こんにちは、音音です。
さて去年の冬から春にかけて、職場の子どもたちに春の七草を見せてあげるため、頑張って春の七草を全部育てていました。↓
togimarufriends.hatenablog.com
途中、ホトケノザのつもりで育てていた植物が実は近縁の別種だったり、生理障害で帯化して非常におぞましい見た目になったり色々しましたが、何とか全ての七草を展示することに成功。
するとね、まあその……欲が出てもっと揃えたくなるじゃないですか。理科には秋の七草も出てくるんですよ。ね。
ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、オミナエシ、クズ、フジバカマ。これぞ秋の七草。彼らが春の七草より難しい点は、春の七草に比べてデカいこと。みんなでかい。容易に育てられぬ。でもさあ!! 諦めたくないよねえ!?!?
というわけでデン!!!!
秋の七草に出てくるナデシコは、カワラナデシコのことです。大きく育つ植物でもないし、なるべく原種に近いものがいいと思い、花がピンク色のものを選びました。カワラナデシコの自生種って白色だと思ってたけど違うんだ。
それとヤクシマハギ。どうやら屋久島に生えている特殊なハギ……というわけではないようで、盆栽にも使われる観賞用の矮性種で、大変丈夫なんだとか。それは嬉しいな。野生で見られるものに近いのがいいけれど、ハギって元々けっこうデカいよね? それをコンパクトに管理できるなら大変ありがたい。
さて、それではカワラナデシコから植えていきましょう。土の配合は赤玉6:腐葉土2:ピートモス1:川砂1。実際のところ、川砂の代わりに花ごころの「サボテン・多肉の土」が大量に余っていたので使いました。ほぼ砂質なので大丈夫かな。
いくつかのサイトを見て、書いてあったやつ適当に配合した結果がこれなのですが、ピートモスは要らんような気もする。
ポットから抜いてみました。うーーーーん……根っこがなんだか貧相だな。
この暑さですし、根っこの量も少ないし、あまり積極的に根っこをいじって弱らせてしまったら二度と復活しないような気がする。下の方だけ崩して、植え付けます。
鉢底石はたっぷりめに敷いて、植え付けました。なんかもうすでに大分弱っているな。大丈夫か?
さて、次はヤクシマハギを植えます。土配合は、赤玉土6:腐葉土2:鹿沼土2。鹿沼土もかなり酸性寄りの土ですが、こいつはいっそ酸性度を気にせず、とにかく水捌け重視で配合します。
抜きますよ。
おお、こちらは根っこがかなり立派ですね。このまま、かるく土を落として根をほぐし、植え付けましょう。
植え付けました。
さて、彼らは一応野草の類ですので日なたが好きみたいなのですが、こんなバカクソ暑いのにマジで日なたが好きな植物は存在しませんのでね。明るい日陰で管理します。
〜2週間後〜
ナデシコ枯れた😌😌😌😌
何があかんかったんでしょうねえ……🖐️😎 やっぱりガンガン日が当たった方が良かったんやろか。いくつかのサイトには苦土石灰を混ぜて土が酸性に偏らないように、と書いてあるのですが、ピートモスを入れるとかなり土が酸性に寄るので、そのせいかしら。苦土石灰混ぜてなかったから……。
でも、植え付けた時から元気なかったんだよなあ……
仕方がないね、リベンジしましょう。同じお店から同じ種類の苗を注文すれば、きっと元々同じ株から分かれた苗をもう一度手に入れられるよね。
というわけで、今度はフジバカマ、オミナエシと一緒にカワラナデシコを注文。
ここで突然の閑話休題。苗が届いた次の日にとんでもない大雨が降り、庭の植物が元気になりました。こちらは雨が上がったあとの夜、ホトトギスの上で羽を休めるシジミチョウ。
ここしばらく暑すぎて全く見なかったのに、雨が降ったとたん家の中へ出現したデカいチャコウラナメクジ。生ゴミが落ちてんのかと思って雑に拾ったせいで、体に穴が空いてしまった……。申し訳ないから外に逃した。ナメクジならそれくらい塞がるだろうと信じている。
本題に戻りましょう。私はこんな夜中に何やってるんでしょうね?
スマホの灯りを頼りに深夜の根性植えつけします。まずは、以前失敗したカワラナデシコから。
やはりピートモスを入れるのはやめよう。赤玉土と腐葉土と、川砂のかわりにサボテン多肉の土を少々。
前買ったのよりも元気だな。
抜いてみました。雨に当たったのもあってポットの土はビショビショだったのですが、細かい根が腐っているのか、底の方が若干ぬるぬるしている。
もしかして前回枯れた原因ってこれか!? 弱っちゃいけないと思って、根っこをできるだけ触らずほぼ抜いたまま植えたがばっかりに、腐ったところを落とし損ねて鉢の中で腐ったのかも。今回は、もう余計な気は使わないで細かい根っこブチブチちぎって植えました。
はい、次。ナデシコ植え付け中の写真がこれ以上なかったので、次はオミナエシを植え付けます。用意したのは、去年トウガラシを植えていたプラ鉢。7号くらいかな?
こいつの土配合はオーソドックスで、赤玉土6:腐葉土4。元肥のマグァンプ。まあね、大体の植物はこれに植えときゃ何とかなるんです。
待ってオミナエシくん、それ君一体何株あるの?
いや多いな!! 通販サイトには「オミナエシ3号ポット」って書いてあったから、誰も一株とは言ってないんですけど。けど!! 5株くらいあるよね!?
何とか深夜、気力だけで植え替え終了。
翌朝、水をやって完了。このクソ暑いのにちゃんと育つのかな……
気温だけ比べると、サハラ砂漠のど真ん中にあるマリ共和国の古都トンブクトゥの方が涼しいまである。ふざけんな地球温暖化。
暑くても植物は待ってくれない。最後、フジバカマを植えます。土はオミナエシと同じ、赤玉土6:腐葉土4、元肥のマグァンプ。
そう、こいつが一番元気だから最後に回したんです。深夜の植え付けはオミナエシまでで力尽きました。
うむ、そこそこ根っこも立派である。
はい、植え付けました。水をやって、
完成。左から、カワラナデシコ、オミナエシ、フジバカマ。ヤエヤマハギだけは別所にいます。
実は去年の秋から育てているキキョウ。今回植え付けたやつが元気に育ってくれれば、秋の七草のうち五草が揃ったことになります。
残るはススキとクズ……。ススキは去年から、買ってきたススキの穂からタネ取って播いてみてるんですが、一度も発芽したことないんですよね。ていうか私イネ科アレルギーだし……
クズに至っては、栽培方法を調べたところ「確固たる目的、管理できる経済力と根性がない限り絶対に敷地内に植えてはいけない」って書いてあった。恐ろしすぎる。この辺ではあまり見かけませんが、ミントが可愛く見えるくらい繁殖力が強く、一度植えたら一瞬であたり一帯クズの王国になるくらい手に負えない植物らしい。
ィィィィィィでも諦めたくねえよお〜〜!! イネ科アレルギーはいっそ我慢すればいいとして、どうにかしてススキの苗を手に入れて、庭の一角に茅場を作りてえよ。クズにしたって、切花か観賞用品種か何かないのか。だってこの辺、全然野生のススキもクズも生えてないんだもん!!
とりあえず、家で育てられる種類は揃ったので、ひとまずはここで満足するか。
2週間後……
全員たいへん元気に育っているのですが、写真を撮るの忘れたので、chatGPT 4oさんにお願いして載せる写真を用意していただきました。まずは最初に植えたヤクシマハギ。
いやあモサモサに茂りましたね。ようわからんタワシみたいな白い花咲いてますやん。ハギってマメ科やと思ってたんですけど、葉っぱも花もブドウ科の植物によう似てはんのやなあ。
左から、オミナエシ、フジバカマ、ナデシコ。オミナエシとナデシコどう見ても2種類植わってますねえ!! 大体なんやそのナデシコは。どうみてもアリウムやないか。しかも下のテロップ、オミナエシはいいけどFUJIBAKTUNAとNAIDESIIKUってなによ。私はフジバカマとナデシコって言ってんや。私の知らんロシアあたりにありそうな花を適当にでっち上げるんじゃない。せめてテロップくらい注文通りにしてくれよ。
今回はここまでにします。
よろしければ、下のバナーをどれかポチッとしてください。
次回もぜひ、よろしくお願いします。