こんにちは、音音です。
さて、先日近所のスーパーからコウモリランを救出してきて、苔玉に植え付けて育てようと頑張っていました。記事3回分かけて試行錯誤し、ようやく最後はどうにか形になった! これでひとまず完成!↓
togimarufriends.hatenablog.com
というのはウソです。
はい、あれからひと月ほど。
確かに最初から半分枯れかけのシノブゴケを植え付けてたから仕方ないのかもしれませんけどね、表面の苔がほぼ完全に枯れてしまいました。カサカサです。上のコウモリランも別に調子がいいわけではない。
そもそも、ちゃんとボール形にしてまとめたはずなのに、なんか分裂してきてません? 雪だるまみたいになっとるやん。
苔玉の中に詰まってる赤玉土から、コウモリランの根っこが抜けてしまっているようです。
コウモリランの苔玉は、1〜2日に一回霧吹きで湿らせて、1週間に一度苔玉本体をバケツの水に沈めて水やりをする、という管理でいいはずなのです。が、この苔玉。暖房の効いたリビングに置いていたせいか、乾くのが尋常でなく早くて……。
窓から日光が入るリビングに置いて、枯れかけのシノブゴケを元気にしようと思ったのが逆に良くなかったかなぁ。下手したら水をやっても数時間でカサカサになり、慌ててジョウロでジャーっと水をかける。でもすぐ乾く……を繰り返していたんですね。
すると、表面はすぐ乾いてカサカサなのに、中はずっとビショビショ……という地獄が爆誕しました。シノブゴケは乾燥に弱い苔ですが、コウモリランはそこまで水を必要としない植物。ミラクルに組み合わさった結果、シノブゴケは乾燥で、コウモリランは過湿で調子を崩したようです。でも、カメたちがいるので暖房を切るわけにいかぬ。
シノブゴケは2、3本ギリギリ緑の茎があったので、前回紹介したチドメグサテラリウムに入れておきました。復活するかどうかはわからんが。
で、結局この苔玉は
泣く泣く解体します。ああ、結構頑張ったのによぉ〜〜……
表面の枯れた苔を剥ぎ取り、中の赤玉土を全部出します。もったいない。
仕方がないので、ここからもう一回別の方法で苔玉を作ります。前回は「排水溝ネットに赤玉土を入れてコウモリランを植え付け、ネットの周りに苔を巻く」という方法でしたが、さらにその前に試そうとしていた「戻した乾燥水苔で玉を作り、その周りに生きた苔を巻く」というやり方でいこうと思います。つまりは、例の乾燥水苔爆弾をもう一度作るということです。
しかし今回は、前に水苔爆弾を作った私とは一味違うのだ。ちゃんと参考動画を見つけたのだ(彼氏が)。ありがとう彼氏。BIG LOVE…
まず、戻して絞った水苔だけで玉を作ります。
その上に、ほぐしたコウモリランの根をかぶせて、
包んで、
その周りにもう一層水苔を巻きます。
ギュッと固めておにぎりみたいにし、糸でぐるぐるに縛ります。
ボロボロ落ちる……
形にならぬ。深夜2時。「私は何をやっても上手くいかないんだあ」などと弱音を吐きながら大泣き、情けない29歳。苔玉を作っては壊し、作っては壊す。人生……
ええい!! やめだやめ!!
水苔を水で戻したあと、絞ったのがよくなかった。もう一回バケツに水張って水苔を沈め、びしょびしょの状態で玉を作り直します。
この方が断然まとまりやすい!
さっきと同じように、ほぐした根をかぶせて
その外をさらに水苔で包む。
包み残してハゲてるところがないかチェック。
ジュートロープでぐるぐるに巻きます。最初作った水苔爆弾と同じ。
本当は細い木綿糸でやった方がいいのですが、不器用なので糸を引っ張りすぎて、すぐワイヤーカッターよろしく玉が真っ二つになってしまいます。
でもジュートロープは太くて柔らかいので、ゴリラにも扱いやすい。なんかカワイイ玉の形になりました。やった!
さてここで登場、生きた苔。よく行くペットショップのアクアリウムコーナーに、苔玉にできそうなやつがチョウチンゴケしかなかったので、これにします。チョウチンゴケもシノブゴケ同様乾燥には弱いのですが、赤玉で作った時よりも水苔は排水性が悪く、常に濡れているので、まあ悪くないでしょう……ということで。
開けてみたらなんか苔がドロドロに汚れている。まず洗います。ちょっと腐ってるとこもあるな。もしかして行きつけの某ショップ、苔の管理下手くそなのでは……?
軽く水を切ってほぐし広げます。
ペタペタ表面に貼っていきます。水苔がしっかり濡れてるので貼りやすい。貼ったらおにぎりのように固めて、
ここは細い木綿糸でぐるぐる縛ります。
最後にもう一度水に浸けて、水苔とチョウチンゴケをたっぷり湿らせます。やっぱりお尻の方、苔足りませんでしたね……。赤玉土で玉を作った時は、「お尻までしっかり苔で包まないと中から水が抜けてしまう」というのが乾燥の原因の一つだったようです。前もお尻まで包めるだけの苔がなかったんだ。
まあでも、水苔は赤玉よりはるかに水もちがいいですから……。今回こそは、チョウチンゴケがそのうちお尻の方まで勝手に伸びてくるくらい、元気に育つと信じている。裏を返せば、水苔の方が通気性が悪いとも言えるんですが。まあ、上手くいかなかったらまた作り直すよ…………
ていうか、水苔は1年くらいで腐ってくるので、1年後には表面の生きた苔ごと解体して、また新しい水苔でこの作業を繰り返さないといけないんですよね。今回のやり方では水苔を二層に分けて玉を作っているので、生きた苔を剥がすのも玉を解体するのも容易だと思われます。でもまたこの作業すんの……? 年イチで……。苔玉作り上手くなっちゃうじゃん……。
完成!!
今回が一番それっぽくできた。怪我の功名。四度目の正直。ついでに、暖房の効いたリビングに置くのはやめて、ダイニングテーブルの上に飾ることにしました。エアコンがないのでまあまあ寒いし、窓が遠いので日もあんま入らないけど、そこは我慢してもろて……。葉水を毎日、苔に霧吹きを二日に一回、バケツの水に沈めて水苔を湿らせる作業を週一回、で管理していこうと思います。最初からちゃんと霧吹きで管理できれば良かったのだ。
エアコンを切って生活できる季節になったら、明るいリビングに移動させようと思います。これでまともに苔玉が育てられるよお〜〜!!
ついでに、1カップしか手に入らなくてコウモリランの苔玉に使えなかったハイゴケがあったので、ミニミニサイズの苔玉を作ってみた。
茶色い……。
私「顕微鏡で見た新型コロナウイルス」
彼氏「フンコロガシが転がしてるフン」
まあね!! いいんですよ!! まだちょっとは緑のとこあるから!! ここから復活して可愛い苔玉になる予定なの!!
はい!! では全ての作業が完了したので片付けま
ア" ア" ア" ア" ア" ア" ア" ア"
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。