こんにちは、音音です。
さて、今回は
ずっと前から行こう行こうと思っていたカメの健康診断に、トウブドロガメのざぶまるを連れて行くことができました!!
ということで、経緯と結果をレポしていこうと思います。
まずは周辺でエキゾチックアニマルを診てくれる動物病院を探すところから。できるだけ市内で探したのですが、気をつけなければならないのは「エキゾチックアニマルの診察してます」とHPに書いてあっても、そこで言ってる「エキゾチックアニマル」っていうのはウサギとかフェレットで、爬虫類は含まれてない、場合によっては鳥もダメ、みたいなところは割と多いのであります。
だからまず、必ずどんな種類の生き物を診てくれるのかHPで確認して、直接問い合わせて、診てもらえるかしっかり確認するところから。
我が家の場合、近所にカメを診てくれそうな動物病院があったので「カメは診ていただけますか?」と問い合わせたところ、
「現在エキゾチックアニマルの担当医がいないので、専門医がいる〇〇病院(市内)と□□病院(市外)を紹介しております。お力になれず申し訳ありません」との返答。
いやいやいやいや! めっちゃお力になってるやん! ちょうどこの時、まるちゃんの首に白く擦り傷っぽい傷ができて、これは自然治癒するのかね? と心配していたところでした。
多分病院に行くほどでもない。でも、まるちゃんは初めて飼ったカメなので、普段から気になるところが多くて困ってたんですよね。これを機に行きつけの病院を作るのはね、これぁもう、徳の高い行いですよ。
ということで、さっそく紹介していただいた、市内の方の病院に問い合わせ。紹介だから確実で安心だ〜……
電話で予約すると、とりあえず健診で……と言ったのに「ご飯は食べてますか? 便はしてますか? 最近変わったところは? 気になるところはありますか?」とめちゃくちゃ詳しくヒアリングしてくださる電話口の受付お姉さん。すでに好感度↑。
無事近日中に、朝イチの予約を取ることができました。HPで確認できないことは、些細でもビビらずに問い合わせてみる。これが〜いちばんだいじ〜……
ちなみに京都市は、隣の市まで行けば爬虫類、両生類、魚類まで診てくれるクソデカ動物病院があるらしい。めっちゃ恵まれている。今後引っ越しの予定はあるが引っ越したくねえ。
さて、あれよあれよという間にやってきました、健診当日。
さあ、はじめてのお病院に行くわよ。
いつも人間たちの生活リズムの都合により、昼前に起こされるまるちゃんですが、今日は朝から起こされてキョトンとしております。すまんな、飼い主は昼から仕事だから朝しかないんだ。これが無駄なストレスになってなきゃいいが……
飼い主音音の方も、動物病院に行くのは小学生のごろ飼ってた鳥を連れてった時以来なので、ほぼ初めてみたいなもんである。その上、自分の病院にかかる時ですら症状の説明がエゲツなく下手くそなので、動物病院経験の豊富な彼氏にもついてきてもらいました。
まるちゃんを入れる装備はこんな感じ。
100均虫かご(小さめ)にタオルを敷いて、外が見えないようにする&温度キープのため、保冷バッグに入れます。
と、言っても、空気を入れるためにバッグは半開きで行くから、温度キープはできないか。
そのほかに持って行ったのは
・まるちゃん用ぞうきん
・ペットボトルの水(途中で虫かごに入れて水分補給させるため)
・ビタミン剤(水分補給の時はビタミンも一緒に摂らせているため)
・毎日の体重記録
でした。今回は夏なので、中にカイロ入れて保温したりはしなくてよかったな。虫かごの中にはタオルを敷いてあげてましたが、普通は水を吸わせた水ごけを敷き詰めていくみたいです。次はそうしようかな。
電車とバスを乗り継いで、病院に到着。
まずは初診なので、問診票や飼い主の情報などいっぱい書くのですが……なんと! 問診票はちゃんとカメ用のが用意されている!
飼育温度やエサの種類、バスキングの頻度、飼育設備の詳細まで全部書く欄がある。リクガメを想定した問診票でしたが、つまりリクガメもバッチリ見てもらえるんだな。
朝イチで行ったのに、病院はずいぶん繁盛しています。この世の終わりみたいな顔をしている犬とか、病院来たことなくて暴れてるチビわんちゃんとか、今から入院かな? みたいな大荷物の猫ちゃんとか色々いました。
受付で「予防接種ですね〜♪」って言われてる猫ちゃんがいたから思わず「がんばれ……!」ってなったよね。
あと、お前ここ病院やけど知ってるか? ってくらい、入ってから終わって出ていくまでニッッッッコニコの大型犬とか。「動物があんまり怯えてないのはいい病院の証拠」と彼氏談。
さあ、ついにまるちゃんの番です。今回特に気になっているポイントは
★エサをあまり食べないのはなぜか(特にこの春から)
★偏食がひどいからどうしたらよいか
★絶食している時はどれくらいまで様子を見てもいいのか
★飼い方は今の環境で良いか
★甲羅がガビガビになってるのはなぜか
★首の傷はどうしたらいいか
です。さて、どうなるかな?
検査終わりました。頑張ったねまるちゃん。
今回の検査内容は、通常の診察+レントゲン+エコーでした。血液検査をしても良かったんですが、まるちゃんは小さいので、このサイズの子に血液検査してもあんまり意味がないし、負担になるからやらずにおきましょう…….とのこと。
まずは検査の結果から。レントゲンでは、なんかお腹の辺りに2mmくらいの塊が映り込んでいました。が、位置的に消化管の中だし、そのうち出ていくだろう。低床の砂利の破片か、カットルボーンのかけらであろうから、特に異常なし。
エコーは、やっぱりまるちゃん小さすぎて、なんかあんまりよく映らなかった。とりあえず、見たところ異常はない。
次に診察。もうすぐ2才で体重91.7g、レントゲンでは脂肪の層も映っており、体型はgoodとのこと。
で、さっき挙げたポイントを聞いてみたよ。
Q.飼い方は今のままでいいか
A.水温も25〜28℃くらいに維持してくれてるみたいなので、そのまま飼育してください。
Q.首に傷があるがどうしたらいいか
A.擦過傷ですね。これくらいなら自然に治ると思います。
Q.偏食がひどく、エサをなかなか食べない。何か口の中が痛いとか、器質的な問題ではないか。
ここで、金属のヘラで口をこじ開けられるまるちゃん。ギチギチ音を出して、見たことないくらいブチ切れている。
「そりゃこんなことされたらイヤだよね〜」と塩対応の先生、(こんな怒ってるの初めて見た、すげ〜かわい〜)と眺めながら感動している音音。元から病院嫌いの彼氏は可哀想でハラハラしてたらしい。普通はそうだよな……
結果
A.お口の中はとてもきれいなので、口の中の異常が原因ではない。丁寧に飼ってらっしゃるがゆえのワガママってのはあるかもしれませんね。
Q.全然食べてくれなくて、4日間くらい絶食することもある。どれくらいの期間までなら様子を見ていいのか。
A.「どれくらい」というのは一概に言えない。絶食していても体重がそんなに減らなければ問題ないが、著しく体重が減るようなら問題なので連れてきてください。
Q.同じものでも毎日食べさせた方がいいか、それとも偏るくらいなら多少エサを抜いた方がいいのか。
A.成長期なので食べるなら食べるだけ与えていいが、偏るようなら抜いた方が良いかも。さっき言った通り、抜いて体重が著しく減るようでなければ問題ないです。
Q.4月ごろから以前にも増して食べなくなった。求愛行動も見られるし、新しく家にメスのトウブドロガメも来たので、発情期の可能性は?
A.2歳になっていないので性成熟には少し早い気もするが、食べないけど体重は減らないというのは発情期によくある。メスなら比較的性成熟まで時間がかかりますが、オスは早めのこともありますね。
ここで診察終了。アホなので、甲羅のことをすっかり聞き忘れてしまった。
しかし、かなり色々なことがわかりました。丁寧に答えていただきありがとうございました。
次はできれば便を見たいので、取れたら持ってきて欲しいとのこと。まるちゃん、そもそも食べないから出さないんだよなあ…。
ともあれ、まるちゃんの偏食や絶食は体の問題ではなく、やっぱり単なる好き嫌いである可能性が高いことがよくわかりました。なんてこった。
ついでに、ここしばらくの食欲不振は発情期のせいだろう、というのも分かってスッキリしました! 確かにドンピシャで、食べないけど体重は90gより減ることないんですね。
で、今回思ったのが、健康観察の決め手はやっぱり「体重」であること。音音は毎日体重を測って記録するようにしていますが、それがこんなに大事だとは。特に成長期、毎日毎日体重変わりますからね。
そして気になるのがお値段。これだけやって、初診料込みで11,000円也。そこそこ良心的である。
高かったのはレントゲン代の6000円ほど。次からはレントゲンを撮らなければ、初診料もなくなるのでもう少し安いかもしれません。でもお薬出されたら逆に高くなんのか。やっぱりわからんな。
帰ってきたよまるちゃん。水槽に帰す前に水換えをして、今日はストレスが多いのでそっとしておきましょう。
ほっぺのところがピロピロしている。どうやらストレスがかかったので脱皮をしたらしい。
今日は頑張ったので、ご飯は無礼講です。生の甘エビ、サーモン、牛肉のセットよ。病院に行ったら獣医さんに「今日は頑張ったので甘エビあげてくださいね」って言われるカメちゃんもいるほど、甘エビはご褒美らしい。
甘エビの卵すんげーな。
海のエビや魚は生であげると塩分が多いし、解凍の場合は特にですが、ビタミンを破壊する成分が多いみたいなので、基本は茹でてあげてます。でも今日は嗜好性最優先でいきましょうね。一日くらいなら大丈夫でしょう。
健康診断であんな風に言われた日にコレ……
食べるかな?
よく食べました!
食の細いまるちゃんが病院行った当日にこれだけ食べるので、多分余計なストレスはかかっていないと信じたい。よかったよかった。
して、まるちゃんですら小さすぎて出来る検査少なかったから、こげちゃんを健康診断に連れていくのはまだ早いでしょう。次は会社のアカミミガメ、カメきちかな。
今回はここまでにします。
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それでは、次回もよろしくお願いします。