こんにちは、音音です。
先週日曜日、ブログを更新しようと必死になっていたのですが、はてなブログアプリに裏切られて下書きが3回も消え、、、
心が折れて、もう別日に別の記事を書くことにしてました。ぴえん……もう使わんぞ、はてなブログアプリ。この記事が運営さんの目に止まってたらぜひどうにかしてください。はてなブログアプリに殺される。
というわけで、書きかけていた別の記事を投稿するつもりだったのですが。
なんと!! 月曜、関西突然の梅雨入り!! うそだろ!! 去年からなんかおかしいよ!!
天気予報見て変だな〜、と思ってたんですよね。2週間も雨が続くし。台風はこっちへ向かってきてるし。え、まだ梅雨じゃないよね? 5月だよ? と思ってたら、まさかの気象庁さん「やっぱ梅雨でした〜!!」って勘弁してくれ!!
いやいや、それは気象庁さんのセリフですよね。気象庁さんが一番「勘弁してくれ!」と思ってるよね。すまん。勘弁してくれ、地球。
しかし、さすがにまだ先だと思ってたから、梅雨の準備まだ全然してないよ! 梅雨で怖いのは、一に多湿、二に高温、三四がなくて五に日照不足。
蒸れてかかる病気の一番は、うどん粉病であります。本当に、本当にすぐみんなうどん粉になる。TwitterのTLにも、うどんこ病を心配するタニラーや家庭菜園さんたちがちらほら。
だから、急遽我が家で最近実践したうどん粉病対策についてレポしようと思います!
まずは以前書いたうどん粉病対策の記事。
togimarufriends.hatenablog.com
2〜3日おきによく撒いて、風通しの良いところに置いてしばらく。結果……数回撒いたところでだんだん病床が小さくなっていきました。トドメに剪定をして、
togimarufriends.hatenablog.com
今、完全に治っています。
じゃあこいつはどうよ!!
これ、何だか分かります?
ミニバラの苗ですよ。あまりにもうどんこ病がひどすぎて、一見すると斑入りの観葉植物とかに見える。
よく行くホムセンで、売れ残って病気になった子がまとめて叩き売りされてたんですが、その中から特にひどい二株を買ってきました。タグも刺さってないうえに葉がこんなんなので、レジの店員さん、なんの植物かわからなくて困ってた。
さあ、このいかついうどん粉病を治すにはどうすればいいのか!? こいつを植えつけた後、動画を参考にしながら、うどん粉病に効く強化版重曹スプレーを作って、経過を見ていこうと思います!!
というわけでデン!!!!
まずは植えつけから。水捌けの悪いビニールポットに植わってたら、病気はひどくなる一方だ。
バラ苗はずっと前から育てたかったけど、難しそうだから断念していました。しかし今回、せっかくご縁があったので、土づくりから頑張るぞ!
あんなにオリジナル配合土の沼にハマるの避けてたのに、今や当然のように毎回配合しているな……
うどん粉病の白い粉はカビの胞子なので、他の植物に飛んで感染拡大しないよう、三密を避けて植物のいない部屋で植え替えします。百均の植え替えシートは、こういう時の強い味方です。土の袋に敷いてる緑のシート。
土をトレーに取り分けていきますよ。私のきたねえ足が写ってんな。
堆肥は、たまたまミョウガちゃんに買った「バラの堆肥」が余っていたので使いました。うどん粉病は蒸れるとひどくなるので、かなり水捌けの良さを意識した配合です。
ただ、鹿沼土をはじめ酸性寄りの土が多いので、これだとすごく酸性の土になってるかも。くん炭は弱アルカリ性ですが、それで中和するには無理がある。多少、苦土石灰を混ぜたほうが良かったかもしれませんが、バラがどれくらいの酸性度の土を好むのかは良く分かりません。
さて、問題はこれからです。
土を用意したら、次は株の用意。うどん粉病に一番効くのは、やはりシンプルに「病葉を切り落とす」だと思うのです。
うどん粉がついているところは、枝ごと切り落としていきます。
まだ切ります。
かーーーなりスッキリしましたね。スキンヘッドって感じです。下の方の葉が無事だったのは、かなり奇跡だったと思います。
あとは、
水で土を洗い流し、
植えつけられました!
鉢はプラ鉢でも良かったのですが、病気の子ちゃんなので、水はけ・保湿ともにバランスの良い安心安全の駄温鉢を選びました。
この時点でだいぶ綺麗にはなったんですが、うどん粉病の菌はどこについてるかわかりません。再発してくる可能性もあります。
だから、しっかりお薬をまいて、治しきってやらないといけません。
というわけで、買ってきたお薬をまいても良かったのですが、やっぱり服や周囲のものに付着してもできるだけ気を遣わずに使える薬がいい。家の台所にあるもので、パパッと手軽に作りたい。
で、以前彼氏が作ってくれたのが重曹すぷれーなわけです。ただ当時の重曹スプレー、お手軽で良かったのですが、強いて欠点を挙げるならば、葉っぱについた後水分が揮発すると重曹の白い粉だけが残るので、うどん粉病の病床なのか重曹の粉なのかわからないところ。あと、シャビシャビなのでめっちゃ垂れて流れる。
だから、今回はこちらの動画を参考にして、
強化版重曹スプレーを作っていくよ!
動画の説明では「野菜用」なので、花に使う時はかなり薄めで……と書いてありました。ただ、まだこの子たちは花がついてませんし、今回は元がかなりいかついうどん粉なので、そのままの濃さでいこうと思います。
お願いします!
まずは、ペットボトルに重曹15g(大さじ1)。
そこに、植物性のオイル200cc。
植物性のオイルならなんでも良いようなので、サラダ油とかでもいいみたいですが、とりあえずオリーブオイルを使いました。
さらに、中性洗剤を5〜6滴。
よく振ります。
死ぬほどマズそうな色の液体が出来上がりました。
これをスプレーに10cc入れて、
200ccの水で薄めます。
よく振って完成!
早速、バラ苗を外に連れてきて散布します。葉の裏までしっかり、水と油が分離しないようによく振りながらね。
オリーブオイルと洗剤がものすごく薬剤を展着させてくれるので、薬剤を撒いて数日は葉がツヤツヤです。雨が降っても、水がかかっても、オリーブオイルのコーティングが弾いてくれるので、うどん粉病の病床を広げません。
ただし、撒いた時に体に薬剤がかかるとめっちゃオリーブオイルのかほりになります。イタリアンボディ……
他の植物とあまり触れ合わないよう、そして雨にあまり濡れないよう、しばらく風通しの良い窓辺で管理しましょう。日光はあんまりないけど我慢してくれ。
ペットボトルに、水で薄める前の原液を保存しておいて、二日に一回のペースで散布します。
数日後、調子が良くなってきたので外に出しました。うどん粉病の再発はありません。思い切って雨にも当ててみたら、とても元気になりました。
このままの状態で10日ほど経ったところで、彼氏が「そろそろうどん粉病完治と言ってもいいんじゃない?」と。私もそう思います。
かなり順調に治りましたね、うどん粉病。キンカンの時は病床が広くて、なかなか殺し切るのに時間がかかりました。植物の体が小さかったのでこのペースで治ったのかもしれませんが、再発しなかったのはこの薬のおかげだと思います。
参考にした動画の中では大きなエダマメに使ってらっしゃっいましたし、「市販のどの薬を撒いてもダメだったけどこの薬で治った」との声もあるようです。かなり期待できますね、この薬。
ただ、この後発覚した難点が一個。
めっっっちゃアリがたかる。
そもそも、オリーブオイルにアリがたかりやすいらしい。散布が終わったスプレーボトルを外に放っておいたら、庭にいたアリが山になるほどわいていて、気がつかずに薬剤を作り、アリの死体の海の出来上がり。無事発狂。
全てのアリがオリーブオイルにたかるわけではないようなので、大して心配しなくて良いと思いますが、使ったスプレーボトルと薬剤の管理は室内でしたほうがいいようです。さすがに室内までオリーブオイルを求めて来ることはないからね……
散布をやめて数日後。雨が降った後に見てみたら、大きな葉っぱが皆黄色くなってきていた。
触ってみると、ボロボロ落ちる。落ちて落ちて、ハゲになってしまいました。びっくり。
しかし、よく見ると、枝からも根元からも新芽が。新しい、小さい葉っぱがもりもりと出てきています。調子が良くなってきたからか、病歴のある古い葉を全部捨てて、葉っぱを更新し始めたようです。植物って賢い!
このままうまく元気になってくれればいいな。
今回はここまでにします。
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次回もぜひよろしくお願いします。