のんのんのおうち大自然

カメと植物と生きものたち

おでん2世ちゃんが旅立ちました

 

こんにちは、音音です。

 

さて、我が家には去年の今頃まで、「おでんちゃん」というクチベニマイマイがいました。道端で取ってきて約2年。買い始めた頃にはすでにそこそこ大きかったですが、そこから冬眠させずにそれだけ生き、最後は体をカラにしまえなくなって、1週間の介護(?)生活の末に大往生しました。

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それからしばらく。コモンタイムの苗をホムセンで買ってきたら、苗ポットの中にたまたま小さな巻貝が!↓

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私たちはその子を、「おでん2世」「にせいちゃん」として可愛がっておりました。

で、そのおでん2世ちゃんが、つい先日寿命を迎えました。

 

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やってきてそんなに経ってない頃の2世ちゃん。この子はおそらく「オカモノアラガイ」という陸生巻貝の一種かな?

と言っても、初代おでんちゃんだって、寿命を迎える直前まで「コハクオナジマイマイ」という種類だと思ってたら全然違ったわけですからね。もしかしたらこの子も全然違う種類かもしれないけど。小さいからよくわからない。


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しかし2世ちゃん、初代おでんちゃんが薄くて長い体だったのに対して、君は身の部分に厚みがある。ブルブルなのも相まって、まるで色の黒い水信玄餅です。


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初代おでんちゃんは、1ヶ月に1回、カラをきれいにするためにぬるま湯シャワーを浴びていた……というリッチなカタツムリで、本人はめちゃくちゃ気持ちよさそうだったんですよね。

だから、2世ちゃんも同じように……と思ってシャワー。やはり本人はめちゃくちゃ気持ちよさそうに、目いっぱい体を出してのびのびします。が! 小さくて、カラだけにシャワーが当たるようにするのが難しい! 彼ら、湿気は好きだけど、肺呼吸なので水がたくさんかかると溺れてしまうのです。不便……


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シャワー終わりでご満悦。


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これはまた数回後のシャワーだな。あまりに気持ちよさそうなので、シャワーシーン撮るの好きなんです。えっち。

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ごきげんです。最初の写真より、結構大きくなってると思いません?

 

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2世ちゃんのおうちはこんな感じ。

おでんちゃんの時は30cm水槽でこんな感じの設備でしたが、本当にそれをそのまま小さい虫籠にしたような環境です。

洗いやすく、湿度を管理しやすいので、底は100均のハイドロボール。ハイドロボールは焼き物の粒なので、多孔質です。そのため、表面にかかった水が蒸発しやすく、よく霧吹きで湿らせておけばほどよく湿度を保ってくれます。

そこに、ヤマゴケを植えた素焼き鉢と、陶器の餌皿。2世ちゃんの好物は、カビの生えかけたドジョウのエサと、腐りかけの野菜。本来、土の中や落ち葉の下で腐植を食べている分解者だから、好物もそんな感じでした。

分解者くんは土の上や中で過ごすのが好きなので、ヤマゴケポットは大いに気に入ってくれたようす。が、なかなかコケに潜って出てこないので、あんまり会えなくてさびしい時、よくある。


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冬ごろ。2世ちゃんの低床に卵を発見。ハイドロボールの隙間にある、プルプルした透明のゼリーみたいなの、わかります……?


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壁面を上から撮影。真ん中に、右方向へこんもりして見える白い物体です。水グミより水みたいだな。沖縄名物の海ブドウを彷彿とさせる。


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ご本尊の信玄餅は、この日も一段と信玄餅だった。まあるい。まあるいねえ。あの卵は、置いといたら孵るのでしょうか。ネットで調べると、カタツムリの場合2週間くらいで孵化するとのこと。オカモノアラガイの場合はどうなんだろう。


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どんどんいろんなところに卵を産みます。よく見ると、卵の粒の中に、白いにごりが点々と見えるようになってきました。もしかして、発生してる……?

発生しているなら、孵化してくるまで動かさない方がいいよなあ。週1のケージ掃除は、卵が孵るまでお休みよ……

 

〜1ヶ月後〜

 

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産まれへん。産まれるまで掃除はお休みと言っていましたが、さすがにそうも言ってられなくなってきた。

動かしたら孵らなくなっちゃうかもしれないので、動かしたのが卵ちゃんにバレないよう、そっとピンセットでヤマゴケ鉢へ移動します……。まあ、1匹だけで産んだ卵だし、もうひと月経ってるので、諦めたほうがいいのかもしれないけど。


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ヘリにべっちょりくっつけておく。


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こういうのは、もうハイドロボールごと移動。


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久々の掃除だあ! エサ皿がきたない。


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ハイドロボールも、ざるでよく洗います。うんちだらけです。


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本人も久しぶりにシャワー。手を伝わせたお湯で、少しずつカラを洗います。


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湯上がり。ツノが短くてかわいい。取ってつけたみたい。

 

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おうちもキレイになりました。

 

さて、この約2ヶ月後である先週末、ついに2世ちゃんは天寿を迎えました。小さくてなかなか出てこないから、写真が少ないのよねこの子。

初代おでんちゃんのように、カラに体をしまえなくなる……みたいなことはなかったものの、1週間前からご飯を全く食べなくなっていたとのこと。

初代おでんちゃんも春先に一匹で卵を産み始め、その1〜2ヶ月後、このくらいの季節に同じように亡くなりました。2世ちゃんも春先に卵を産み、この季節に亡くなったということは、これが陸生巻貝たちの生活サイクルなのかもしれません。本当は、「2世ちゃん産卵!」っていう記事を用意していて、孵化まで一気にまとめようと思ってたけど、卵は孵らず、先に親が死んでしまったよ。


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ご遺体は、飼い主である彼氏が、おでんちゃんの眠っているギボウシの鉢に合葬します。


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おやすみ2世ちゃん。初代おでんちゃんを埋める時に植えたギボウシが、いつのまにか2株に増えている。2株目は2世ちゃん用のギボウシ、と、そういうことかな?

 

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2世ちゃんは小さくて、虫かごの中を探してもなかなか見つからないこともよくあったので、あんまりじっくり見てこなかったのが、とても心残りです。埋める時も最後にご遺体を拝み損ねてしまった。どんな生き物も、死んでから「もっと可愛がっておけばよかった」なんて言っても仕方がない。せめてたくさん手を合わせておこうと思います。

 

RIP. おでん2世

 

今回はここまでにします。  

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次回もぜひ、よろしくお願いします。

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