こんにちは、音音です。
冬がやってきましたよ。連日最低気温は5℃を下回るようになり、記録的な暑さから一気に記録的な寒さへ。
この寒さで美味いのは、やはり
柑橘類。我が家のキンカンが、たわわに実っております。
あれ? キンカンって春に熟れるんじゃなかったっけ……? 寒くなるのが遅すぎて、こんな時期に熟してしまったのか。暑くなるのが早すぎて、花が咲くのも実ができるのも早まってしまったか。
まあいいや。美味しそうだからいただこう。もうすでに生ではいくつかいただいてるのですが、これがまた皮に甘みがギュッと詰まっててですね、果肉の酸味と合わさってまあもう美味ったらね。ね。
で、今回は生以外でこのキンカンを味わおうということで……彼氏が提案してくれたのは「ホワイトシチュー」。え、キンカンをホワイトシチューに……? 柑橘とシチュー?? 味の想像がつかねえですぜ。ブツ見せてもらいましょうや。ブツを。
味覚が敏感なやつの考えることァ分からんので、とりあえず作るか。彼氏が。
では材料いきまーす。
★キンカン 2個
★きのこ(ありとあらゆる好きなきのこ)好きなだけ
★玉ねぎ 1個
★牛肉 100g
★生クリーム 小1パック
★牛乳
★白ワイン
★コンソメ
★好きなハーブ
★オリーブオイル
キンカンはレモンでも可。キンカン2個分と同量くらいになれば良いのだろうけど、酸っぱいので少なめにした方がいいかもしれない。
ハーブは、香りのいいものなら何でもよし。今回は、ローズマリーとオレガノを少々使います。
では始めましょう。
はい、ありとあらゆるキノコです。何が入ってるっけこれ? しめじ……しいたけ……えのき……あとはブラウンマッシュルーム? 油を敷かず、弱火でカサカサになるまで炒めます。
こうすることでキノコの体積が半分以下になり旨みがギュッと凝縮されるのです。ここで油を敷くと、キノコの表面に油がコーティングされて水分が出ていかず、蒸し焼き状態になるために、あんまり旨みが凝縮されないらしい。
タマネギは、適当な大きさに切り、
肉はカメにあげる分を切り分けてから、適当な大きさに切るよ。切ったら少し塩を振っておきます。
Mountain of meat...
フライパンに油を敷きます。牛肉からデカい脂身が取れたので、牛脂として使っちゃえ。
流石に足りなかった。オリーブオイルで追い油。
牛肉を強火で炒めます。
さて、先ほどのキノコに火が通りました。ぺっちゃんこになってますね。
よく炒められた肉を、ここに投入。
肉を炒めた後のフライパンには、コゲみたいなんが残っています。これは旨味そのもの。ですから、
ご家庭にある適当な白ワインを、
ドボドボドボ
沸かしながらコゲをこそげ落とします。
白ワインが沸騰したら鍋に入れ、玉ねぎを突っ込み、
適当な量のコンソメを追加。
さてここで、庭掘りババアが出動します。
BGM「天国の島」
ブリブリに熟れたキンカンがありますね。いいのを選びましょう。
どう見ても泥棒。
連れてきました。右が、春からいる木立性のローズマリー。左が、先日の記事で植えた匍匐性ローズマリー"プロスタラータス"。
香り比べしてみたいので、両方少しずつもらいます。木立性のローズマリーより、プロスタラータスの方がちょっとツンとした匂いがしますね。
キンカン二つを薄切りにし、
ローズマリーはよく洗って丸のままぶち込みます。
とりあえず、ヒタヒタになるまで水を入れて……残りは人類がみな大好きな、グツグツする時間です。
グツグツしている間、バスキングライトで温まってうとうとしているうじきちでも眺めておきましょう。
おっとォ〜〜〜〜うじきち眺めてたらいつの間にかできあがってしまったようだ!! 生クリームと牛乳を入れるシーンが撮れませんでした。
タマネギとろとろになったら、生クリームは1パックまるまる、牛乳は……なんかこんな感じの見た目になるまで入れれば良いんじゃね? いずれにせよ、あんまり加熱すると分離してもらもらになるので、最後の仕上げに入れたあと温める程度に。
完成〜〜〜〜〜!!! 今回の付け合わせはペペロンチーノ、牛肉と洋梨のカルパッチョ。
それでは実食!!!
うんめ〜〜〜〜……クリームとキンカンとローズマリーめっちゃ合う。白ワインが爽やかだからだろうか?
酒と柑橘のおかげか、肉がコンビーフもかくやというほどホロホロ。ブラウンマッシュルームの方がプリプリしていて、どっちかと言うと肉。汁はもはや爽やかなキノコの肉汁と化しているのである。
ああ、鼻に抜ける地中海の風。冬になると、シチリアの実家へ帰るたびにママンがこのシチューを炊いてくれたなぁ。涙が出る。あー美味かった。ありがとう。ゴチでした。
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。