こんにちは、音音です。
さて、我が家にはめちゃでかモクズガニのブルちゃんがおりまして。
モクズガニを飼ったことがある人は、みんな同じことに悩まされる宿命にあるようです。モクズガニは、アクアショップなどでよく売られているサワガニやヴァンパイアクラブと比べて、体がめちゃくちゃデカい。ですので、パワーも強い。しょっちゅう脱走します。そのうえハサミが器用なので、水槽の中のレイアウトをなんでも破壊してしまいます。
つまり、たいへんな壊し屋なのです。我が家でもろ過装置を次から次へと壊されて、彼氏は壊されにくいものを探すのにカニと相当な↓
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バトルを繰り広げてきました。
じゃあ、ろ過装置なしで飼えば? と思うのですが、この体の大きさだとウンチの量も半端ないんです。毎日水換えしてもカニ水槽の水質がすこぶる悪くなってしまうのは↓
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実証済み。一生懸命世話をしているのに、なぜかクサイ。世話してないみたいやないか。
まあ、カニほど壊し屋ではないにしろ、水を汚すペースで言ったらカメも大差ないといえばそうなんですが。
カニってば、カメに比べてはるかに好き嫌いなくなんでも食べるため、植物をほとんど入れられないんです。どうやら植物の浄化作用が一番水槽の濾過に効く、と言うのは↓
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イモリ水槽やドジョウ水槽から推測できる。一番汚れるカニ水槽にこそ、養分をよく吸う水草を入れたいのですが……。入れた途端にオヤツになってしまう。オヤツになっていいなら入れるんだけど、ずっとそこで浄化していてほしいのよ。
ね、ブルちゃん。かわいいね。でかいね。
ろ過装置は色々試したけど、結局毎日水換えをするのであれば、ろ過能力の高さよりもとにかく壊されにくさを追求した方がいいのでは? ということになり、サイレントフローに戻ってきました。カニの手の届くところに分解できるパーツがない形をしているのでね。
で、サイレントフローの中に、専用ろ過フィルターではなくて、シャボンネットにリングろ材を詰め、申し訳程度の生物ろ過を期待する。
それで、しばらくは壊されずに保っていたわけですが……この写真、多分サイレントフローの出水口から垂れてたシャボンネットの紐、カニがハサミでチョキチョキして遊んだ形跡がありますね。
あっ!!!
あっこらお客様!!! 困ります!!! 何をしている!!!
やられました。ろ過装置、詰まりました。
冗談みたいですが、水草を入れておくと食べちゃうだけならまだしも、ああやってチョキチョキ千切って、ろ過装置の吸水口に捩じ込んで遊ぶんですよ。賢いなあ!
それにしても、どこが詰まってるんだ。
ありました。モーター部分の出水口にマツモが……
カニ水槽の水中に植物を入れるというのは、今回の事故からももはや絶望的。でもクサイし汚い。どうする、濾過装置。ナシではいられないんだけど……
と思っていたら。
カニが、だんだんご飯を食べなくなってきた。
考えられる原因は二つ。もうすぐ脱皮する。もしくは、すでにカニとしてはかなり長生きだから、寿命とか……。
ほらよく見ると、カニが元気だったら秒で食べられちゃうはずの巻き貝が水槽に混入して、カニの甲羅についた藻を食べています。いや、これはただ単に見えてないだけでは?
しかしなあ、寿命だったらどうしよう。その時を迎える覚悟を決めつつも、脱皮前なだけだと信じたい。
そう、では脱皮前だと信じて、カニの濾過装置をもう一回改造しよう!! カニの食欲がない今にしかできない改造があるんだ。
こちらは、苔テラリウム用の苔を買ってきたついでに、お店でしょぼくれてたから買った「レッドグラス」という水草。
こちらは、以前から家で余っていた……水草なのは確かなんだけど、何だこの草……? とりあえず、手のひらサイズの素焼き鉢に植えました。
この二つを、サイレントフローの上蓋を開けて、そこに乗っけます。濾過途中の水が、植物の根っこに触れるようにしました。
これがいわゆる「アクアポニックス」。ろ過装置の中のろ材に植物を植えて、植物の力でろ過してもらう方法です。えっくすのTLにも、濾過槽にホテイアオイ等の水草を植えたり浮かべたりして、濾過装置の能力強化されてる方をちらほらお見かけしますね。
セッティングは本当にこれだけ。あとは水槽ライトの光で光合成しておくれ。今しばらくはカニの食欲が落ちているので、ここに植物を置いてても、わざわざ登ってきてまで食べることはないでしょう。と、思いたい。
さて、今度こそカニ水槽の水質維持は成功するのか!?
数週間後……
カニ、脱皮〜〜〜〜!!! おめでとうございます🎉🍾👏㊗️💮
脱いだ自分の殻とツーショット。ピースピース✌️🦀✌️ でもちょっとだけ失敗して、後ろ足が一対もげてしまいました。ま、次の脱皮で再生してくれや。それまで長生きしてよ。
これ、脱皮発見したときビビるんですよね。綺麗に体の形そっくりそのまま脱ぐので、脱皮ガラ見て一瞬死んだのかと思うんですよ。
中はこんなふうになっている。前にも一度記事にしたことがありましたが↓
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面白いですよね。蓋を開けるみたいに背中を\パカッ/と開けて脱ぐんですよ。
ところでアクアポニックスの効果はどうかと言うと。
信じられないですよ。カニがほとんど臭わなくなりました。毎日換えても茶色かった水が、2日に1回の水換えでも透明です。植物ってすごい。すごい!!
脱皮してから、カニは以前の食欲を取り戻して毎日爆食しています。カニの背中を這っていた巻き貝ちゃんを、カニが脱皮して以降見た者は1人もいないという……。なむなむ。致し方ない。
しかし、今のところアクアポニックス用の植物たちには手を出しておりません。そもそも60cm水槽に引っ越してから、部屋が広くなったのとガラス壁面が高くなったので、あまりろ過装置を登って遊ばなくなりました。植物が水に浸かっていないので、チョキチョキしてろ過装置に詰めちゃう心配もない。
これは実に画期的。まさかカニのろ過装置問題が解決する時がくるなんて!
ところで、以前の記事で「流動式ろ過」を試していたうじきち水槽。あれからどうなったか、というご報告をついでに。
買ってきたろ過装置を改造して作った↓
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この「流動式ろ過装置」。しばらくはうまくいっていたのですが……ある日、突然水漏れを起こしました!
うん、やめよう。回収回収。
どこかに穴が空いているわけでもないのですが、うーん。なんか下の方の隙間から水漏れしているっぽい。そりゃ、メーカーさんの想定していない使い方をした我々が悪いので、このろ過装置がダメだってことではないのですが。
でもこれ、どのみちこの吸水パイプが、仕様通りにセッティングしても結構グラグラなんですよね。
結局、元のスリムフィルターに戻しました。で、今後いずれは、うじちゃんのフィルターもアクアポニックスにしてみるつもり。と、彼氏が申しておりました。いつになるかは分からないけど、またその時はレポしようかな。
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。