなっているのはなんとユキノシタなんです。ユキノシタと言うだけあって、湿った地面を覆うように群生する植物のはずなのですが。このままではユキノウエである。

こんなところに植えたら、他の植物に負けて枯れそう…….。


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さて、ラスト。鉢植え再挑戦。

鉢は、最初にチドメグサが植わっていた5号浅鉢です。鉢底ネットを入れたあと、さっきテラリウムを作った時に出た荒木田土のデカい塊を、鉢底石として敷き詰めます。


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初めてチドメグサを植えた時の私と、今の私では一味違うぞ。チドメグサの一番好みな最強の土を作ってやるんだから。

配合は、赤玉土4:腐葉土2:荒木田土2:バーミキュライト2。元肥として少なめのマグァンプ。

肥沃で湿り気のある土が好き……というのはようするに田んぼの脇に生えてる植物だから、田んぼ周りみたいな土が好きだというわけなので、栄養豊富な荒木田土と腐葉土で田んぼを再現します。

ただ、やはり鉢植えなので、全部それだと水捌けが悪すぎる。ベースは赤玉土で水捌けをよくし、水を吸いやすく乾きやすいバーミキュライトで保湿性を調整します。荒木田土が栄養豊富なので、元肥は少なめに。これでどうだ。うまくいくか?


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土を入れていくよ。入れすぎたよ。いきなり並々入れたら茎埋められないじゃん。


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ちょっと土を1cmぶん退けてやり直し。ご本尊を安置して、


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上から土を被せます。今度はマジで埋まっちゃったけど大丈夫か。


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水をやったらすぐに下から出てきた。よし、いい水捌けだ。でも、ちゃんと上の方はビチャビチャになっているので、いい感じに雨上がりの田んぼの脇って感じです。

 

さて、これで3種類の環境を準備し終わりました。冬なので、チドメグサの成長は遅いですから、目に見えて結果が分かれるのには時間がかかると思いますが……さて、どれが一番上手くいくでしょうか? しばらく観察して、観察結果がたまってきたらまた記事にしようと思います。

 

今回はここまでにします。  

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チドメグサを3種類の環境で育て分けてみる

 

こんにちは、音音です。

 

ぼちぼち冬の間の作業を手につけないといけないな。と思いつつ、チンタラするのでひと作業にン週間かかるなあ。仕事より忙しいなあ。

ところで。チドメグサという薬草が我が家にありまして、確か市内のホームセンターで、水をもらえずに枯れかけてたとこをお迎えしたんだったかな。少なくとも一年くらいは飼ったと思います。

チドメグサというのはセリ目ウコギ科の雑草で、わざわざ買ってこなくてもその辺に生えてるらしいんですね。名前の通り、葉っぱを揉んで汁を傷口にすり込むと血が止まる、という薬効があるようです。細く伸びた茎で地を這い、雲みたいな形の小さい葉っぱをたくさん出して、成長するとグランドカバーのようになります。

しかし一般的には、我が家にある「チドメグサ」ではなく、よくアクアリウム用の水草として売られている「アマゾンチドメグサ」の方が有名です。これもよくある「ウォーターコイン」と同じ仲間ですね。

だから、ネットで探してもあまりこれといってちゃんとした育て方が載ってないんです。調べても「アマゾンチドメグサ」の情報ばかりが出てくる……。私が情弱だからなのか? でもこれは、雑草扱いされている植物によくあることで、「その辺に生えてるねんから何でもええやろ」ということなのでしょう。

いや、まあ確かにそうなんですけど。育て始めは、適当な土に植えたら確かにボーボー伸びましたよ。しかし徒長してしまったのか、伸びたらすぐに鉢の真ん中から枯れてくるんです。

これはいかん、と思って結構色んな環境を試しました。日なたと明るい日陰、どっちでも似たような状態になりました。水やり頻度、乾燥させ気味と湿らせ気味では湿らせ気味の方がよく育ちましたが、旺盛に伸びるとやはりすぐに真ん中から枯れてしまいます。定期的に剪定すればいいんですけど、枯れ始めるのが早くて伸びた部分を剪定すると元気な葉がなくなってしまう。

結局たどり着いたのが、「水捌けのめちゃくちゃいい浅鉢に植えて、洗面器で腰水につけ、日なたで育てる」という方法でした。

そう、これが結局いちばんう上手くいったんです。そう………。でもね……………………

 

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気がついたらこんなことになってたんですよ。

なぜか鉢の手前から生えてきた、チドメグサではない謎の雑草。土の表面はドロドロの藻に覆われています。チドメグサ本体は、小さく白い点のように見える葉っぱだけ。

ちなみにこれ、だいぶ掃除しちゃった後です。する前は、洗面器の内側にもびっしり謎の藻が……………

水につけたら藻が生える、という可能性を全然考えてなかった。日の当たるところに置いてたので、相当成長も早くてあっという間にこんな……

チドメグサ、耐寒性はあまりないので冬はどのみち枯れることが多いようですが、藻のおかげで温かいのか、まだ全部は枯れていません。でもこのまま春を迎えたら、藻と謎の雑草が伸びて呑まれて本格的に枯れてしまうと思うの。

よし、まず、救出しよう。

 

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手前の雑草を抜………………全部引っこ抜けたんですが……………


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雑草引っ張ったらツルツルに抜けてしまった。なんだこの穴。真ん中の穴は元々空いてるやつだけど、上下に二つ空いてる小さいやつ、たぶんこれ元々なかったよな………藻かな……それともあの雑草の根が抉ったのかな……こわ、


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プッチンプリンみたいにそのままの形で出てきた。さあ、これをなんとか分解して、チドメグサ本体だけをサルベージします。


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新しい水に漬けて全体を柔らかくします。ピンセットで一本一本ほぐしていくしかないのか……


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きたねえ。


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これ多分全部アオミドロですね。どこから来たんだろう……


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長い茎が生き残ってる部分もある。


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だいぶほぐれてきました。下の方は手前の雑草の根っこで固まってますが、ここまでほぐれればあとは土を洗い落としていくだけです。


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おおかた救出できただろうか。


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ギェェェ〜〜〜………真っ黒だ。本当にきたねえ。これは庭に捨ててきます。


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細切れで残った茎のうち、生きた葉っぱがついていないものは捨てました。比較的大きいものと、生きた葉っぱがついているものは、新しい環境が用意できるまで浅い水につけて、活力剤を与えておきます。

腰水を張った環境ではこれの二の舞になっちゃうな。どんな環境を用意しようかな……。というか、もう結構色々試して撃沈した後なので、何がいいかよくわからないんですよね。

というわけで、まだ試してない栽培環境を3通り用意して生育を観察してみたいと思います。次回、栽培環境準備編! お楽しみに!

 

短いですが、今回はここまでにします。

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ハーブの育てやすさを5段階評価してみた!Lv3〜5

こんにちは、音音です。

 

さて、前回の続き続き。音音が夏越し冬越しを経験したハーブを対象に、育成難易度をレベル1〜5までランクづけしています。

前回記事はこちら↓

togimarufriends.hatenablog.com

前回はLv.1〜2をやったので、今回は3〜5までやっていきますよ。

 

✨Lv.3✨

ローズゼラニウム

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虫除けや猫避けで有名なローズゼラニウム。香りの強いセンテッドゼラニウムの一種です。

花はかわいく、香りはよい、そしてマジで虫が寄ってこない最強虫除けハーブ。市販の化粧品などで「ローズ」とか「ゼラニウム」とか書かれている香りのもとは、大抵がこの子です。

夏は炎天下でもOK。冬は、霜や寒風が当たらなければ大丈夫。大変丈夫なのは確かです。

ただ、この子がLv.3に振り分けられた最大の理由は、結構デカくなる上に、ものすごく茂ることです。大爆発します。気を抜くと茂りすぎて弱ります。栽培スペースが狭い方にはあまり向かないかもしれません。

ですから、真冬の12月を除く3の倍数月(3、6、9月)にがっつり剪定をしてあげないといけません。まあ、剪定という名の収穫作業なので、これがまさに醍醐味なのですが。

また、乾いた土が好きなので、市販の培養土では少し心許ないのもポイント。市販のハーブの土に赤玉土を3割混ぜ込む等の工夫をするとうまくいきます。そして、乾燥が好きだからといって、水やらなすぎでも萎れます。鉢の中の土が全体的にパラパラになったらたっぷり水をあげる、という感じなので、土と相談しながら水をやります。

…‥と言いましたが、実は大して繊細というわけでもない。音音は、冬場雨任せで一回も水やらない、夏場も2週間に一回しかやらない、みたいなズボラ管理してますが元気です。スペースと剪定頻度の問題でLv.3に格上げしましたが、かなりLv.2寄りですね。

ただ、多少管理に手がかかっても育てていただきたいくらい便利な植物です。ポプリによし、入浴剤がわりによし。器具があれば精油もとれます。窓辺に植えればアリも入ってこないのでは、というくらい植えてるだけで虫除けしてくれます。3ヶ月に1回の無限ローズゼラニウム定期便、いかがでしょうか。

 

●マジョラム
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実は、ワイルドマジョラム=オレガノらしい、と最近知りました。つまり、マジョラムはワイルドじゃないオレガノです。見た目もオレガノより控えめですね。

使い方はオレガノと同じように、煮込み料理や肉料理、ハーブティーでいただきます。ワイルドではないのでやはり、味もマジョラムの方がまろやかで、使い勝手が良いのであります。

そして名前の通り、オレガノよりもはるかに繊細。気温の変化に敏感で、30℃を超えてきたら室内に取り込み、15℃を切ってきたら取り込んでやらないとだんだん弱ってきます。軟弱ではないのですぐには枯れませんが、ここはオレガノと同じく一度体調を崩すとなかなかよっぽど復活しません。

つまり、調子が悪いままでも生き続けることができるという悲しい生き物なわけ。大きくならないのが幸いで、外でも飼えるオレガノと違って、この子は日当たりの良い場所で完全室内飼いにするのがいいのかもしれません。そう言われると集合住宅向きだとも言えます。元気に飼うにはまだまだ私の修行が足りないんですけど……

 

ヘンルーダ
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ミカン科から登場しました、最強虫除け植物ヘンルーダ。原産地の地中海では「ハーブ・オブ・グレイス(herb of grace)」と呼ばれるくらい丈夫で有能な植物です。

30℃台後半の炎天下でも平気な耐暑性があり、夏は外でほったらかし、水は2〜3日に1度ペースでOK。ミカン科らしく寒さが得意でないようですが、0℃前後の寒さまでなら葉っぱを落として耐えてくれます。

ただこの子を丈夫に育てるには、土づくりにコツがあります。土本体は赤玉土7:腐葉土3のシンプルな組み合わせでいいのですが、どうやらこの子、酸性の土が大嫌いらしいのです。

地中海原産のハーブでは、アルカリ性の土が好き、という特徴がよく見られます。しかし、その中でも特に酸性の土が好きではないらしい。多めに苦土石灰を混ぜ込んでやるとぐんぐん育ちます。

そしてもうひとつ、難しいポイント。この子は虫除けハーブとして有名ですが、先述のローズゼラニウムと比べてこいつはかなり虫除け成分が強めです。葉っぱを摘んで干しておくと、殺虫剤にもなるというシロモノ。

ですから単純に言えば、扱いに気をつけないと危険なことがあるわけです。傷んだ葉っぱを摘んだり剪定したりした後、切った枝や葉をその辺にポイと放ってはいけません。必ずゴミ袋などに包んで、乾いても葉っぱの粉や成分が飛び散らないようにしましょう。むしろその殺虫成分を使いたい時は、ポプリにでもしたら良いのかな?

でもなぜか、ミカン科だからアゲハの幼虫はむしゃむしゃ美味しくヘンルーダを食べるんですよね。蓼食う虫も好き好きってこのことか……。

 

✨Lv.4✨

●レモンマートル

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オーストラリアの乾燥地帯出身の木。レモンではないのに、葉っぱをこするとなぜかレモンの香りがします。

この高温多湿の島国で、乾燥地帯の木を育てるのは結構気を遣います。画像くらい大きくなった子であれば枯れることはないと思いますが、あまりメジャーな植物でもないのか、ネットで探しても育て方の情報が大してありません。

というわけで、特にこいつの気難しいポイントは、鉢の中がビチャビチャになるのを嫌うので水やり頻度の調整が難しいこと、花が咲くほど元気に育てるには日光がいるくせに葉焼けしやすいこと。

土は市販の観葉植物用配合土で十分。ただ、冬場も夏場も水やりは数週間に一度くらいで行います。これが結構観察のいる作業で、毎日木を見て、葉っぱが萎れてきたらお水が欲しいサイン……という。お百姓さんが「稲と話をする」って言うのと似たようなものを感じますねぇ……。

気温と湿度によっては1ヶ月水やらなくても平気な時期があれば、10日置いたら萎れる時もあります。本人が「欲しい」と言わない限りは水をやらない、欲しい時は鉢底からドバドバ出るまでたっぷりあげる。本人に聞くのが一番手っ取り早い。

日当たりに関しては、よければいいのかそんなに必要ないのか、これもまた微妙です。少なくとも、花を咲かせるには冬から春にかけての時期のやさしい日光がいる。花を咲かせなくてもいいのであればそんなに気を遣う必要ないのでしょうが、あんまり日が当たらないと徒長して、木がひん曲がります。

だからといって、夏場までガンガン直射日光が当たるところに置いておくと、新しい葉から茶色く葉焼けしてチリチリになります。ええいややこしい。冬と春は雨の当たらない、でも日光は当たる場所で、夏は明るい日陰やカーテン越しの日光で、位置を微調整しながら飼う必要があるという、植物とお話しできるようになった方向けのシロモノですね。

そこまで大きくならないこと、害虫がそんなにつかないことが救い。つくとしてもアブラムシですが、好んでつくと言うほどでもないので防除はそこまで難しくありません。見つけてから対策するのでも十分間に合うかと思います。葉っぱはハーブティーに使えるそうですが、音音はまだ飲んだことがありません。

 

ローズマリー

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一般的には非常に育てやすいとされるローズマリー。耐暑性も耐寒性もあり、夏も冬も外でほったらかしで大丈夫! なのがこの子のいいところです。

この子の難しいポイントは、不調とその原因がとにかくわかりにくいこと。あと、土に気を遣うこと。

先にヘンルーダのところで書きましたが、地中海出身の子は、酸性の土が好きでないらしい。さらに、ローズマリーヘンルーダ以上に水捌けのいい土が好きなので、ヘンルーダと同じ赤玉土腐葉土の配合に加え、パーライトや砂などを配合して水捌けをよくした上で、たっぷり目に苦土石灰を混ぜてやると調子よく育ちます。

ただ、季節によって葉先が黄色くなったり、下葉から枯れてポロポロ落ちてきたり、去年まで咲かなかった花が突然咲き始めたりします。挙動が読めません。

こと花に関しては、どうやら「普段は花を咲かせないが、今の居場所が狭くなったらタネを飛ばして別のところに生息地を拡大する」性質のようです。つまり単純に言えば、「根詰まりして狭くなったら花を咲かせる」というわけ。花が見たければ根詰まりするまでギチギチに育てなければならないが、ギチギチだと元気がなくなるので植え替えなければならない。ジレンマです。そして、根が強くないので植え替えは好きではありません。なんだてめえは……。

また、葉が黄色くなったり枯れてきたりする現象については、その場合によって原因特定が結構難しいのです。水が足りない場合もあり、肥料が足りないと枯れる場合もあるのですが、そもそも酸性の土が好きでない=肥沃すぎる土が好きではないということ。肥料は多すぎてもいけない。春の成長期には即効性の液肥を控え、ぼちぼち緩効性の肥料をやるか……。

かと思えば、調べてみたら半分くらいのケースで「夏や冬はそういうものなので気にしなくていいです」みたいな情報が出てきたり。なんなんだもう。料理には非常に使い勝手のいいハーブなので、たくさん育てたいのだけれども、やはり木は木。木は成長が遅く、不調も分かりづらいのが難しいところ。

とはいえ成長スピードが遅いおかげで、育てるスペースも少なくてすみ、匂いが強いので虫はほぼわきません。そう言う意味では手軽ですが、うまく育てるには植物とお話しできるようになる必要がありますね。

 

●ラベンダー
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上述のローズマリー同様、酸性の土と高温多湿が嫌いな地中海出身ちゃんがラベンダーです。日本で有名なラベンダー産地といえば北海道の富良野……という時点で、世界一くらい不快指数の高い日本の暖地の夏がいかに向いていないか、よく分かります。

土配合に関しては、ローズマリーのところで書いた通り。こいつはローズマリーに比べてさらに多湿に弱く、耐寒性は品種によってそこそこですが、とにかく夏が大嫌いです。

そのくせ、伸びる時はかなりワッサワサに伸びるので、梅雨の前にはハゲになるくらいまで切ってあげないといけません。プランターで育てる場合、株に対して結構広めのプランターを使ってあげないとすぐに枯れてしまいます。画像は多分過保護すぎですが、元気に育て続けるならば、このプランターなら2株が限界です。これ以上詰めると蒸れて枯れます。

それでもって、冬は寒さが得意でないので日当たりのいいところに、夏は暑いのが全然ダメなので涼しい日陰へ、と季節ごとに気を遣う必要があります。水やりは、外ならば基本雨任せ。土がパラパラになるまで放置して水をやるという、こちらも土と相談しながらの作業。

唯一、ローズマリーより扱いやすい点は、多少ダメになっても復活しやすいところです。蒸れて体の下半分が枯れても、慌てて剪定して適切な世話をすれば、また下から復活してきたりします。比較的試行錯誤が利きやすいのが嬉しい。

注意したいところですが、さすがアロマの王様と呼ばれるだけあって、ラベンダーにはいろんな品種があり、それぞれいろんな特徴があります。

花がかわいい種類、葉っぱがかわいい種類、香りが強い種類、香りがやさしい種類……などなど、同じ特徴ごとに「ストエカス系」「イングリッシュ系」などそれぞれ家系があります。我が家のラベンダーは「ラバンディン・グロッソ」という種類で、イングリッシュラベンダーの系統。香りがもっとも強い部類で、さらにいえばラベンダーの中でもっとも耐暑性耐寒性に優れているうちの一つ。反対に、レースラベンダーなどは寒さに弱く、冬が苦手です。

育てる前に、どんなラベンダーを育てたいかよく選んで、品種ごとの特徴を知っておくと良いですね。

ただ総じて、季節によって環境を選ぶこと、広めの栽培環境が必要なことから、正直あまり手軽とは言い難い。

 

✨Level5✨

●パセリ

イタリアンパセリ

●チャービル

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もうね。申し訳ないけどひとまとめにしちゃいます。誰だパセリを「簡単に育つ」って言ったやつは。出てこい。そしてコツを教えてくれ。

しばらくいろんなハーブを育ててわかったことは「セリ科の栽培難易度はおかしい」。確かにうまく育つこともあるのですが、つい数日前まで元気だったのに、突然しおれてそのまま枯れる、みたいなことが多すぎる。なんで……! なんでこうなっちゃったの……!?

確かに、彼らはよく育っても巨大にはならないので、ベランダ菜園でも育て始められるのにはまちがいないです。しかし、うまく行ったとて何故うまくいったのか全く特定できず、鉢の種類、水やり頻度、肥料の量、日光の当たり具合など、どれを試しても一貫した結果が得られていません。苗から育てる、タネから育てる、両方全敗中。そのうえ、彼らアブラムシがつくんですよね。キアゲハの幼虫もつくらしい。終わった。

唯一なんとなくわかっているのは、「環境の変化が嫌い」ということ。暑くなってきたから涼しいところに移動させようとか、日当たりが悪いから日の当たるところに移動させよう、というのが嫌いみたい。多少環境が悪くても、同じ場所で育て続けた方が長生きするみたい。が、それは翻れば、最初に置いた位置が悪ければ終わり……ということ。もうわからん。

セリ科の中でも、まだニンジンなんかは丈夫な部類なのですけどね……。セリ科が克服できなければ、植物上級者にはなれない。と、毎年彼氏にせっつかれています。何も言えません。

 

●サンショウ
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サンショウは簡単! という人は、多分地植えで育てている人です。サンショウは、半日陰に植えておけばほったらかしでもよく育つ、本来なら手のかからない木です。

しかし、鉢植えとなると話は別。ある程度まではうまくいくのですが、ある日突然何の前触れも理由もなく枯れる事件が結構多く、我が家も例外ではありませんでした。一年目の夏終わりにして、突然葉が枯れてしまいました。

調べたところ、どうやら「サンショウは鉢植えだとうまくいかない」というのはある程度定説のようです。どうやら先述のセリ科たちと同じで、しかし、一度枯れても待っているとまた新芽が芽吹いてくることがあるので、一度葉が落ちても諦めないでしばらく置いておくとよい、と思います。

ただ、この子もミカン科。アゲハチョウの幼虫がつきます。アゲハの幼虫がつくと、新芽がせっかく出てもバリバリやられます。元の木阿弥です。防虫対策はしっかりと……ネ……。

というわけで、サンショウは「ある程度育てばあとはいいや」というつもりで育てるか、最初から地植えにするつもりか、で育て始めないとなかなかうまくいかないようですね。

 

 

はあはあ!! やっと書き終わったぞ!! 総じて1〜2は気軽に始めてうまく育てやすい初心者さん向け、3は栽培場所が確保できる人向け、4は植物とお話しするのに慣れてる人向け、5は意味不明。という感じになりました。でも振り返ってみればただ植物ごとに💩ク言ってるだけじゃん!! 恥ずかしい!!!

しかしまあ、私の現在までの試行錯誤の集積、という意味でたまにこういう記事は更新していきたいですね。先秋から育て始めたハーブがたくさんあるので、それもまた情報追加していけたらいいな。

あと、目次機能ちゃんと使えるようにしよう……。せっかく参考にしようとしてくれた方が全部スクロールしないと内容わかんないの、不便すぎる。

 

今回はここまでにします。

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ハーブの育てやすさを5段階評価してみた Lv1〜2

 

こんにちは、音音です。

 

さて、雪が降ったりなんだりで庭仕事を後回しにしていたら、ブログのネタが尽きてしまいました。ション……

というわけで、ええい仕方がない!! 今年夏頃から考えていた切り札を出すことにします!!

ズバリ、「音音家で育てたハーブの育てやすさレビュー」!!!

これから春にかけて、園芸店に少しずつハーブが出回ってくると思います。そこで、ですよ。家に緑がほしいから、何か植物育てたいな〜とか。どうせ育てるなら有用な植物がいいな〜とか。でも手間はかけたくないな〜とか。ハーブ育ててみたいけど難しそうだな〜とか。スペースがな〜〜とか。今まで造花しか育てたことねえんだよな〜〜〜とかとかとか!

そういうこと思ってる方を沼に突き落とそうと、私は虎視眈々狙っているわけです。いいですよ〜〜植物は。メンタルにいい。メンタル弱い方や仕事がストレスフルな方ほど、ぜひ植物を一鉢やっていただきたい。もちろん、植物いじりが好きな方も、今春ぜひ新しいハーブをお迎えする時の参考にしていただけたら嬉しいです。

などと偉そうなことを言いつつ、いかんせん私は植物育て始めてたったの3年目。それまでお花のおの字もない女だったので、この記事は「植物知識ゼロからスタートしたニワカ野郎でもどうにかなったリスト」であり、「ヘタクソがゆえに上手く育てられなかったリスト」でもあります。シクシク……初心者目線なのが逆にいいんじゃないかな、なんてね……

 

というわけで、今回は我が家で一年以上育てた(音音が冬越しと夏越しを両方経験した)ハーブを対象に、育てやすさを以下の評価基準によって、5段階に振り分けます。

★ベランダや室内でも育てられる大きさか

★害虫がつきやすいか、つく場合は対策しやすいか

★市販の配合土で育てられるか(土の配合に工夫がいるか)

★特別な夏越し、冬越し対策がいるか

★不調がわかりやすいか、不調時に回復できるか

★その他、種類による特殊な配慮がいるか(水やり頻度の調節、定期的な剪定など)

ようは、庭のないおうちでどれくらい気軽に育て始められるか、を評価している感覚です。

評価基準の気候につきまして、地域は京都市、ド暖地です。夏は非常に暑くて湿度が高い。40℃近い気温が連続します。梅雨は1ヶ月以上晴れない、毎年台風で川が氾濫、秋も年によっては延々降ります。冬は年に1〜2回雪が降りますが、どんなに積もってもせいぜい20cm以下。最低気温が連続して1ヶ月以上0℃を切ることはない……かな?

近年は地球温暖化のせいもあってか、露骨に体感気温が上がってきていますね。日本の国土はどんどん暖地化しているようです。そういう意味でも、これからどんどん参考にしてもらえる記事になったらいいな……などと。夢想。

では、始めまーす。

 

✨Lv.1✨

●ブッシュバジル

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バジルはもとより暑さに強く、多少萎れてもなかなか枯れない、日光・水・肥料がありゃ市販の野菜の土でぐんぐん育つ手のかからない子。ですが、結構デカくなることと、害虫がつきやすいのがお気軽でないポイントなのです。

しかし!! ブッシュバジルはその両方をクリアしています。MAXまで大きくなっても5号鉢サイズまでで、室内に取り込むのも容易ですし、100均防虫ネットで害虫対策するのも簡単です。基本鑑賞用ですが、もちろん食べられます。パセリを散らすように、ちょっとした料理の彩りにもってこい。

南アジア原産なので、日当たりのいい場所さえ確保できれば、夏の間はよく育ちます。しかし寒さにすこぶる弱いので、暖地でも冬は越せません。そこで!! 秋に花を咲かせてくれますから、タネを取っておきます。冬はタネの姿で越して、来年また春先にタネを蒔けば毎年育てられるというわけ。逆に実質冬越しのことは考えなくていいという。超初心者向けにイチオシです。

 

●レモンバジル
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レモンバジルは、先に言ったバジルの特質「日当たり、水、肥料があれば非常に育てやすいが、デカくなるし虫がつきやすい」の、「虫がつきやすい」を強めのレモン香でクリアしたサラブレッドです。己のレモン香が虫除けになり、特段虫除け対策をしていなくても、他のバジルに比べて格段に虫がつきにくい体をしています(もちろん全くつかないわけではありませんが)。

ただ結構デカくなるので、大きめの鉢が要りますし、室内で育てるのは難しいかもしれません。しかし、虫が寄りつきにくいので外飼いでもそこそこ安心。夏は大好き、冬はブッシュバジル同様タネで冬越し。

モリモリ育てば、ハーブティー、サラダ、エスニック料理、ポプリ等々かなり幅広く使えます。こちらもおすすめ。

 

オレガノ

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こちらはLv.2に近い1。土は市販のハーブ用配合土で十分。バジルの一族が、脳死で毎日水やってりゃ大丈夫……という楽さなのに対して、こいつはカサカサになるまで水やり放置でOKという、手抜きくらいがちょうどいいタイプ。特に肥料もいりません。質素清貧。

強い直射日光はそこまで好きじゃないので、むしろ室内で日当たりのいいところ、くらいが好き。ただし。調子がよければ、40℃近い灼熱の炎天下だろうが、雪降る冬の戸外だろうが、平気で耐えます。寒さで葉が落ちても、春になればケロッと生えてきます。

ついでにつく虫も比較的少なく、我が家で観測した害虫はドウガネブイブイとヨトウムシのみ。といっても、やはり調子が良ければ彼らが食べるスピードよりも育つスピードのほうが速いので、大した心配はいりません。

というわけで非常に育てやすいのですが、「限りなくLv.2に近い」と言った理由は、育つスピードがえげつないので結構な頻度で収穫しないといけないこと。それと、しっかり根付けば強いが、調子を崩すと回復しないこと。ですから、買ってくる時にできるだけ元気なやつを選べば問題ないかと思います。

バカほど収穫できたオレガノの葉は、シチューなどの煮込み料理、香草焼き、ハンバーグなどの料理に使うもよし。乾かしてハーブティーにするもよし。飲むと胃や喉の調子がなんとなく悪い時にスッキリします。

 

 

✨Lv.2✨

トスカーナバジル

●パープルバジル

スイートバジル

ジェノベーゼバジル

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以上のバジル一族は、先ほど述べたバジル一族の特徴の通りです。「日当たり、水、肥料があれば非常に育てやすいが、デカくなるし虫がつきやすい」のうち、「デカくなる」を克服したのがブッシュバジル、「虫がつきやすい」を克服したのがレモンバジルでしたが、その他のは特に克服したポイントもないので、普通にデカく虫がつきやすい。大きめプランターで広めに育てなければならないので、害虫対策がちょっと大変かな。

強いて付け加えるならば、この中でもトスカーナバジルは葉が巨大なわりに背は低く、防虫対策もしやすいですが、巨大葉が土に擦ると傷みやすいのでこまめな収穫が必要かと思います。夏は得意、冬は越せないのでタネで、が基本。こぼれ種でどんどん増えますし、多少枯れたり萎れたりしても大丈夫なのが魅力。

一般的なバジルであるスイートバジル、香りが強くてイタリア料理向きのジェノベーゼバジル、サラダの彩りにいいパープルバジル、レタスの代わりに使えるほど葉がデカいトスカーナバジル。好みのバジル、よりどりみどり。

 

●シソ

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こちらも、上記バジル一族とほぼ同じ。ただしバジルたちと違うポイントがふたつ。バジルよりは少しコンパクトに育てられます。ただ、強い日光に当てすぎると葉が硬くなって食味が落ちます。ちょっと陰になるかな? くらいの場所で育てるのがポイントですが、虫がつきやすいのは同じ。日当たりもスペースもそんなにない、というおうちにおすすめの、Lv.1寄り2です。

 

●タンジー

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雑草並みの強さで有名なキク科の健康優良児、タンジーくん。萎れて枯れて葉っぱが残り一枚になっても、雨に当てときゃ無敵の回復力で回復します。

夏の暑さ、直射日光、雪にも冬の寒さにも負けず。そういうものに私はなりたい。こちらも日当たりと水があればぐんぐん育ちます。肥料もあまり欲しがりません。土も、市販の培養土で十分。野菜の土や、ハーブの土がいいと思います。

あれ? じゃあLv.1でいいのでは? と思うのですが、実はこいつ結構デカい。下はロゼット状に広がり、上は1mくらいまで伸びて花を咲かせます。最終的に、一株につき8号長鉢程度のサイズになるでしょうか。

それに加え、タンジーくんは虫除けハーブとして有名なわりに、全然虫を避けてくれません。大きい虫は寄りませんが、グンバイムシという細かいカメムシの仲間の大好物。これが小さくて、結構防除が大変なんですよね。汁を吸うだけで、特にこいつのせいで枯れるようなダメージを負うことはほぼありませんから、我が家ではもう放置してますが……見た目が汚くなるのが困りものです。ほとんどこいつのせいでLv.2になったと言っても過言ではない。

ちなみに、タンジーくんは食べられませんが、樟脳によく似た「竜脳」という成分が含まれていますので、昔の人は乾かして洋服の防虫に使っていたとか。虫除けハーブといっても、摘んで乾かさないと意味ないようです。

夏頃に咲く花を切って収穫し、干してドライフラワーにすると大変かわいいです。スワッグなどのインテリアにももってこいなので、ハンドメイド好きさんに特別オススメ。

 

ワイルドストロベリー

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いわゆる野いちご。元々雑草なだけあって、果物として出回っているイチゴよりかなり図太いです。

普通のイチゴはものすごく病気にかかりやすいのですが、こちらは病気の心配したことありません。何よりこの子のお手軽ポイントは、コンパクトなこと。虫がつかないこと。虫苦手な方にもオススメできます。

暑さ寒さには弱くない一方で、真夏の直射日光と真冬の木枯らしに耐えるタフさはありません。夏は半日陰、冬は風の当たらない暖かめのところへ少し移動してあげる必要があります。ただ鉢植えなら、大きくなっても一株6号鉢程度で飼えますから、移動するのは大変じゃありません。

もう一つ注意点は、土。水捌けが良くないと一瞬でダメになります。もし市販の土を使うのであれば、山野草の土やサンセベリアの土など、かなり水捌け重視のものを選ぶと良いでしょう。水捌け全振りの土で、水と肥料をたくさんやりながら育てると、かなり茂ってくれます。

難しさの体感としては、かなりLv3よりの2です。少し慣れたかな? と思った方にオススメ。

ちなみに、ワイルドストロベリーの実は、少し黒っぽいくらいまで熟さないと食べてはいけません。少しでも若いと、めっちゃ口内炎できます。そのかわり、葉っぱを干してストロベリーティーにするのが一般的なようですね。やったことないけど。

 

で、まだ2までしか書いてないのにもう5000字いきそうだよぉ! コミュ障にしかできない脅威の文字数。さすがに全部書いたら卒業論文になっちまうので、Lv.3以降は次の記事にしようと思います。

 

今回はここまでにします。

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カメ好きホイホイ!?「KAMEE COFFEE KYOTO」に行ってみた!

 

こんにちは、音音です。

 

さて、最近はようやく繁忙期が終わり、仕事が落ち着きすぎて無になってしまい、逆に困っています。

今年度の予定ももうしばらく入らないだろう、そんな時に友達からこんな写真が送られてきました。

 

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ええェェェェェ!?!?!? 何ですかコレェ!!!! かめー……こーひー? どこか知らんが袋が可愛すぎる!!!

どうやら京都市内にあるらしい、カメーコーヒーとやら。よし行こう。腰の重いクソインドア💩の音音が即断即決で行くことにしました。

 

kamee-coffee.co.jp

 

公式サイトはこちら。アメリカンフードと沖縄フードのお店。コーヒーも推しているらしい。オラ行くぞコーヒー中毒者彼氏。ところで、なんで「カメ」なん?

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え、カメびっくりするくらい関係ないじゃん!!!! まあでも、友達の写真にあったカメのロゴ入り袋が欲しいから行くよ。場所は三条大宮のあたりと、河原町のあたり。三条大宮の方が近いので、そっちに行ってみよう。

というわけてデン!!!!


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日曜日の午後4時、さーっそくやって来ました。カメって書かれてるだけで嬉しくなっちゃうな。商店街のアーケードの下にあるので車は停められませんが、自転車は停められる。店の外観と自転車、合うねえ。


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ギャワイイ!!!! これ一体何ガメなんでしょうね? 甲羅の模様はリクガメっぽい。足の形は水棲ガメっぽい。ラストオーダーが遅めで、いつも昼まで寝ている我々にやさしい。


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メニューいっぱいあって嬉しいなあ。昼に起きて直で来たので、まだご飯食べてないんですよね。お値段帯は、このあたりのカフェにしちゃ普通か、ちょっと安いくらいです。ありがたやありがたや。

では、店内撮影許可を取っていざ入店ッ!


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ドワ〜〜〜〜〜〜ハチャメチャにオシャレですねえ!! 星乃珈琲店みたいなイギリスの金持ちって感じの内装もド性癖ですが、中〜近世西洋の庶民が集う酒場みたいな無骨さもまた、たまりません。


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手作り感のあるケーキ。どれも美味しそうですが、ショーケースの上に乗ってるサータアンダギーが気になる。


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二階席もあるみたい。階段の手すりがたまらない。


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二階席は、どうやらいっぱいみたい。


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店の正面に、雑に散らかってる風の一人席がありますね。


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この生活感、最高だな〜〜〜!! ファンタジーを感じる。演出なのか、本当に店のものが散らかってるのか分かりませんが、ここで本でも読めば死ぬほど集中できそう。私は後者の方がエモだなって思う派。


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実は店の外にちょっとしたテラスが。もう少し暖かい日だったらここで決定だわね。


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黒板にもカメがいる!! かわいいけど、他のところにはまったくカメ要素はない。


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二階席から伸びる梁、これもまたエモ。手すりに引っかかってる謎の布は、ヨーロッパの街でよく建物の隙間に洗濯物が干してある光景で絶頂できるシュミの人間には、刺激が強すぎます、いい意味で。

上の方が吹き抜けになっていて、2階から下が覗けるようになってる。覗きたい。2階から下を見下ろしたい。


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二階席はまた挑戦するとして、今回は一階奥のカウンター席へ。


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カウンター席から入り口の方を振り返るとこう。あのアーチ型の扉、ほんと素敵だなぁ〜……店内窮屈すぎず、人が程よくまばらで、非常に雰囲気がいい。


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うちにもこんな感じの机が欲しい。


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すごい、カウンターの奥の壁が本物のレンガだ!! こういう雰囲気のカフェでは、往々にしてこういう壁のレンガはハリボテというか……表面だけ作ってる場合が多いのですが、これは本物だ。凝ってますね〜〜。

ついでに、充電もできるしフリーWi-Fiもあります。充電器持ってこりゃよかった。修士論文卒業論文に追われてる頃の私なら入り浸ってた。


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ずらりと並ぶサイフォンと、その下の板張り壁、非常に味がある。

ところで、ずっと店内にロックンロール流れてるの何でだろ? アメリカンフードのお店だからでしょうか。壁や梁のつくりは北欧、木やレンガの壁は西欧を感じますが、なぜかBGMはロック。内装がアメリカ風ならもっとゴリゴリの石造りなのでは? と思いますが、まあしかしそのごちゃ混ぜ感もまたいい味です。

それにしても内装各所の材質に本気具合を感じる。わかる、わかるよ、とにかくエモいものいっぱい詰め込んだんでしょ。


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さて! 内装は程々でいいんですよ。ここからは本題。注文していたカフェラテと、タコライスが出てきましたよ。注文は先払い制で、お皿は自分で返却する、ドトールとかタリーズとおんなじシステムです。いやはや美味しそうですね。


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彼氏は、ホットドッグのセットです。山のようなポテトが眩しいぜ。では、実食!!


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カフェラテすご〜〜い、雲みたい! めちゃくちゃまろやか。これはミルクいっぱいだからではなく、コーヒー本体がまろやかなんだろうな。


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タコライスうめぇ〜〜!! 食レポ下手くそ。ネットの口コミに「塩辛かった」ってあったけど、全然そんなことないですね。美味しいですよ。作ってる人によるのかしら。


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そっち、見た目がめっちゃアメリカンだな。美味いとのこと。


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しかし、やはり一番素晴らしいのは、コーヒー中毒の彼氏がうなるコーヒーの味。普段ブラック飲めない私ですが、このブレンドコーヒーは美味しくいただけました。ふんわりしている。苦味が少なく、優しい味がする。


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美味かった! コーヒーの量が結構あって、大満足です。


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で、やっぱり欲しいんだよね、この紙袋。可愛すぎるんだよね。

コーヒー豆やサーターアンダギーをお持ち帰りするといただけるらしい、この袋……


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というわけで、お持ち帰りして来ました!!

サーターアンダギーと「エチオピアシティ」コーヒー。コーヒーは基本、豆での販売みたいですが、注文すると挽いていただけます。

サーターアンダギーはショーケースに5個あったので「5個ください」と言ったら、店員のお姉さん「注文は二つずつになってて……」とのこと。え、じゃあ何で5個残ってんの? と思ってたら、奥からニッコニコのお兄さんが出てきて「一個落としちゃった笑」だって。わっはは、じゃあしょうがないな〜〜!! 一個はスタッフが美味しくいただくのかな。

ネットの口コミでは「店員の私語が多くて😡」「無愛想で😡」とか書かれてましたが、適度に話し声のある店内と、ゆるめの店員さんたちの空気が私はとても好きでした。リピ確。彼氏なんか「来週も行く」「住むわ」とか言ってる。


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さて、たった今飲んできたとこだけどコーヒー淹れるか。


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私はカフェオレで。彼氏はブラックで。サーターアンダギーを添えて。

ところでサーターアンダギーって、ものによっては油ベチャベチャで全然美味しくないことがありますけど、今回はどうなんでしょうね。実食!!!


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大当たりでした!!! サックサクです。甘さ控えめでめっちゃ美味い!!! 5個欲しかった!!!笑笑笑 


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彼氏、30分後にはまたコーヒー淹れてる笑笑 カフェイン中毒者ザコすぎる笑笑 

 

さて今回「KAMEE COFFEE KYOTO」さんに行ってみた感想総括。

雰囲気最高。ご飯うまい。コーヒーめっちゃ美味い。もはや住みたいレベルでとても気に入りました。もう一店舗あるようなので、ぜひそちらにも行ってみたい。自信を持っておすすめします、このお店。でも!! 一個だけ言いたいことがある!!

もっと!!! カメを押してくれ!!!! ロゴと店名以外にカメいないの寂しすぎるよお!!!


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ご覧ください。そう、これが本当のカメーコーヒー。ご注文は練り餌ですね?

 

今回はここまでにします。

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春の七草全部育てる計画①

 

こんにちは、音音です。

 

正月が終わったら七草粥。たぶん今時の世間では割と珍しいのでしょうが、我が家は正月終わったら七草粥まできっちり食べないと気が済まない家なのであります。

一年ほど前、推してる植物園のSNSで、立派な春の七草が鉢植えにして飾ってある写真を見てしまい……うわ〜〜〜!!うちもコレやりてえ〜〜〜〜!!!

と、思って「七草の苗セット」を通販で注文したのですが……。寒くなっても一向に届く気配がない。11月から2月の間に届くって販売ページに書いてあったけど、もし2月終わりなんかに届いても六日の菖蒲、十日の菊。仮に1月7日の人日に間に合わなかったとしても、ほぼ春になった頃から育て始めるんじゃあんまり味気もない。

じゃあさ!!!! もう別に七草を種から買って、会社で展示用に育てたらいいんじゃね!?!? もう注文しちゃった苗は家用にして、それはそれで種取って来年の人日に間に合わせるってことで!!

会社では、うじきちを引き取ったことでカメの飼育スペースが余っており、寒くなる前はそこにいろんな食虫植物を(我が家が自主的に)展示していたのですが、彼らは気温が下がってくると枯れてしまうので、冬の間は家に持って帰ってきてたんですよね。

つまり、寒くなってからはちょうど食虫植物がいた展示スペースが余ってるのである。そこで春の七草を育てる。食べるのはまあ来年でもいいや。職場には小中学生がたくさんくるので、彼らが学校の理科で春の七草を習う頃には、実物がそこで立派に育ってるってワケ!!!

音音は意地でも冬の間に七草を育て始めたいのであった。というわけでデン!!!

 

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11月末。近所のホムセンで、一番コンパクトに育てられそうなやつを買ってきました。すずなとすずしろ、「金町小蕪」と「キスミーはつか大根」。このパッケージを見た小学生が「キルミーはつか大根」つって騒いでましたが、そんなに面白いか?

植木鉢と土も自前で用意してあります。土は赤玉土7:腐葉土3に元肥のマグァンプ、何にでも使える一番便利な配合にしています。


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こちらはダイコンの種。結構ゴロゴロしていますね。


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プラスチックの6号長鉢に、さっき出した量を全部蒔きました。全部発芽したらどうすんだろな。間引き作業が地獄になる。


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こちらはカブの種。ダイコンの種より小さいね。


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はつか大根よりは横に大きくなることを見越し、大きめの鉢に蒔きました。プラスチックの7号深鉢。


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実は、鉢に土だけ入れて自転車で会社に持ってきたところ、自転車の揺れで鉢の下から土がボロボロ漏れてしまい、会社に着く頃にはものすごく少なくなってしまったので、事務方のばあさんから野菜の土を少量分けていただいて、タネの上へいい感じに追加&覆土しておきました。

手前左がダイコン、後ろがカブ。真ん中と右はそれぞれハコベホトケノザコオニタビラコ)。この二つは、家の庭に生えてたやつです。もしかしたらこれ、コオニタビラコじゃなくてオニタビラコかもしれん。わからん。まあそんな変わらんやろ。

 

で。私はこの後の経過写真を撮っていない。ばか。ここからしばらく現状説明。

気温は昼間でもちょくちょく10℃を切ってきましたが、私は発芽適温20℃前後のカブとダイコンを3日で発芽させました。天才と呼んでくれ。

といっても、寒くたって発芽させることはそうむずかしくないはずなのです。何度も過去記事で言及しているように、植物の発芽適温は累積するシステム。発芽適温20℃、発芽まで3〜5日程度が標準ならば、20℃×最長5日=100℃分の温度で発芽するはずですから、連日気温が10℃ならば20日粘れば発芽する計算になります。

朝の早い事務方のお姉さんに協力していただき、朝から夕まで、直射日光ができるだけ長く当たるところに出しておきます。夜は冷えるので、できるだけ熱を逃さないよう室内に取り込みます。それを繰り返したのですが……。

自転車で鉢を持ってくる途中に土が減ってしまったからと、野菜の土をいただいたのが、どうやら良かったみたいなんです。なぜかと言うと、私が用意した赤玉と腐葉土の配合土は黄色っぽいのですが、上に被せた野菜の土は真っ黒でフカフカ。太陽光をよく吸収し、表面温度をよく上げてくれたようなのです。これが怪我の功名か!

ちなみに心配していた通り、アホほどたくさん蒔いた種はほぼ全部発芽して、アホほどの量の新芽を間引く羽目になりましたとさ。


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さて、7草のうち準備できてないのは残り3草になりました。1月、メルカリでゴギョウハハコグサ)とナズナのタネを購入。

ナズナ、家にも会社の裏にもたくさん生えてたはずなのに、冬になってから全く見つからないんですよね。ハハコグサにいたっては、ちゃんと見たことないからどんなのか分かりません。


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まあ、雑草だし適当にいきましょう。すずなすずしろと同じで、赤玉土7:腐葉土3の土に、元肥のマグァンプ。百均の小さめプランターを半々に分けて、ぜーんぶまきます。

 

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ここで登場、百均の野菜の土。ダイコンとカブの時、偶然うまくいった方法を再現しようと思います。タネに覆土する表面部分の土だけ、黒っぽい培養土にして温度を上げ、発芽を促すのだ。


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水をあげて、このまま会社に持って行きます。

 

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1週間ほど、ナズナの芽が出てきました。またアホみたいな数。一方、ハハコグサの方は……芽が出ているような、いないような……

もう少し成長して、間引ける大きさになったら間引きましょう。


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ダイコンに本葉が出て、だいぶ大きくなってきました。これは、最後の目引きを終えたところ。元気なのを2株残し、このままゆっくり育てます。


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最後の間引きで抜いたダイコンたち。


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捨てるのももったいないので、しばらく水に挿して保管します。


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カブの方もこんなんになってきました。


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とにかく間引いて間引いて間引きます。やはり捨てるのはもったいないので、このままキレイに洗って土を落とし、ペペロンチーノに入れて食べました。おいしかった。


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カブも随分スカスカになりましたよ。ちゃんと成長すれば直径8cmくらいの根になるはずなので、もう少し大きくなったら3株くらいになるまでもう一回間引きします。



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ところでさっき大事に取っておいた、間引いた後のダイコンなんですけど……。キレイに引っこ抜ければ、ビニールポットに入れて苗に仕立てて、職場の子供たちに配ろうと思ってたんですよ。

しかし、引っこ抜き方が雑で……どうしてもちょっと根っこがちぎれてしまったんですよ、ゴリラなのでね。ダイコンは根っこのど真ん中の大きく太い部分が育つのですから、そこを傷つけると育たなくなるんじゃないかな…….と思うのですが、一本としてキレイに引っこ抜けなくてですね。

おまけに、発芽するまではうまくいったんですが、やはり冬の弱い陽光では日照不足で徒長してしまいまして。さすがにこんなビロンビロンになった苗を人にあげるのは憚られる。あげたはいいけど、ちゃんと育たなかったら、申し訳ないし……ということで、

 

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結局ウチで育てちゃおうと思いま〜〜す✌️

配合は、タネを蒔いた土と同じ赤玉土7:腐葉土3にマグァンプ。


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植わりました💕 けっこうギチギチですが、ちゃんと育つのだろうか。せっかくなので、徒長してビロンビロンになった茎を全部土に埋めて、なかったことにしました。このまま、庭の日当たりのいいところで管理します。

 

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会社のコオニタビラコくん、何でそんなに元気なの?

というわけで、現時点で7草中6草が揃いました。あと残すところはセリですが、セリは種で売ってないので、他の6草がもう少し大きくなったら、苗で購入してこようと思います。

今後しばらくは、全員様子見。また、成長をまとめられるくらいに経過が揃ってきたら続きを書こうと思います。

我々は無事に、七草を食べられる状態でコンプリートできるのか……!?

 

今回はここまでにします。

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高級人工餌「セラ レプタイルプロ」あげてみた

 

こんにちは、音音です。

 

さて、我が家にはカメが3匹いるのですが、困ったことに全員エサの趣味がバラッバラ。毎回の食事には結構苦労しているのであります。

なぜか何よりも人工餌が好きな、トウブドロガメのおこげ。人工餌は食べるけど、気分とモノによって好き嫌いが激しいミシシッピアカミミガメうじきち。人工餌はほとんど食べないどころか、肉や魚介も食べないとなったら一切食べない偏食王、トウブドロガメざぶまる。

しかしやはり、人工餌はどうにかこうにかして食べてもらわないと↓

togimarufriends.hatenablog.com

この記事で獣医さんに言われた通り、年取ってから弊害が出てくるようなのです。考えてみれば、災害なんかがあって保存の効かない食べ物が手に入らなくなった場合や、どうしても人に預けなきゃいけなくなった場合にも困るし。

おこげはほとんど好き嫌いしないから問題ないとしても、とにかく他2匹、特にざぶまるにはどうにかして人工餌を口に入れてもらいたい。

ということで、いろいろ試行錯誤して↓

togimarufriends.hatenablog.com

人工餌の練り餌を作ってみたり、食べそうな↓

togimarufriends.hatenablog.com

人工餌をレビューしてみたりしてるわけです。今のところ、一番食べてくれた人工餌はキョーリンの「ひかりクレスト タートル」。

 

うじきち、おこげは非常によく食べます。人工餌をほとんど口にしないざぶまるですら、一瞬食いつきました。しかし、やっぱりまるはすぐに食べなくなっちゃったので、今はこれと鶏ささみで作った練り餌をあげています。

人工餌好きのおこげがこれと同じくらい食いつくのは、カメ飼いさん界隈では有名な食いつき抜群エサ、キョーリンの「カメプロス プレミアム」。

 

味はひかりクレストタートルとあまり変わりませんが、こちらの方がお魚臭強め。それでも、他のカメプロスシリーズよりはかなりお上品なかほりです。まるもこれの味は好きなようで、そのままあげても食べないけれど、練り餌を作ればよく食べます。

そのほか、まるがまれに食いついてくれる数少ない人工餌がこちら。

 

コメット「ニオイガメの主食」。沈下性で、深めの水で飼ってるカメも見つけやすいのが魅力的。ものすごくあっさりした味で、他の餌にあるような魚臭さがほとんどありません。人間的にはこの餌が一番おいしいのですが、なぜかこの餌、何とかまるが食べてくれたのに、人工餌好きのこげは食べませんでした。魚臭くないとエサだって認識できないのかな……。

それで言えば、最近与えてないけどこちらも比較的食べてくれたな。

 

キョーリン「カメプロス 沈下性」。カメプロスよりさらにお魚臭強めですが、レプトミンスーパーより生臭くはない。大スティックがあることを初めて知った。次のレビューはこれかな。

で、です。やはり、特にまるにはできるだけ、人工餌をたくさん食べてもらいたい。いろいろ試した結果、今カメたちにメインで与えている人工餌は「カメプロスプレミアム」と「ひかりクレストタートル」ですが、今回も新しい人工餌を試してみようと思います。

と言うわけでデン!!!

 

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「セラ レプタイルプロ肉食性用nature」!

パッケージにいるのは可愛いアカミミちゃんかな? 肉食爬虫類専用、肉食の水棲ガメやトカゲ向けのフードです。内容量は1000mL、310g。結構でかくてずっしりしてる。

アカミミガメをはじめとしたメジャーな水棲ガメさんには雑食が多いですが、若い頃はお肉が好き、年取ってくると植物質のものもよく食べるようになってくる、というのがよくあるパターンのようで。考えてみれば人間だってそうだな。若い頃は肉いっぱい食えるけど、年食うとあっさりしたものがよくなってくるもんな。

特にうちにいるトウブドロガメは肉食性向が強いらしく、実際のところも牛肉は大好物です。うじきちも、アカミミガメとはいえまだ10歳そこいら。我が家に来て再成長を始めたので、お肉は好んで食べてくれます。だから、肉食性爬虫類向けのエサはきっと喜んでくれるはず。

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成分はこんな感じ。タンパク質35.4%以上、脂質5.5%以上、繊維6.9%以下、水分6.0%以下、灰分8.6%以下、カルシウム1.6〜2.4%、リン0.8%以上。

原材料については、一番多いのがフィッシュミール、2番目からはずらりとデンプン類。

 

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比較、カメブロスプレミアム。タンパク質はこちらの方が多いようですが、脂質はセラの方が多いですね。繊維はこちらの方がはるかに少ないようです。とにかく高タンパクなのがカメプロスプレミアムなのですが、セラの方が肉食向けなのに繊維分が多いのはなんでなんだろ。

 

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比較対象その2、ひかりクレストタートル。タンパク質はカメプロスプレミアムと同じくらいだが、脂質はさらに少ない。そして、なぜか繊維分が多い。でも、セラほどは多くない。セラはこの二つと比べれば灰分と水分が少ないようですが、灰分ってどういう成分なんだろな……。

原材料は、カメプロスプレミアムよりこちらの方がセラに近いね。

 

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原産国はドイツ。人工餌のレプトミンやビタミン剤のレプチゾル、カルキ抜きのレプトセイフでお馴染みのテトラ社本社と同じですね。

早速開けてみましょう。


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な、なんかゴロゴロしている。でかい。結構ニオイが濃い。けど、見た目めっちゃ美味しそう……。


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やっぱりゴロゴロしている。ドーナツ状になっていますが、これ外側と内側で違う種類の人工餌みたいです。外側は脂質とタンパク質、内側はビタミンとミネラルをメインに含んだ二層構造とのこと。なんて贅沢なんだ。しかしそれもそのはず、310gでお値段税込3100円。たっか!!! 計算したら、ひかりクレストタートルの5倍、カメプロスプレミアムの2倍する。

そんなに贅沢な餌、一体どんな味がするのでしょうか? 恒例の 実 食 !

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あ、めっちゃ美味い……! すごくあっさりしている。ひかりクレストタートルほどクセがないわけではないけど、カメプロスプレミアムほど生臭くもない。デカいのでバリバリと噛みごたえがあり、焼いた小麦粉感の後から川魚のほろ苦味がふんわり主張してくる。

さて、これは果たしてカメにとっては美味しいのだろうか? ドイツの科学力、頑張ってもらおう。


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さあ、まずおこげから。


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おっ!! 食べてくれました!!


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安定の食いつき。しかし、こげのお口には大きかったらしく、口からはみ出た半分くらいをバリバリ噛み砕き、ちぎって捨てました。よく見ると写真左上にプカプカ浮いてますね、食べ残し……。


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しかし気に入ってはいるようで、ちゃんとエサを追いかけてますね。エサを食べたいところだけ食べて捨てるのは他のエサでも同じです。

見た感じこのエサのいいところは、形がデカい円盤状であること。カメプロスプレミアムやひかりクレストタートルのようにスティック状だと、水槽の壁面まで流れ着いた時に表面張力でなかなか上手につまめなくなるみたいなんですよ。この形だと、水槽の角にくっついてもつまんで食べやすいようです。

さて次、偏食王まるちゃんは食べてくれるのでしょうか……


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あの、エサ入れましたよ。写真には写ってないけど。


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え……いらないの? 見てるよね? エサ……

 

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………………………え!?!? あの〜〜〜〜?? まさかの食いつく素振りゼロ!?!?

ドイツの科学力、偏食王の前に敗北。見向きもされませんでした。ああ、3100円の高級エサ。ああ……

気を取り直して、最後はうじきち。

……ですが、うじきちがセラを食べてる写真はありません。なぜなら、うじきちは人工餌を食べている時に人間(特に彼氏)の姿が目に入ると、求愛を始めてエサを食べなくなるからなのです。気づかれないように写真を撮ることは、今回ままなりませんでした。

しかし!!! 大事な情報をゲット。ひかりクレストタートルとセラを同時に同じくらいずつ入れたところ、

ひかりクレストタートルは全部食べたのにセラは残ってたらしい。ちなみにセラ単体であげた時は、あげ始めてから3日くらいでようやくちょっと食いついたとか。

というわけで、今回のまとめ。

我が家のカメたちが常用している人工餌、ひかりクレストタートルとカメプロスプレミアムと比較すると、

セラ < カメプロスプレミアム < ひかりクレストタートル

という感じでした。当然ですが、高級だから食いつきがいいわけではない。いくらうちのカメたちが肉好きでも、肉食向きの人工餌でも、食いつかないときは食いつかない。どうすんだよ、この量の高級エサ!!! 人生うまくいかねえな〜〜!!

今のところ、食いつき最高人工餌ロードを突っ走っているひかりクレストタートル。

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安心と信頼のキョーリン、さすがキョーリン! これを読んでくださっているカメ飼いさんへ、我が家のおすすめは今のところダントツでひかりクレストタートルです。

 

今回はここまでにします。

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