こんにちは、音音です。
さて今回は、以前の記事で植え付けたチドメグサです。
我が家のチドメグサは去年、鉢植えを腰水につけて管理していたら、土がアオミドロと謎の雑草に侵食されて、本人が絶滅しかけるという事態に。救出したはいいものの、結局どんな環境で育てれば一番元気になるのかわからないまま……
それまでもいろいろ試してみていたのですが、どれもすぐに茎が徒長してしまい、根元の方から枯れてくる……というのを繰り返していたんですよね。
そこで、以前の記事で↓
togimarufriends.hatenablog.com
3種類の環境を用意し、どれが一番チドメグサに適しているのか実験してみることにしました。用意した環境は次の通り。
①テラリウム
②イモリ水槽の陸地
③植木鉢
あれから1ヶ月半。ついに、顕著な違いがわかるようになってきたので、今までの経過を含めて記録。
植え付けから2週間後の、テラリウム。
うわ〜〜〜………ムッキムキに元気です。特に石の縁周辺、雲みたいな形の葉っぱがたくさん出ています。斑の入り方もキレイ。
テラリウムは数日に一回、お隣の虫かごに住んでるオカモノアラガイのおでん二世ちゃんと一緒に、数日に一回たっぷり霧吹きで水をあげるようにしています。エアコンで暖房ガンガンかけてる真下に置いていますから、真冬でもそこそこあったかいです。そして乾燥しないように、穴あきのプラ蓋を閉めてます。
ですから、温度と湿度が一定に保たれた環境になっているわけですね。果たしてその要因がいいのか、それとも土などの他の要因がよかったのかはわかりません。
しかし、一緒に植えたユキノシタとウィローモスが成長しなくて、チドメグサだけ爆発したあたり、湿度と温度か、土の配合か、光の入り具合か、何かしらがチドメグサによく合ったのでしょう。ウィローモスにいたっては、基本水中で暮らすコケなので、みるみる間に枯れてしまいました。ユキノシタはいったい何が気に入らないんだろう。
まあね、そういうことは他の条件のやつを見ればわかるんですよ。
こちらはイモリ水槽の陸地に植えたチドメグサ。
どれだよ……わかんねえよ……真ん中に斑入りのちっさい葉っぱがありますね、あれか? 周りに生い茂ってるユキノシタがでかいのでチドメグサが小さく見えますが、実際のサイズはテラリウムのとあまり変わりません。
温度条件は、同じ部屋に置いているのでテラリウムとあまり変わらないはず。土はアクアリウム用のソイルなので、特別チドメグサに適した土というわけではない。水槽の半分が水場なので、湿度と土の湿り気はテラリウムより高いと思います。
ただし周りに植わっているユキノシタが、ジャングルのごとくボボボーボボ・ボーボボに伸びており、そのせいで生える隙間がそもそもあまりないような気はしています。イモリの💩由来のオーガニックな肥料でソイルが大変に肥えていて、ジメジメした場所が好きな植物でさえあれば、無限に繁ってしまうんです。そもそもチドメグサでなくても、新参者のちっちゃい植物がこのジャングルでうまくやっていけるのか……
こちらは鉢植え。元気ではあるのですが、やはりテラリウムやイモリ水槽と比べると葉が小さいですね。数もまばらです。
日当たりはいいが暖房は入っていない廊下で育てているので、昼の室温は20℃くらいまで上がり、夜は10℃程度まで下がります。真冬なので湿度も比較的低いと思います。そして散らかっていますね。カメの日光浴セットがほったらかしだね。生育に悪いかもしれないね。
土には荒木田土を配合することで、チドメグサが自生している肥沃で湿り気のある土を何となく再現しているつもり。田んぼの土ってめちゃくちゃ粘土質なのね。水をやるとべっちゃべちゃにななるのに、湿度の低さもあって乾きやすく、乾くとガチガチに固まります。
水をやったところ。毎回あわあわになるんだけど、中で特殊な微生物でも湧いてんのか?
植え付けてから約1ヶ月半、現在。
これはテラリウム。ここまでくると顕著です。
ウィローモスが枯れてしまったので、コウモリランの苔玉を作った時に使えなかった↓
togimarufriends.hatenablog.com
ヤマゴケを入れてみましたが、ヤマゴケとチドメグサはめちゃくちゃ元気ですね。ヤマゴケじゃない謎の芽まで出ているね。ユキノシタだけは変わらず。
こちらはイモリ水槽。葉数は増えていませんが、一枚一枚が大きくなりました。こちらでユキノシタがこれだけ茂ってるということは、やはりテラリウムの方だとユキノシタにとっては養分が少ないのかしら。
これは鉢植え。
一回うっかり水を切らしてしまったせいもあってか、あんまり目立った成長はしてません。その時は、次の日あったかくて大雨だったので、外で濡らしておいたら復活しました。
どのみち本来、関東以北では冬に枯れてしまう植物なので、冬場の成長はこれで限界なのかもしれません。むしろ、冬場でこれだけ成長するのだから、土をはじめ温度湿度以外の条件は気に入っているのでしょう。
テラリウムにも荒木田土を入れているのを考えると、土の決め手は荒木田土、ようは田んぼの土が良かったのではないかと思います。肥沃な土は好きなようだが、テラリウムとイモリ水槽を比べると、肥料の豊富さよりは土質が気にいるかどうかの方が重要に見えます。
テラリウム条件で顕著なとおり、どんどん成長するには安定して高めの温度と湿度がいるようです。そういうわけで、本当にどの環境が一番好きなのかは、春から夏にかけて育ててみてからしか分かりません。
土質、温度と湿度、肥料の有無による生育の違いは今回でもある程度わかりましたが、あとは日当たりの良し悪しについても検証したいところ。暖かくなってからが見ものだな。
今回はここまでにします。
よろしければ、下のバナーをどれかポチッとしてください。
次回もぜひ、よろしくお願いします。