こんにちは、音音です。
これは全く予想してなかったのですが、夏前にうちへやってきたフナのはかせちゃんが今週の水曜日、突然旅立ちました。
ちゃんとした写真が全然ない笑 なぜならはかせちゃん、曲面ガラスの水槽で飼ってたうえに、動きが早くてシャッターチャンスがなさすぎるから……。あと、うちにいた期間が短すぎる。
死因は飛び出しだったようです。朝起きたら水槽の中にいなくて、探したら水槽の横でホコリだらけになっていました。
なにせ(たぶん)フナですから、金魚鉢で金魚を飼うようなイメージで、水槽にフタをしてなかったんですね。
同じ魚でもドジョウはよく飛び出すことで有名なので、きっちりフタをしていますが……。フナが飛び出すなんて盲点だった。なんなら、彼氏は万一飛び出さないように少しずつ水位を低めにしていたようなのですが、軽々水槽の縁を飛び越えてしまったようです。
水槽が小さめで水面が狭いため、酸素不足にならないようあえてフタをしていなかった、のもあるとか……。
右端にいますね、この写真。
来た時がこの大きさ、2cm弱くらいだったので、写真じゃ分かりにくいけど結構大きくなったのよね。と言っても、さっきの写真だって1ヶ月以上前なので、ここ最近はもっと大きくなって、5cmくらいの魚になってたけど。
togimarufriends.hatenablog.com
おかしいなあ、フナ30cmくらいになって、めちゃくちゃデカい飼育環境作らなきゃいけなくなって、すごく困る予定だったのになあ、もうすでにだいぶデカくなったから、もうすぐ引越しする予定だったのになあ。
私の職場の入り用で、誰かがどこかの池で汲んできた水にたまたま入ってた魚でした。魚は使わないから…と小さい容器で適当に放置していかれたのを、彼氏が運良く見つけて、連れて帰ってきたんだったな。
そのまま置きっぱなしなら、真夏の高温で死んでただろうね。せっかくその時延びた命だったのに。結局、はかせちゃん水槽のphも亜硝酸塩濃度も測れなかったし。
弔います。お魚でも大事な家族として、丁寧に火葬してくれるペット火葬業者さんは懇意にしておりますが、やはりできれば家で弔いたいよね……。
おでんちゃんが旅立った時と同じように、鉢に埋めて、植物を植えようと思います。
買ってきたのが↑。近所の魚園で、1年以上このまま店先にいた子。なんでも、「多肉詰め合わせ」という体で仕入れた大量の多肉ポットの中に、これ一つだけ多肉じゃないのが混ざってたもんだから、全然売れないんですって。
で、彼氏がそれを買ってきたわけなんだけど、なんだろねこれ。植物判定アプリpicture this先生に聞いてみたところ、「マンリョウ」とのことでした。
マンリョウか〜……。弔い草にしては、縁起の良すぎる植物だな。まあでも、フナだって縁起のいい生き物ではあるし。何より、出自や種類がイマイチ不明なあたり、はかせちゃんとはよく似ている。
さあ、植えるか。土は、水捌け良いめに作ります。ここはわしの仕事だ。
はい、早速土の袋を破壊してぶちまけました。こんな時ですらこの調子か……
ご遺体の養分があるとはいえ、分解を早めるためにも、元肥としてマグァンプは入れておきましょう。
ご出棺。
お墓の用意は彼氏が。植え替えしなくていいよう大きめの7号鉢に、かわいいお魚をペインティングしてくれました。
根っこすご。1年店先でほったらかしだったのに、なんつー元気なマンリョウだろう。
きれいに植わりました。
水をやって、完了。おでんちゃんのお墓と隣同士、これで一緒に手を合わせられる。
空になった水槽は、まだ片付けられずにいるらしい。お掃除係のラムズホーンが、まだ中ではかせちゃんの残したエサを食べてて悲しくなる。
生き物の死は何の前触れもなく、突然やってくる。最近読んだ「雪屋のロッスさん」ていう短編小説集で、棺のセールスマンが同じことを言っていたから、そういうものなのでしょう。
むしろ、年取ってから長生きし、介護も心の準備もさせてくれた、カタツムリのおでんちゃんがすごくて例外的なのである。
まあでも、防げる事故は防がなきゃいけないからね。魚にはフタ。飛び出しそうにない魚でもフタ。フタは大事。どんな場合でも絶対した方がいい……というわけではないだろうが、できるだけした方がるいいんですね。わかりました……。
家に生き物が多いと別れも多いからね。仕方ないのかもしれないが、今回ばかりは悲しいとか寂しいよりも、びっくりが勝ってなかなか飲み込めない。
そういえば、結局何の種類のフナかわかんなかったな。最初はギンブナだと思ってたけど、大きくなるにつれてキンブナに似てきたので、キンブナだったのかもしれない。
R.I.P はかせ