のんのんのおうち大自然

カメと植物と生きものたち

パンジーって実は多年草なんじゃ…?

こんにちは、音音です。

 

さて今回は、園芸が好きな人じゃなくても大抵の人が知っている

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パンジーです。写真はうちの子です。例によってスーパーでしょぼくれてた子を買ってきました。真冬の写真なのでめちゃくちゃ元気ですが、にしてもすごい咲き具合でしょ。えっへん。

この子が本当によく咲いてくれて、花柄つみも大変で、友達に教えてもらって押し花を作ったりしていました。

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パンジーってのは、見た目は派手だし、一年草だから管理が楽だし、とにかくどこのお家もお店も冬になるとみんな育ててるイメージです。あとビオラ

例に漏れず、私の実家でもバアさんが山ほど育てていて、幼い頃の私は「バアさん、これしかないんか?」と思って完全に見飽きてました。

だから、植物を育て始めてからも、よそのお家の変わり咲きパンジーを見ては「カワイイーーー!!」と思うものの、自分で育ててみたいとはこれっぽっちも思わず。

でもねえ〜、萎れて売れ残ってる子を見ると買わずにいられないのよね〜……。んで、買ったらめちゃくちゃ可愛くなっちゃうよねえ〜〜……。この子が私好みのシックな色合いだったのもあり、毎日お花を褒めてから出勤する始末。

なんなら今まで「またパンジーか」程度にしか思ってなかった近所の花壇のパンジーに「カワイイねぇ〜〜💕」「日向ぼっこさせてもらってるんだねえ〜〜💕」と話しかけるまでになっていた、今年の冬。私はいつも変質者。

しかし、やはり5月にもなって、暑くなってくると

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花もだんだん小さくなってきます。ええー、私は来年も君のお花を楽しみたいんだけど……。頑張ってタネをつけておくれ。受粉してくれる虫はいっぱいいるはずなんだ。なんなら人工授粉もしてあげた。

でも結局、種はつきませんでした。何でだよぅ……パンジーは種がつきやすいって聞いたのに。種がつく前に、花がなくなってしまったよ。

 

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でもね、ご覧ください。花なくなったのにめちゃくちゃ元気。これ、6月です。

パンジーはスミレの仲間なので、暑さにすこぶる弱いです。6月までにはだんだん株が弱ってくるので、このあたりで処分してくださいっていうのが一般的な扱いのようです。でも、


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根元の方から次々新芽を出しています。こんな元気なのに、捨てるなんてできないよぉ。

そもそも、一年草とは言うけど、うまく育てたら多年草化するとか……そういうことはないのだろうか。栄養状態や環境によって、一年草多年草化したり、多年草が一年で種子を作って枯れたりすることはよくあるわけで。

暑さと蒸れに弱いなら、対策してやればよくない? タネも取れなかったし、どうにかして夏を越せないの?

というわけで、夏越しチャレンジしてみようと思います。


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いくら元気とは言っても、やっぱり根元の方からビロビロに伸びてきてるのは事実なんだよな。こうなってきたら、株を再生させる方法は一つ!

切り戻しだ!


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伸びた枝全部切った! 真ん中の新芽だけになりました。これで、長梅雨の間も風通しよく過ごせるし、弱った枝に栄養を吸われなくてすむ。

直射日光の当たらない、明るい日陰でしばらく育ててみます。

 

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約1ヶ月後。切り戻した時に残した新芽がどんどん伸びて、疲れてはいるがまだ枯れそうにはありません。

しかし、やっぱり下の方が弱々しくなって、緑の葉も減ってきました。日光が好きなパンジーには暗すぎるかもしれませんが、冷房で26℃くらいにした部屋に入れましょう。

どうせ直射日光に当てたら焼けてしまうし、暗めなくらいでもいいだろ。多少徒長しても、暑くて枯れるよりマシだ。

さらに数週間後……

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ダメでした。枯れてしまいました。

部屋に入れてからしばらくは、何とかやっていたんですよ。敗因は分かっています。少しでも明るいところに置こうとして、窓際の棚の上の方に置いたら、冷房の直風が微妙に当たったらしく、それがトドメになってしまいました。

あーー……可哀想なことをした。それがなければもっともっと生きただろうに。助長の故事みたいな真似をしてしまった。でも、切り戻したのは正解だったと思う。

とりあえず、この酷暑の気候でパンジーを夏越しさせるのは難しいことがわかった。タネをつけるなら、タネで夏越しするのが一番いいに決まってるんだ……。

でも一方で、「海外の寒冷な地方では多年草として扱われてることが多い」「日本では新しい株がよく売れるように『一年草扱い』ってことになっている、という事情もある」とは彼氏談。

ということは、本人に多年草としてポテンシャルはあるんだな。今年もパンジーを迎えることになったら、タネを取っても親株を夏越しさせてもいい。絶対に2年目以降同じ花を咲かせるぞ。

 

今回はここまでにします。

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では、次回もよろしくお願いします。

 

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