こんにちは、音音です。
あけましておめでとうございます! 今年もぜひ当ブログをよろしくお願いします。2025年、新しいハーブも育てたいし、畑はリベンジしたいし、縁側リフォーム(?)もしたいので、記事のネタは尽きなさそうです。ありがたや。
ところで!! 正月の料理を、自分の庭で育てた野菜で作ってみたい!! というわけで、11月頭ごろから正月用の野菜を↓
togimarufriends.hatenablog.com
育て始めていました。さて、ついに彼らの出番なわけです。今回使うのは、祝い大根と正月菜。早速結果発表といきましょう……
というわけでデン!!!
これ、なんだと思う? ミキプルーンの苗木。
うそだよ。正月菜の苗だよ。11月初めに種まきした正月菜だよ。でもねえ、それはまだ芽なんですよねえ。本来は雑煮の具にする予定なのに、七草粥にさえ入れられないよこんな小さかったら。どうするねん。
今年の秋、全然涼しくならないから、暑さがダメな野菜はできるだけ遅くまで蒔くのを待ったんです。いくらなんでも遅すぎた。ああ……
こちらは祝い大根。というつもりで育てていますが、「チビから」という白大根の矮性種です。きちんと生育していれば、根長14cmくらいになっているはず。これなら深鉢で育てられるだろう! と思って、7号深鉢に直接タネを蒔き、間引きしながら育てること2ヶ月弱。
特に暖かいうちは毎日やさお酢を撒き、ずっと防虫ネットを被せて管理していました。今からその神秘のヴェールを捲ろうと思います。
オホーーーーーー!!!! シャッキリしてますねえ!! きれいですねえ!!
間引きして残したのは3株。寒くなったおかげで、ネット被せっぱなしでも蒸れずに育ってくれているようです。というか、寒くなってからの方が元気だな。葉がツヤツヤ光ってるよ! 光り輝く農作物。これはもう葉っぱだけでいただきたくなりますが、正月に欠かせないのは根っこの方。
抜くなよ!!! 抜くなよ!!!
ホンギャーーーーーー!!!! ア!?!? えっ!?!? ちっさ!!! ハツカダイコンじゃねえんだぞ!! 粗チンがよ!!!
え、待って。今抜いたの多分一番大きいのだよ。一番大きいのでそれ?! あっけなく祝い大根チャレンジも失敗。あとは七草粥の時に使うしかない。
このタイミングで年が明けました。近所の神社に年越し初詣です。
お神酒は年を越したら開けるらしい。去年は年末から開いてたのに……。そのかわり、なぜか境内でホットワイン売ってる。ホットワインってアルコール飛んでるもんじゃないの? 全然アルコール飛んでなくてめっちゃ酔った。
あけましておめでとうございます。今年から新しく、獅子舞を始めました! とのこと。
音音は獅子舞を生で見たのは初めてですよ。かなり迫力あるけど、生き物好きな家で暮らしてるからついつい可愛くなっちゃう。中はおじさんなのに不思議です。しかしいやはや、伝統がどんどん廃れていくこのご時世に、新しい伝統芸能が始まるのを目の当たりにできるとは。そんなことってあるんだね。
地域の若衆が演奏する奉納太鼓とお囃子聴きながら御神酒飲んで、赤い獅子舞と黒い獅子舞、二頭いるうちの黒い方に頭を噛まれて、帰宅。
獅子舞に頭を噛まれると健康になる、というのは知っていましたが、黒い獅子舞に噛まれると知恵を授かるんですってね。後から知りました。じゃあワイちゃんは今年天才になっちゃうかもってこと!?
帰りました。さて早速、シェフの家の伝統に従って雑煮を作ります。
シェフは大阪出身、音音は岐阜出身なので、正月料理の文化はお互いけっこう違います。そして、どちらかと言うとシェフの文化の方が厳格で複雑です。いやまあ、音音の実家がゆるゆるだっただけかも知んないけど……
まず雑煮を作る前に、元日の雑煮を煮る水は、その年の「一番最初の水」でなければいけません。バージンてワケ? だから、家に帰ったら手を洗うのもトイレ行くのも後回し! まずは大鍋いっぱいに水道の水を汲みます。
それが終わったら手を洗ってトイレ行って料理開始。まずは祝いニンジンと里芋を、皮剥いて丸く切ります。
はい。こんなもん。「円満」の意味なので、丸でない形に切ってはいけないそうです。
ついでに里芋は、実家から送ってきてもらった我が地元・岐阜県各務原市の里芋である。小さい頃から「各務原の土は黒土だから芋がうまいんや」と祖母に聞かされてきた地域自慢の芋でして、これより美味い里芋は食べたことがないね。異論は認める。
はいココで登場、情けない祝い大根。これも角ができないよう、円形に切るわけだが……
とりあえず、今のところ葉っぱに用はないので、水につけておくか。
うーーーーーーーん!!!! 成長しきっていない下の方の細いヒゲみたいな根っこまで入れたけど、もうこの時点でイマイチどこにあるかわかりません。
昆布と粉末かつおだしでお出汁を作ります。
細い根っこもろとも、ざーっと……
料理酒、みりん、塩。
そして、白味噌。
たっぷり溶いて、汁は完成です。朝になったら、ここに餅を投入して食べるのだ。
まるちゃん、へび年だよ。今年も一年よろしくね。おやすみ。
さておはようございます!!! まずは生き物たちに朝からおせち料理をごちそうしていくよ。一番大事なのはエビ。生き物たちには、我々の腰が曲がるまで元気に長生きしてほしいものである。
といっても、至って調理はシンプル。お頭だけ残して殻をむき、よく茹でます。
その間に、こちらも毎年恒例の小判焼き。便秘気味のうじちゃんのために、細かく刻んだブロッコリーが入っています。去年は卵焼きも作ってあげてたんですが、シェフ曰く今年は同じ量の卵を小判焼きに混ぜ込んだから、卵焼きはないとのこと。そ、そういうもんなのか?
生き物サイズに成形して、
こんな感じ。
オーブン160度で10分ほど。贅沢だなあ。
出てきた灰汁をしっかり流して、エビがゆであがりました。
お頭とれちゃった笑
小判焼きも焼き上がりました。
はい、今年の生き物用おせちです。
で、見た目きれいだけど結局すぐにバラしてしまうんだなあ……。それぞれの生き物用にエビを切り分け、うじちゃんのには背中に切り込みを入れます。
切り込みに、ひかりクレストタートルを詰めます。これがないとウンチ出ないんだよな。
こちらはトウブドロガメのまるとこげの分。
こちらはうじちゃんの分。エビのひかりクレストタートルサンドの上から、さらにビタミン剤(通称:柑橘のソース)を垂らして準備完了。
はい、ではトウブドロガメのざぶまるから。
食べた!! えらいねえ!!
では次、トウブドロガメのおこげ。
え、い、いらないの??
いらないそうです……。そりゃ、大晦日にもご馳走食べてるからなあ……
う、うぺちゃんは?
はい元気!!!
ミシシッピアカミミガメのうじちゃん、さきほどの手間暇かけた健康おせちをよく食べております。
あぇ? もういらない? そんなバカな。入れとくんであとで食べてください。
モクズガニのブルちゃ………んは寝てる。まあ、入れるだけ入れとくか。
小判焼きをほぐして、ドジョウちゃんにあげますよ。
おーい……こっちも寝てる……
みんな朝だから寝てるわ。いつもご飯の時間は夜だもんね。4匹のイモリたちに至っては、隠れ家の奥で寝ていて、1匹たりとも出てこなかった。
さて仕方がない。生き物のおせちは、三が日の間でおいおい食べていただくとして。人間の食べ物を用意するか。
夜中に作った雑煮の汁に餅を入れるぞ!!
もちを入れる♪ もちを入れる♪ もちを入れるぞ♪
もちをもちを入れるぞ♪ もちを入れるぞ♪ (ビビディバビディブーのメロディで)
ご覧くださいこのエケチェンみたいな! 玉のような餅を!! 神社で初詣した時に、境内で餅つきして配ってたんですよ。清められたつきたての餅。こんなの初めてですよ。夜の間は神棚にいったんお供えしておいて、次は人間が食べる番です。
ああやだ柔らかい耐えられない! うまそうすぎる!!
ところでシェフ、大阪の人だから、味噌味の雑煮に丸餅焼かないで入れるよね。音音は岐阜人なので、おすましの雑煮に角餅を焼かないで入れます。おすましには、もち以外に「正月菜」「もち菜」と呼ばれる小松菜の親戚みたいな菜っ葉だけを入れるんですね(それが冒頭でまだ芽の状態だったアレなわけだが……)。こんなににぎやかな雑煮は、シェフと暮らし出してからが初めてです。
ちなみに、シェフの地域では、1日は味噌味、2日目はおすまし+焼き丸餅、3日目はまた味噌に戻る、という手のかかったルーティンになっているようです。しかし、もち菜は愛知の伝統野菜なので、大阪のおすまし雑煮には登場しないのでした。
屠蘇! 私は屠蘇も初めてです。
マアマアマアマア……オットットット……
はい、今年のおせち。本当に申し訳ない限りですが、年末ギリギリまで連勤だったため、すべてシェフの作。言い訳です。私は詰めただけです。はい……
では、早速いただきましょう。
うん、全てが最高に美味い。何よりももちが美味い!! 正月はこれでなくちゃあかん。本当に美味いんだが、
肝心の祝い大根は、あまりに小さかったせいでほとんど原型をとどめておらず、トロトロになっておりましたとさ。来年やり直し!!
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。