こんにちは、音音です。
みなさん、「たまごふわふわ」はご存知ですか? 私は今年の春に知りました。明らかに、名前からしてもうダメそう(いい意味で)な食べ物じゃないですか。と、初めて名前を聞いた時から思ってましたよ。
どうやら静岡の郷土料理だということです。どんな食べ物かと言うと、いたって簡単。鍋にだし汁に卵入れて、ガーーーッて混ぜてふわふわにする。そのまま蓋して蒸して、鍋で食卓に出す。レンゲで取りながらいただく。
地元の方はよくご存知だと思いますが、なんでこれ静岡の他に広まって一般化しなかったんだ?? と思うぐらい美味いんですよこれが。書きながらお腹空いてきた。暑いから今は食べられない。くそぅくそぅ!
ようは、出汁ベースのスフレみたいなもんなんですね。遡れば江戸時代、将軍のお膳にも上ったというたまごふわふわ……。静岡いい〜〜なあ〜〜! 静岡って美味しいものだらけよね!
さて本題。
我が家のカメは超絶グルメの偏食やろうなのです。まるちゃんとこげちゃん、二匹のトウブドロガメがいますが、こげは比較的何でも食べるのに対し、以前も記事で紹介していますが……とにかくまるちゃんの偏食グルメっぷりは壮絶です。三日と同じものを食べてくれません。
それもこれも、子ガメの頃に、色んなものを食べられるようになってほしくて、毎日違うメニューを与えてたからなんです。獣医さんにすら「丁寧に飼っているがゆえのワガママ」と言われる始末。ぴえん……
そこで大変なのが毎日のご飯メニュー。人間か。「今晩何食べる?」つって、人間の夕飯はすぐ決まるのにカメの夕飯決まらない。人間より上である。
結果、カメ用の料理が我が家のシェフ(彼氏)によって次々に生み出されてきました。今まで食べさせた中でも、いり卵や卵焼きはかなり食いつきが良かった方です。
というわけで、卵料理でも今回は趣向を変えて! 将軍様のお膳に乗るたまごふわふわを、カメ餌アレンジにして作っていこうと思います!
まず用意するのは生牛肉。細かく刻みます。
これはまるちゃんの好物なので入れてあげてますので、なくてもできます。もしこの記事を見て作る方がいたら、ここは各カメちゃんの好物にしてください。お刺身、冷凍川エビ、鶏ささみ、などなど。
火が通っていなくても食べられるものが好ましいですが、火を通す必要があるものは事前にレンチン、ゆで、焼きなどで火を通しておきます。
そしてもれなく人間の晩ごはんはステーキです。
次。すり鉢とすりこぎで、人工餌をすりつぶします。量は目分。今回は「カメプロスプレミアム」を使っています。
同量の乾燥川エビを入れて、
一緒に粉にします。これが、たまごふわふわのお出汁がわりです。
さて、今作ったものを一つの皿にまとめて入れ、
そこへ卵を一つ落とします。このまま、均等に混ざるまでガーーーッと混ぜ、卵液を作る。ここでどれだけ空気を入れられるかによって、フワフワ度合いが変わります。
その間に、コンロでお湯を沸かします。
(生き物用鍋の横で人間用の昆布入り白飯が炊かれている)
沸騰したら、回すように卵液を入れます。
さっとかき混ぜ、ふんわり固まったら、スプーンなどですくって上げます。
カメちゃんが食べても問題ないくらいまで冷まします。
最後にラップに乗せて、
少し整形。水に入れた時もらもらにならいよう、ちょっと押し固めます。これで完成です。
人間用のたまごふわふわとは勝手が違う…….というか、どっちかと言うとかき玉に近いかもしれない。しかし、卵がフワフワしてて、出汁(?)が入ってるのは間違いないので、たまごふわふわなのだ。うん。
さあカメども、喰らうがいい!
こげ、美味しそうに食べますね。彼女はさすがの何でも食べるお腹ぺこぺこマンですね。その塊、頭よりでかいけど大丈夫? フワフワだから大丈夫か。一飲みにされました。
問題のまる、いい食いっぷり!! どうやら好評なようです。まるちゃん、歯応えあるものよりフワフワなご飯の方が好きだもんね。サーモンのフワフワ焼きとかさ。でもカメカルボンは好きなんだから不思議だよね。
まあ、食いつきがいいのも当然なんですよ。まるちゃんが大好きなものと、特別好きじゃなかったとしても食べてくれるものしか入れてないもん。そんで、好きな食感に仕上げてるんだから、これで食べなかったら絶望である。
どうでしょう。もし、何かカメのお祝いの日でもあれば、ぜひよそのカメちゃんたちにも試してみてほしいです。おいしいぞ! 人間用のたまごふわふわも美味しいぞ!
今回はここまでにします。
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では、次回もよろしくお願いします。