こんにちは、音音です。
さて、うちの彼氏は食虫植物を育てるのが好きでして、家にはウツボカズラ、サラセニア、モウセンゴケ、ハエトリソウと、各々色んな品種がずらり揃っているのであります。
よく行く花屋さんで、わざわざ気に入った品種のウツボカズラを仕入れてもらってン千円で買ってきたりすると、当然きれいで元気で管理もいいわけですが。
最近はホームセンターやスーパーでも、物珍しいからか、しょっちゅう食虫植物が売ってます。本来けっこう難しい子たちですから、気の毒な状態の鉢が多いこと。それで、どんどん家の食虫植物が増える増える……
で、食虫植物の一番難しいポイントが
「植え替え」
なのである。
なぜかと言うと、総じて食虫植物は根っこがメチャクチャに弱い! とにかく根っこを触られるのが嫌い。
なのに、一番調子良く育つのは水ごけに植えること。しかしそうすると、一年そこらで水ごけが腐ってくるのです。
そうなったら植え替えなきゃいけない。水ごけの繊維が食虫植物の根に絡まっているので、細い根を傷つけないようにピンセットで一本一本水ごけの繊維を取っていくという、超ハードモード植え替え作業が爆誕します。
そんなスリリングな植え替えは誰も望んでいないよ。ということで、あらゆる食虫植物の飼い主たちが、水ごけに代わってできるだけよく育つ「食虫植物の土」を、オリジナルで配合しているようなのです。
うちの彼氏は以前ウツボカズラを植え替えた時に、全国の食虫植物飼いさんたちの知識をネットから借りて、オリジナル「食虫植物の土」を配合したそうなのですが。
今回、食虫植物を植え替えるにあたって
「配合忘れた。どっかにメモってたハズなのに見つからん」
なんと言うことでしょう。しかし、数日後
「配合思い出したから植え替える」
と言い出しました。すかさず音音
「じゃあもう忘れないようにブログの記事にするね!!」
そう、ネタに貪欲なやつが生き残るのさ!
では、今回植え替えるメンバーを紹介するぜ!
左からハエトリソウ、ハエトリソウ、ハエトリソウです! 一列揃ったから消えちゃうね!
植え替えをできるだけ避け、買ってきたままのポットで管理されていたこの子達。一年くらいこのままでしたが、いい加減水ごけが腐って、鉢の中から悪臭が……
もう我慢できないわ。植え替えるわよ。同じ環境で育つ子なら同じ配合の土が使えるようで、今から作るのはウツボカズラ等にも使っている土です。
と言っても、配合はハチャメチャにシンプルです。ズバリ、赤玉6:ピートモス4。
まずは赤玉を入れていきます。
次にピートモス。彼氏、スコップ一杯単位で測って律儀に「赤玉1、2、3、4、5、6……ピートモス1、2、3……」とやっていましたが、しばらくして「今思ったけど、6:4ってことは3:2で良くね?」と言い出しました。
今度は「赤玉1、2、3……ピートモス1、2……」しかしすぐに「めんどくさいわ。6:4のほうがいいわ。何でもかんでも約分すればいいってもんじゃない」そうだね。プロテインだね。
ある程度の量ができたら、よく混ぜて
(なんか見た目にピートモスが全然足りない気がする……ので6:4ぽくなるように目分でピートモスを追加)(あんなに正確に計ってた意味とは)
もう一回よく混ぜます……笑
腰水につけて管理するので、水捌けの良さは大切です。たっぷり鉢底石を敷いて水捌けをよくし、土を敷きます。
では恒例、ポットから株を抜いていきましょう。
まあまあな根っこです。根の周りの土やコケは、傷んでるのでできるだけ落としたい。でも根っこは傷つけたくない。
そこで編み出したのが強めのシャワー噴射。え、それでいいの!? 本当に!?
おかげさまで(?)腐った根っこは全部流れたようです。
きれいになりました。これを全株分します。
あれ? 鉢って3つじゃなかった? 4株、いや5株あるくない? どうやら勝手に株分かれして増えてたらしい。超健康体。
なみなみまで入れた土に、
穴を開けて、根を傷つけないように植えつけ、完成!
最後は水やり! デカ鉢底皿に水を張り、そこにどっぷり浸けて管理します。 あれだけ言っといて、今回まあまあ根っこの扱いが豪快でしたけど……大丈夫か? 枯れないか?
1ヶ月後……
元気元気ハエトリソウ、かわいい花を咲かせました! 植え替え大成功です!
今回はここまでにします。
よろしければ、下のバナーをどれかポチッとしてください。
では、次回もよろしくお願いします。