こんにちは、音音です。
さて前回は、チドメグサくんにちょうどいい生育環境を探すために、色んな育て方を試してみよう…….と言って、まずはチドメグサを救出するところからしないといけなかったんですよね。
togimarufriends.hatenablog.com
さあ、今回はいよいよ3種類の育て方を準備して、実際にチドメグサくんを育て始めてみようと思います。
今までは植木鉢に植えた状態で、日なたに置いたり、日陰に置いたり、乾かし気味にしたり腰水につけてみたりしてたわけですが。今回用意する栽培条件は、
・テラリウム
・イモリ水槽の陸地
・鉢植え
この3種類です。鉢植えは今まで通りですが、以前植えた時はまだ自分で土を配合する習慣がなかったもので、たしか山野草の土が何かに植えていたんですよね。だから、今回はしっかり土をこいつ好みに配合してみようと思います。土だけで一体どこまで変わるかな?
では、こしらえていきますよ。まずはテラリウムから作っていこうと思います。
こちらは金魚鉢サイズの小型水槽。以前、フナのはかせちゃんを飼っていた水槽です。
ついでに、飛び出し防止のためにフタを買っていたのですが、いくら空気穴があるとはいえ、水面が狭いのでその上からフタをしたら酸欠になるのでは……という懸念から、当時は使わなかったんですよね。今になって、テラリウムの乾燥防止にちょうどいい……ということになりました。
入れる土はこちら。「荒木田土」、ようは田んぼの土。
それと、アクアテラリウム用のソイルの余ったやつを使いましょう。こちらは、イモリ水槽の陸地に使っている土「PLATINUM SOIL」です。
作業してたら勝手に観客が……
では配合していくよ。ソイルをあけて、
う〜〜ん……なんか足りないので今や希少な大磯砂を湯水のようにを追加します……
まぜまぜ。
荒木田土を開けてみました。なんかめっちゃゴロゴロしてるな。
さすがに、あまりに大きな塊は使えないので、適当に百均フルイにでもかけましょうか。
😇床にこぼした😇そこ毛布敷くとこ😇いつもこう😇
ソイルとだいたい1:1の割合で混ぜました。
荒木田土のデッカい塊は、とっておいて後で鉢底石にでもしましょうかね。
水槽に敷いていきます。
第一関節くらいまでの厚さに敷けました。
さて、ここで前回救出したチドメグサちゃんの登場です。
チドメグサの他に、丸石(右上)、ウィローモス(左上)、イモリ水槽で剪定したユキノシタ(右下)も配置して、おしゃれにレイアウトします。
土を軽く湿らせます。
表面が湿ったら、チャーハン作る時の要領で混ぜて、
もう一回湿らせます。全体がうっすら湿るまでこれを繰り返して、チャーハンの完成です。 砂ウメェ!! 砂ウメェ!!
お好みの位置に石を置きます。
石の上にウィローモスを広げて置くよ。この上から水を入れる場合は、ウィローモスが浮いて石と離れてしまわないよう、ぐるぐるに木綿糸で巻きつけて固定するのですが、そういえばテラリウムは水を入れないからその作業要らないのか。このまま置いとけば、うまくいきゃ石に活着してくれるんだ。楽だな……
ピンセットで、残りの細かいものを配置していきます。
できるだけ、節の部分から出ている根っこが土に触れるよう気をつけて置きます。
石の足元に、ユキノシタを植え付けます。
上からもう一度しっかり湿らせて……
ふと見たらなんかすごいことしてる……
な、なにやってんの? イモリサーカス?
はい、仕上げにフタをして、
暖かいところに置きました。うむ、なかなかキレイですな。巷では聞いたこともない、チドメグサテラリウムの完成です。
さて、次は2パターン目。イモリ水槽の陸地に植え付けます。
で……………陸地はどれです? 植物の葉っぱしか見えないんですが……
イモリ水槽の陸地は、100均のプラケースをシリコンでくっつけ、中にソイルをたっぷり入れ、水辺の植物を植えて作ってます。このやり方をすると、イモリの生活する栄養豊富な水を植物が根から吸うので、びっくりするほど植物が茂ります。そう、ご覧の通りにね……
どうにか植物をかき分け、ピンセットでソイルに捩じ込みます。根っこが下向きになるように。
これ……………かな?
いやはや、ほぼジャングルだね。左手前から奥の方にかけて、一番デカくなっているのはなんとユキノシタなんです。ユキノシタと言うだけあって、湿った地面を覆うように群生する植物のはずなのですが。このままではユキノウエである。
こんなところに植えたら、他の植物に負けて枯れそう…….。
さて、ラスト。鉢植え再挑戦。
鉢は、最初にチドメグサが植わっていた5号浅鉢です。鉢底ネットを入れたあと、さっきテラリウムを作った時に出た荒木田土のデカい塊を、鉢底石として敷き詰めます。
初めてチドメグサを植えた時の私と、今の私では一味違うぞ。チドメグサの一番好みな最強の土を作ってやるんだから。
配合は、赤玉土4:腐葉土2:荒木田土2:バーミキュライト2。元肥として少なめのマグァンプ。
肥沃で湿り気のある土が好き……というのはようするに田んぼの脇に生えてる植物だから、田んぼ周りみたいな土が好きだというわけなので、栄養豊富な荒木田土と腐葉土で田んぼを再現します。
ただ、やはり鉢植えなので、全部それだと水捌けが悪すぎる。ベースは赤玉土で水捌けをよくし、水を吸いやすく乾きやすいバーミキュライトで保湿性を調整します。荒木田土が栄養豊富なので、元肥は少なめに。これでどうだ。うまくいくか?
土を入れていくよ。入れすぎたよ。いきなり並々入れたら茎埋められないじゃん。
ちょっと土を1cmぶん退けてやり直し。ご本尊を安置して、
上から土を被せます。今度はマジで埋まっちゃったけど大丈夫か。
水をやったらすぐに下から出てきた。よし、いい水捌けだ。でも、ちゃんと上の方はビチャビチャになっているので、いい感じに雨上がりの田んぼの脇って感じです。
さて、これで3種類の環境を準備し終わりました。冬なので、チドメグサの成長は遅いですから、目に見えて結果が分かれるのには時間がかかると思いますが……さて、どれが一番上手くいくでしょうか? しばらく観察して、観察結果がたまってきたらまた記事にしようと思います。
今回はここまでにします。
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